あらすじ裏社会で生きる人間模様を通し江戸時代独特の人情味もタップリ描かれる作品。江戸の町でも庶民に大人気の鍼師・藤枝梅安。だが裏の顔は元締の依頼を受けて金で殺しを請け負う仕掛人稼業。梅安得意の、悪を葬る必殺針が炸裂する「梅安地獄変」「梅安入墨」他、6編を収録。
池波正太郎の小説、仕掛人シリーズがあり、テレビドラマの必殺仕掛人があっての、この漫画「仕掛人 藤枝梅安」な訳ですが、巨匠さいとう・たかを氏の劇画色が強いです、ゴルゴ13みたいな梅安さんを時代劇に登場させ、巨悪を断つ仕掛人を演じさせます。原作の設定に忠実というわけではないのですが、マンガ作品としては充分に楽しめる内容だと思います。