あらすじタイムスリップして来たジャンヌ・ダルクに加え、安徳天皇も過去へ帰らずに留まることになったレストラン「ヘブンズドア」。身寄りのない子供を勝手に預かるわけにもいかず、警察や児童養護施設の人間を呼ぶも、安徳天皇が放つあまりに強い威厳により皆恐縮してしまい、うまく話がまとまらない。そんな折、アメリカ合衆国大統領のリンカーンがタイムスリップしてやって来るが……?ほか澤村榮治、ガンディー、リチャードI世がご来店!
死ぬ前に何が食べたい?を具現化してくれるレストラン。 歴史上の偉人たちが死の間際にタイムスリップして、彼らの最期の望みを叶えてくれる。 偉人たちのキャラクターが画一的でないところがまた魅力的。ヒトラーはこう、ジャンヌダルクはこう、土方はこう…という見方を覆すというほどではないけど(カエサル≒江頭2:50、ガンジー≒波平には覆されたけど)人間らしい解釈で描かれているのが面白い! 普段は超絶ネガティブで割と駄目人間な園場さんがわがままなオーダーに素晴らしい料理で答えていく様は、もはや禅問答。生とは?死とは?という根源的な問いにあくまでも軽やかに答えていく。 料理漫画なのに壮大だなと思ったけど、食事は生命活動の根本であり喜び。美味しいものを美味しいと食べられることに、生きていることに感謝したくなる漫画です。 ホタルイカのブランダードめちゃくちゃ美味しそう ホタルイカの干物ってライターで炙って食べる以外にもこんなすてきな食べ方があるんだね