あらすじ第一次世界大戦時にスパイとして活躍し、女スパイの代名詞的存在となったマタ・ハリ。19世紀ロンドンで売春婦5人をバラバラ殺人した伝説の連続殺人鬼、切り裂きジャック。亡くなった飼い主が帰ってくるのを9年間もの間待ち続けた日本一有名な忠犬、ハチ公がタイムスリップしてレストラン・ヘブンズドアへご来店! シェフ園場の従妹・雪が働く小料理屋が舞台のスピンオフ「最後の小料理屋」も三編収録。こちらは太宰治、石田三成、伊藤博文がご来店!
死ぬ前に何が食べたい?を具現化してくれるレストラン。 歴史上の偉人たちが死の間際にタイムスリップして、彼らの最期の望みを叶えてくれる。 偉人たちのキャラクターが画一的でないところがまた魅力的。ヒトラーはこう、ジャンヌダルクはこう、土方はこう…という見方を覆すというほどではないけど(カエサル≒江頭2:50、ガンジー≒波平には覆されたけど)人間らしい解釈で描かれているのが面白い! 普段は超絶ネガティブで割と駄目人間な園場さんがわがままなオーダーに素晴らしい料理で答えていく様は、もはや禅問答。生とは?死とは?という根源的な問いにあくまでも軽やかに答えていく。 料理漫画なのに壮大だなと思ったけど、食事は生命活動の根本であり喜び。美味しいものを美味しいと食べられることに、生きていることに感謝したくなる漫画です。 ホタルイカのブランダードめちゃくちゃ美味しそう ホタルイカの干物ってライターで炙って食べる以外にもこんなすてきな食べ方があるんだね