あらすじ

2021年、横山光輝が構想を開始し50年を迎えた不朽の名作『三国志』。ここに総天然色版として再誕!! 黄河のほとりで一人佇む若者は、母に飲ませる茶を仕入れるべく1ヵ月に1回訪れるという洛陽船を待っていた。時に中平元年(184年)、腐敗した漢の世を正すべく立ち上がった黄巾党ではあったが、その暴虐ぶりは人民の心をますます不安なものへと変えていた。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(1)黄巾賊の乱~(7)乞食部隊までを収録したものです。
カラー版 三国志 1巻
2021年、横山光輝が構想を開始し50年を迎えた不朽の名作『三国志』。ここに総天然色版として再誕!! 黄河のほとりで一人佇む若者は、母に飲ませる茶を仕入れるべく1ヵ月に1回訪れるという洛陽船を待っていた。時に中平元年(184年)、腐敗した漢の世を正すべく立ち上がった黄巾党ではあったが、その暴虐ぶりは人民の心をますます不安なものへと変えていた。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(1)黄巾賊の乱~(7)乞食部隊までを収録したものです。
カラー版 三国志 2巻
幽州の太守・劉焉に謁見した劉備たちは義勇軍を率い、黄巾賊討伐を申し出る。黄巾賊が幽州の大興山に陣を張ったことを知った劉備たちはこの戦いの先陣を務め、破竹の勢いで勝ち進む。青州城が黄巾賊に囲まれ落城寸前であることを知らされると、休む間もなく救援に向かうのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(8)初陣~(13)鉄門峡の死闘までを収録したものです。
カラー版 三国志 3巻
難敵・張宝を攻略し、鉄門峡での死闘を制した劉備たち義勇軍。勢いに勝る官軍は曲陽方面の黄巾賊軍を討ち果たし、都には平和が訪れたかにみえた。官軍の武将たちはそれぞれに恩賞を授かるが、劉備たち義勇軍はどんなに武功を挙げようと正規軍ではないというだけで冷遇される。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(14)十常侍~(19)何進将軍の死 までを収録したものです。
カラー版 三国志 4巻
謀殺された何進将軍の仇を討つべく、袁紹は十常侍に反旗を翻す。その戦いの最中、新帝と協皇子(陳留王)は張譲に連れ出されてしまう。何とか無事に2人を見つけ出した袁紹は、帰路、董卓に遭遇する。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(20)西涼の董卓~(25)奸雄立つ までを収録したものです。
カラー版 三国志 5巻
国を憂える将たちは、曹操の飛ばした檄に応え続々と河南に結集していた。何進将軍の腹心だった袁紹もその一人として轡(くつわ)を並べる。曹操は袁尚を反乱軍の総大将に推挙するのだった。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(26)義軍集結~(32)壊滅曹操軍 までを収録したものです。
カラー版 三国志 6巻
逃げる董卓軍を深追いした曹操軍は、地の利を生かし待ち伏せした董卓軍の反撃に遭う。窮地に陥った曹操を曹洪が救うが、行く手を大河に阻まれ、後方から迫る敵の軍勢に曹操は覚悟を決めるのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(33)曹操の危機~(38)和睦 までを収録したものです。
カラー版 三国志 7巻
袁尚の弟・袁術は南陽を任されていたが、土地はそれほど豊かではなく袁尚の援助に負うところが大きかった。兵糧が尽き始めた袁術は懇意にしている荊州の劉表に助けを求めるが体よくあしらわれてしまう。怒った袁術は、袁尚と劉邦、両者に恨みを持つ孫堅に密使を送るのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(39)孫堅立つ ~(44)絶纓の会 までを収録したものです。
カラー版 三国志 8巻
