あらすじ番長連合は自分たちでは忠治に敵わぬとわかり、合気道の師範代・秋月源次をけしかける。忠治は腕を折られながらも源次を一蹴りで倒す。負けを認めた番長連合は反省の証明としてゴミ(トラック数百台分)を埋めるための穴掘りを命じられる。一週間後ゴミは埋められ、余った土は土俵として作られる。初めて成し遂げた共同作業に番長連合は感激し涙する。これをきっかけに木曽中にもスポーツ部を作ることになる。忠治はキックボクシング部を作ること提案するが―――。
この漫画が冒険王に連載されていた当時、小学生高学年だった私は単純に主人公赤城忠治の暴れっぷりが好きで読んでいたと思うが、今回、梶原一騎原作漫画として読み直しをさせて貰い、色々な発見が有りました。この作品以降の梶原作品に繋がる、例えば、橋の欄干を物語の流れに沿って使ったり、影の番長を登場させるなどのエピソードが面白く嬉しくなってしまいました。梶原作品を知る上で大切な作品だと考えます。単純に赤城忠治の豪快さ・爽快さだけでも楽しめる傑作だと思います。