あらすじ漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008(平成二〇)没。「漫画家は屑拾いと同じだ。世の中の色々なことを拾って心に溜めておかなくちゃならない」漫画家・近藤日出造に言われた上田としこ。“世間知らずのお嬢さん”は屑拾いをし始める。満州の地で、女一人、働き始める。
途中まで満州が舞台になるのがネックになりそうですが・・・。 女漫画家パイオニアの一人である上田トシコ先生の人生を長谷川町子、手塚治虫両先生など他大物との絡みも交えながら描く女性版まんが道と呼べる力作かと。 漫画界で立場を固めた晩年部がペースアップしたので、その辺りをもうちょっと読みたかった気がしますが、全10巻でまとまって手に取りやすい作品です。