あらすじ「世間知らずのお嬢さんに漫画は描けない。働いて世間を知りなさい」漫画家・近藤日出造に言われ、満州で働き始めた上田としこ。時代は戦争真っ只中。女が一人、社会で働くことの様々な困難に直面する。「言わずにはいられない女」としこは、戦時下の会社組織とは勿論、同じ女同士とも衝突する。そして1945年8月15日、戦争が終わる。日本敗戦───。だが、満州における日本人の本当の“戦い”は、ここから始まるのだった…! 上田としこの運命は果たして!? 時代の暗さと空の美しさの両面を描破する第4集!
途中まで満州が舞台になるのがネックになりそうですが・・・。 女漫画家パイオニアの一人である上田トシコ先生の人生を長谷川町子、手塚治虫両先生など他大物との絡みも交えながら描く女性版まんが道と呼べる力作かと。 漫画界で立場を固めた晩年部がペースアップしたので、その辺りをもうちょっと読みたかった気がしますが、全10巻でまとまって手に取りやすい作品です。