「絶纓の会」の故事通り、貂蝉を呂布に預けることにした董卓だったが、貂蝉の機転により翻意してしまう。貂蝉を妻にめとれず、恥をかいた呂布は、王允の口車に乗り、董卓打倒を決意するのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(45) 董卓暗殺計画(1)~(50) 罠と罠 までを収録したものです。
カラー版 三国志 9巻
死を偽装し兗州から呂布軍を退けた曹操だったが、天災に見舞われる。イナゴが大量発生し、地上から作物がなくなったのだ。兵糧が尽きかけた曹操は、黄巾賊の残党が汝南に多く残っていることを耳にする。彼らが備蓄した食糧を奪い、討伐することを決め、汝南に進軍するのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(51)イナゴ ~(57)土性の地 までを収録したものです。
カラー版 三国志 10巻
天文官の言葉に従い、土性の地である許昌に遷都した曹操は、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで権力を手にしていた。徐州の太守である劉備と幾度となく戦った強敵・呂布が共にあることが気がかりな曹操は劉備と呂布の自滅を狙い“二虎競食の計”を仕掛ける。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(58)二虎競食の計 ~(63)小覇王孫策 までを収録したものです。
カラー版 三国志 11巻
単騎で劉繇(りゅうよう)の布陣の偵察に向かった孫策は、太史慈と刃を交える。両雄の激突は孫策の身を案じた兵たちによって太史慈が退き、一旦の決着を迎える。孫策は劉繇軍の布陣と戦力から、零陵城にほぼ兵がいないことを知り、城を乗っ取ってしまう。後退する劉繇軍に孫策は奇襲をかける。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(64)奇略 ~(69)馬泥棒 までを収録したものです。
カラー版 三国志 12巻
かつて董卓に仕え、董卓亡き後、都をおもうがままにした李傕(りかく)と郭汜(かくし)の敗残兵が南陽の宛城に集い、曹操の治める都・許昌を窺っているという。曹操は呂布の動きを未然に防ぎ、討伐のため軍を進める。宛城の張繍(ちょうしゅう)は曹操に降伏したとみせて策略を巡らせる。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(70)南陽遠征 ~(75)苦い勝利 までを収録したものです。
カラー版 三国志 13巻
張繡(ちょうしゅう)と荊州の劉表が手を組み挙兵するという情報を耳にした曹操は、張繡討伐のため、南陽の宛城に向け出兵する。修理中の東の門を攻めるべく、西門を三日三晩攻めた曹操だったが張繍に仕える賈詡(かく)は曹操の企みを読み、東門に罠を仕掛ける。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(76)謀略戦(1) ~(81)陳父子の暗躍 までを収録したものです。
カラー版 三国志 14巻
呂布を陥れるべく、陳登は呂布軍に不利な情報を流し暗躍を続ける。ついに蕭関(しょうかん)の陳宮と呂布本隊による同士討ちを誘い、蕭関の城は曹操軍に占拠されてしまう。呂布は徐州城への後退を余儀なくされる。 ※本書は『【連載】カラー版 三国志』(82)秋風 ~(87)呂布の最期 までを収録したものです。
カラー版 三国志 15巻
下邳の城を攻略し、呂布を討ち取った曹操は、玄徳を従え許昌に入る。天子に謁見する機会を得、天子から出自を聞かれた玄徳は、天子の一族に連なる者であることを述べる。何かと玄徳を目にかける天子に曹操は一計を案じる。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(88)臣道(1) ~(93)袁術の最期 までを収録したものです。
カラー版 三国志 16巻
玉璽を手にした曹操は、力を蓄えつつある玄徳暗殺を企てる。車冑より玄徳暗殺を知った陳登は、張飛、関羽にその情報を伝え、逆に車冑を討つ。強大な曹操軍と戦う準備のできていない玄徳は、いま北平を平らげ、日の出の勢いの袁紹の力を得るべく、袁紹の尊敬する鄭玄に会うことを決める。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(94)暗殺命令(1) ~(100)名医吉平 までを収録したものです。
