あらすじ斉藤が辻本に提示した、未承認薬「TS-1」を使用するという選択――。自分のがんが治ることはもはや無いと知った辻本は、自らの「死」と向き合うために、そして残りの「生」を全うするためにその提案を受け入れた。「死は敗北ですか?死は絶望ですか?死とは不幸で否定されるべきものでしかないのですか?」――人間の誰しもが向かい合わなければならない「死」。葛藤の果てに斉藤は何を見る。「がん医療編」、ここに完結。
漫画界のアンタッチャブルに触れた作品です。 漫画の二次利用がOKになったので、同じタイトルのAVがソフトオンデマンドから発売されたり、話題が絶えません。 漫画家と編集社とのパワーバランスを変えてくれた作品ですね。 素晴らしいチャレンジだと思います。 漫画自体も、健康保険制度の矛盾や医者都合よって歪められた医療について等、医療のアンタッチャブルに触れています。 非常におもしろい。漫画も漫画家も。