あらすじ今回の偉人は全員女性!! “インディアンの姫”と祭り上げられ故郷を奪われたポカホンタス、ハワイアンの権利のため闘ったプリンセス・カイウラニ、ヨーロッパ型啓蒙君主を目指したエカチェリーナII世、大空を翔け太平洋で消息を絶ったアメリア・イアハート、戦国の世に生まれキリシタンの道を選んだ細川ガラシャ。――そして、腕を振るうのは女性料理人・御奴。逞しき女性たちを前に、シェフ・園場の活躍シーンはあるのか!?
死ぬ前に何が食べたい?を具現化してくれるレストラン。 歴史上の偉人たちが死の間際にタイムスリップして、彼らの最期の望みを叶えてくれる。 偉人たちのキャラクターが画一的でないところがまた魅力的。ヒトラーはこう、ジャンヌダルクはこう、土方はこう…という見方を覆すというほどではないけど(カエサル≒江頭2:50、ガンジー≒波平には覆されたけど)人間らしい解釈で描かれているのが面白い! 普段は超絶ネガティブで割と駄目人間な園場さんがわがままなオーダーに素晴らしい料理で答えていく様は、もはや禅問答。生とは?死とは?という根源的な問いにあくまでも軽やかに答えていく。 料理漫画なのに壮大だなと思ったけど、食事は生命活動の根本であり喜び。美味しいものを美味しいと食べられることに、生きていることに感謝したくなる漫画です。 ホタルイカのブランダードめちゃくちゃ美味しそう ホタルイカの干物ってライターで炙って食べる以外にもこんなすてきな食べ方があるんだね