カラー版 三国志 17巻
自身の暗殺計画を知った曹操は、逆に毒殺しようとした吉平を捕らえ拷問にかける。厳しい責苦にも仲間の名を明かさない吉平に対し、曹操は公卿百官を招いた宴を催し、その場の余興として吉平を拷問にかける。騒然とする酒宴のさなか、その場を離れようとする公卿に曹操は詰め寄る。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(101)毒殺計画 ~(106)白馬の野 までを収録したものです。
カラー版 三国志 18巻
勢いに乗る袁紹軍に対し、指揮を執るのが力任せに進軍する文醜であることを知ると、曹操は荷駄食糧隊を先発させ、戦闘部隊を後ろに付ける策を取る。荷駄隊は真っ先に叩かれ、おびただしい食糧や荷物を残して潰走。文醜は曹操軍を追ってさらに軍を進めるのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(107)まき餌の策 ~(111)関西の周倉 までを収録したものです。
カラー版 三国志 19巻
玄徳のもとへ向かう関羽たち一行。徐州での戦いの後、主君である玄徳、義兄弟である張飛と離れ離れになっていた関羽は、張飛が汝南の古城を占拠している話を耳にする。張飛のことを知った関羽は、古城に遣いを送る。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(112)汝南の古城 ~(116)孫策の最期 までを収録したものです
カラー版 三国志 20巻
兵力、軍備力ともに曹操軍を上回っていた袁将軍を官渡の戦いで破った曹操。その勢いのままに、北方の袁一族を打倒し、着々とその地位を盤石なものとしていた。劉表のもとに身を寄せた玄徳は、江夏の地で起きた反乱を鎮めるべく出陣する。 ※本書は『【連載】カラー版 三国志』(117)江夏の乱 ~(122)浪士単福(2)までを収録したものです。
カラー版 三国志 21巻
軍師に迎えた単福の指揮のもと、曹仁軍二万五千を二千の兵で倒した玄徳軍。樊(はん)城を手中に治めた関羽は、樊城に戻る曹仁軍に追い討ちをかける。曹仁にとっては手痛い敗戦となった。樊城に入城した玄徳のもとを県令の劉泌が訪れる。劉泌の甥・寇封(こうほう)を気に入った玄徳は養子として迎えることを決める。 ※本書は『【連載】カラー版 三国志』(123)養子劉封 ~(131)お家騒動 までを収録したものです。
カラー版 三国志 22巻
劉表の世継ぎをめぐる継母の策謀を知った劉琦は玄徳を頼る。孔明はそんな劉琦を良しとしないが、劉琦の必死さに折れ、春秋時代、晋の献公の二人の子供の話を聞かせる。一方、曹操は南方攻略の第一歩に新野を滅ぼすことを決め、夏侯惇を総大将に10万の兵で進軍する。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(132)曹軍侵攻 ~(137)孔明 新野を焼く までを収録したものです。
カラー版 三国志 23巻
曹仁の率いる曹操軍は、玄徳軍の軍師・孔明の戦略のままに痛手を負っていた。自陣へ戻る曹仁に、伏兵として控えていた張飛が追い討ちをかける。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(138)難民 ~(144)百万曹軍 までを収録したものです。
カラー版 三国志 24巻
曹操軍100万に対し、呉の孫権軍は10万。国内は曹操と戦うか、降るかで二分されていた。孔明は単身、呉に赴き曹操軍との開戦を説くのだが……。※本書は『【連載】カラー版 三国志』(145)舌戦 ~(152)群英の会 までを収録したものです。
【連載】カラー版三国志(107) まき餌の策
広大な中国大陸を舞台に英雄、豪傑たちが繰り広げる壮大なドラマを総天然色版としてリリース。顔良の弟・文醜が指揮をとっていることを知った曹操は、戦闘装備を持たない荷駄隊を先頭に、戦闘部隊を最後方に配した行軍を開始する。荷駄隊を真っ先に蹴散らした文醜軍は、さらに進撃するのだが……。
世界名作漫画集

