あらすじ時代は「漫画の時代」になった。さらに漫画は動きはじめる。「テレビまんが」────── アニメーションがテレビ放送され、全国の少年少女達は熱狂する。上田としこは漫画家としてその最前線から退いたが、漫画家だった。故郷を失い、大切な人を失い、漫画家は明日、漫画を描くだろう。人が明日を生きてゆくのと同じく、描くだろう。上田としこの人生、堂々完結。そして漫画は──────
途中まで満州が舞台になるのがネックになりそうですが・・・。 女漫画家パイオニアの一人である上田トシコ先生の人生を長谷川町子、手塚治虫両先生など他大物との絡みも交えながら描く女性版まんが道と呼べる力作かと。 漫画界で立場を固めた晩年部がペースアップしたので、その辺りをもうちょっと読みたかった気がしますが、全10巻でまとまって手に取りやすい作品です。