あらすじシェフ園場の偽者現る!? 商売繁盛の一方で、レストラン「ヘブンズドア」の周囲がどうもキナ臭い。……とはいえ、オランダの後期印象派画家・ゴッホに捧げる「想いのこもった日本の料理」、平家打倒の功労者・源義経とその配下・武蔵坊弁慶の所望する「義経再興の料理」、魅惑のアメリカ女優・マリリン・モンローが求める「そのままの私のための料理」などなど、各時代の一流の偉人を慰める料理の腕は今日も冴え渡る!!
死ぬ前に何が食べたい?を具現化してくれるレストラン。 歴史上の偉人たちが死の間際にタイムスリップして、彼らの最期の望みを叶えてくれる。 偉人たちのキャラクターが画一的でないところがまた魅力的。ヒトラーはこう、ジャンヌダルクはこう、土方はこう…という見方を覆すというほどではないけど(カエサル≒江頭2:50、ガンジー≒波平には覆されたけど)人間らしい解釈で描かれているのが面白い! 普段は超絶ネガティブで割と駄目人間な園場さんがわがままなオーダーに素晴らしい料理で答えていく様は、もはや禅問答。生とは?死とは?という根源的な問いにあくまでも軽やかに答えていく。 料理漫画なのに壮大だなと思ったけど、食事は生命活動の根本であり喜び。美味しいものを美味しいと食べられることに、生きていることに感謝したくなる漫画です。 ホタルイカのブランダードめちゃくちゃ美味しそう ホタルイカの干物ってライターで炙って食べる以外にもこんなすてきな食べ方があるんだね