国会議員の「世襲」の批判が高まる世の中ですが、我が鈴木建設も、社長のスーさんの甥っ子・多胡専務が世襲してしまっていいのか、などという批判があります。そこへ、多胡専務の他に、たたき上げの生え抜き副社長の秋山さんと、合併した別会社出身の須田常務が名乗りを上げて、次期社長争いが勃発したものだから鈴建社内も穏やかじゃない!?会社を分けた一大騒動へと発展する。そんな騒動を知ってか知らずか、永遠の平社員・浜崎ちゃんが中心となって、なぜか騒動の中心人物たちだけを集めた「ハゼ釣り大会」が催されることに!?もちろん犬猿の仲ばかりのこの呉越同舟のハゼ釣り船に波瀾が起こらない訳がない!!どうする鈴木建設、どうなるハゼ釣り船!?日本社会の、今ある問題をさらりとネタにする大人のためのコメディー漫画の決定版!!
巻数も百を超え、シリーズ映画も終わり、マンネリの極致に達した感もある。浜ちゃんの人の良さで乗り切る展開には、もう飽き飽きしてしまう。 人物の線にもバラつきが見え、画力の衰えも感じ取れる。 なのに。 オリジナルの中に、この画柄が無いと寂しくなってしまう。 マンネリの先にある空気感を掴み取った稀有な作品と言えるのかもしれない。