あらすじ夏休みになって、木曽中ボクシング部は再度、少年院チームと対抗試合をする。基礎練習を積んだ少年院チームは善戦し、忠治―白椿の対戦も、壮絶な打ち合いの末ダブルKOの引き分けに終わった。二学期が始まる頃、北見冬彦という転校生が編入してきて、得意の剣道で乱暴の限りを尽くす。そして何と、忠治までもがただの一撃で倒されてしまい……。
この漫画が冒険王に連載されていた当時、小学生高学年だった私は単純に主人公赤城忠治の暴れっぷりが好きで読んでいたと思うが、今回、梶原一騎原作漫画として読み直しをさせて貰い、色々な発見が有りました。この作品以降の梶原作品に繋がる、例えば、橋の欄干を物語の流れに沿って使ったり、影の番長を登場させるなどのエピソードが面白く嬉しくなってしまいました。梶原作品を知る上で大切な作品だと考えます。単純に赤城忠治の豪快さ・爽快さだけでも楽しめる傑作だと思います。