あらすじ手術によって膵臓のがんは除去したものの、主治医・庄司の指示で抗がん剤による治療を続ける主婦・辻本。彼女は「がんが治った人はすべてがんと闘った人たちなのです」という言葉を信じ、激しい副作用に耐え続けたが、がんは肺にも転移、既に「完治」の望みは絶たれていた。そのことを知った斉藤は「告知」の是非に思い悩む。そんな斉藤を見て、庄司はある医師たちの昔話を始めるのだった。
漫画界のアンタッチャブルに触れた作品です。 漫画の二次利用がOKになったので、同じタイトルのAVがソフトオンデマンドから発売されたり、話題が絶えません。 漫画家と編集社とのパワーバランスを変えてくれた作品ですね。 素晴らしいチャレンジだと思います。 漫画自体も、健康保険制度の矛盾や医者都合よって歪められた医療について等、医療のアンタッチャブルに触れています。 非常におもしろい。漫画も漫画家も。