あらすじ二年生になった忠治は、ケンカへのエネルギーを創立したばかりのスポーツ部強化に注ぎ、臨時部員として各クラブの助っ人を買って出る。最初は得意の柔道。区内柔道大会に出場した忠治は、木曽中を三位に入賞させた。これで忠治は、各部から引っ張りだこになる。次に野球部に入った忠治は、守備は下手だが超人的長打力で代打の切り札となったが、白亜学園戦ではエース疾風の変化球に手も足も出ずに三球三振。奮起した忠治は、極東大学野球部のエース・西田に、変化球うちの特訓を受け――。
この漫画が冒険王に連載されていた当時、小学生高学年だった私は単純に主人公赤城忠治の暴れっぷりが好きで読んでいたと思うが、今回、梶原一騎原作漫画として読み直しをさせて貰い、色々な発見が有りました。この作品以降の梶原作品に繋がる、例えば、橋の欄干を物語の流れに沿って使ったり、影の番長を登場させるなどのエピソードが面白く嬉しくなってしまいました。梶原作品を知る上で大切な作品だと考えます。単純に赤城忠治の豪快さ・爽快さだけでも楽しめる傑作だと思います。