世界名作漫画集

横山光輝が、漫画家としてのキャリア初期、海外の名作を日本の少女向けに親しみやすい漫画で紹介した作品を『世界名作漫画集』として電子書籍化。各作品のエッセンスを取り入れながら、独自の作品世界を展開。後のエンターテイメントを追求していく漫画家としての端緒を楽しめる。1955年~1956年にかけて「少女クラブ」(講談社刊)に発表された『クリスマスカロル』『白鳥の湖』『沼のほとりの家』『あらしが丘』、1658年に「少女ブック」(集英社刊)に発表された『花きちがい』を所収。
千鳥の曲

千鳥の曲

時は幕末。大高源三郎は、黒船来航以来の徳川幕府の対応に、新たな時代を切り開くことを胸に秘めていた。藩内での些細な言い争いから、勢い余って仲間の同士を斬ってしまう。源三郎は妹の千鳥を連れて脱藩し、倒幕運動に身を委ねるのだが……。活劇のなかに兄と妹、それぞれの考え方や生き方を盛り込んだ群像劇。
由美と三太

由美と三太

花村由美と花村三太は、田舎で母と共に三人で仲良く暮らしていた。ある日、母が病気で他界してしまい、東京のおじさん・大倉豊三に引き取られ、大倉家で暮らしはじめる。はじめての都会暮らしにとまどいながら、二人は新しい日常を過ごすのだが……。『四まいの女王(クイン)』に次いで発表された横山光輝の初期少女まんが。
五郎の冒険

五郎の冒険

多くの学年誌にまたがって連載された『五郎の冒険』が現存する雑誌掲載時のカラーページ、扉ページを収録し完全版として電子書籍で登場!! 五郎のおじさん・多良良博士が発明したのは自航機(タイムマシン)。春休みを利用して、五郎はおじさんと自航機に乗り、時間と空間を超えた大冒険に出かける。
長征

長征

中国労農紅軍の極限状況下の戦略的大移動!毛沢東を中心とする紅軍十万人は、国民党 介石軍の猛攻を回避すべく、一万二千キロの長征を行い、最終的には大勝利を得た!20世紀の奇跡といわれた序章。
試し読み
鉄人28号 皇帝の紋章

鉄人28号 皇帝の紋章

少年時代、横山光輝氏の描いた『鉄人28号』に大きな影響を受けた長谷川裕一氏が、『鉄人28号』への愛情とオマージュをふんだんに盛り込み、漫画版ならではの緻密な設定、背景をもとに描かれた『鉄人28号 皇帝の紋章』がいよいよ登場!! 物語は金田探偵事務所を鉄人の活躍記事を手にした少女が訪れるところから始まる。巻末に「鋼鉄人間28号資料館」「『鉄人28号 皇帝の紋章』予告編」を収録。
刺客伝

刺客伝

武芸の名人、達人に出会うとその教えを受け、自分の技を磨いていた武人・荊軻が、始皇帝の命を狙うことになった経緯を巧みな筆致と流れるような物語展開で描いた『刺客伝』。後の『史記』『史記列伝』に連なる横山光輝の後期名編。作品発表時のカラーページを復刻。
少年ロケット部隊

少年ロケット部隊

雑誌掲載時のカラーページ、扉ページを完全再現し、長らく未単行本だった幻の少年まんが『少年ロケット部隊』を初電子書籍化!! 草間完治は、少年ロケット学校を卒業し、黒い稲妻・黒部が配属されているロケット基地に着任した。曲がったことが嫌いな草間は、着任早々、上級生とトラブルを起こすが、黒部に諫められる。少年たちは腕試しを兼ねて黒部とともにロケット機に搭乗し、宇宙へと飛び立つのだが……。
横山光輝 未収録短編集

横山光輝 未収録短編集

1961年~1963年にかけて「月刊明星」「別冊週刊明星」など週刊誌に発表された短編集。妻に対する不満を計画殺人で晴らそうとする中年男性の悲哀を描いた「わたしを深く埋めないで」、殺人を依頼にきた男性の悩みを聞く飄々とした男が胸の内で思うことは……「当社は安全確実」など8作品を収録。
仮面の冒険児

仮面の冒険児

【本書籍は期間限定発売商品です】町の領主・フック伯爵の子息・ピーターが、瓜二つの顔のギャングに襲われた。ギャングと間違えて警官に捕らえられたピーターは、20年の刑期で投獄されることに。ギャングはピーターになりすまし、やがて領主の地位に着くと傍若無人の振る舞いに出るが…。本作『仮面の冒険児』(原作:手塚治虫 絵:横山光輝)の初出は1956年「少年クラブ」増刊号。同タイトルの手塚治虫オリジナル作品は1948年に単行本(東光堂)で発表。※本文データは『黄金都市』(発行:小学館クリエイティブ)を底本に使用しています。