極楽寺ひねもす日記

ワンオペ?!若坊主のドタバタ奮闘コメディー

極楽寺ひねもす日記
名無し
1年以上前

「お父さん本当は絵本作家になりたかったんだ」そんな夢を語られた翌日に、住職である父が家出をしてしまう…!そして母も父を探す旅に出てしまったので、副住職の息子がワンオペでお寺を切り盛りすることになっちゃった!初の一人仕事がヤクザの親分の葬式だったり、住職失踪のウワサも広まり檀家が押し寄せてきたり、平穏だったお寺ライフがドタバタしちゃうコメディーです。 表紙のお坊さんがイケメン過ぎて最初はピンと来ませんでしたが「ん?宮本福助?拝み屋横丁顛末記の作家さん?」と思って読んでみたら、いつもと変わらないノリでとても面白かったです。お寺と縁が深い関係である葬儀屋が幼馴染なのも個人的に好きなポイント。1巻がいいところで終わったので続きが気になります。

mahjong まんが王

俺は好きだけど

mahjong まんが王
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

元ネタがわかる人がもう少なそうだな あかつき戦闘隊/忍者武芸帳/おそ松くん/ハリスの風/ハレンチ学園/サイボーグ009/火の鳥/秘密探偵JA/包丁人味平/同棲時代はわかったけどその他はちょっとわからんかった。 このシリーズで聖闘士星矢とかハートカクテルのバージョンもあったと思うけど収録されていなかった。

Final Phase

最前線にいる人をたたえたい

Final Phase
nyae
nyae
1年以上前

常に命の危険に晒されながら、感染拡大を抑えるため、ひとりでも多くの命を救うために最前線で働く人たちの目線を体験したような感覚でした。凄まじい。 自宅隔離生活で人との会話に飢えてる人の描写も、今の自分は近いものを経験してるからこそ「ほんとそう…」となります。 ついウイルスは人間の敵と思いがちですが、人を殺すためではなく、あくまでも目的は寄生することなんだと、ただ憎むだけでは何もならないという考えを学びました。

妹に婚約者を譲れと言われました 最強の竜に気に入られてまさかの王国乗っ取り?

貴族令嬢がイケメンドラゴンのお嫁に行く話

妹に婚約者を譲れと言われました 最強の竜に気に入られてまさかの王国乗っ取り?
異世界スキー
1年以上前

妹に婚約者を横取りされた貴族の令嬢が半ギレ状態でドラゴンの生贄になりにいったところ気に入られたのでお嫁さんになったろうやん!ついでに世俗の関係を断って新生活始めたろうやん!となる物語。広告でよく出るようになってきて絵もキレイなので読んでみました。 主人公エリアナは『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』みたいに片っ端からアベンジするわけではなく、婚約破棄の元凶である父親、妹、元婚約者の王子にも説諭の場を設けようとしていて話通じるタイプでした。 と同時に、その敵キャラ連中のインパクトはちょっと弱いかなとも…。今のところただ意地悪なだけでどうしてエリアナを排除しようとしてたのか正直ピンときませんでした。もっと邪悪じゃないと倒し甲斐が無いなというのが少し気がかり。 とはいえ主題はエリアナと伝説の竜グリード(※イケメンに変身できる)とのイチャコラ異種族愛だと思うので些細な問題でしょうか。 2巻からは国取り要素も入ってきてこのままふたりが理想国家を建国する流れになるんじゃないかな。敵国を一瞬で制圧したのはちょっと笑っちゃいましたけど。 竜、7匹居るらしいので全員でエリアナを取り合ったりしたら面白そうとか思ってます。7匹勢揃いするんだろうか? あと巻末のおまけマンガが面白かった!ここのクオリティが高いのも読む楽しみになるので嬉しいです。

パルノグラフィティ

この家庭にして『BEASTARS』はうまれた

パルノグラフィティ
六文銭
六文銭
1年以上前

漫画家って破天荒なイメージなんですよね。 生活スタイルが乱れていることもそうですが、そもそも漫画を描く上で、ものの見方が「普通」ではないわけで、それを表現することで読者に新しい価値観なり考え方を与えてくれると思っております。 なので、必然的に「一般家庭とは異なる」という先入観があるのです。 だが、しかし。本作を読んで、その考えが全く変わりました。 もう公になっておりますが、『BEASTARS』の作者:板垣巴留氏は、日本男児必読の『刃牙』シリーズの作者:板垣恵介氏のご息女です。 刃牙を読んだことある人は同じように思ってくれるかもしれませんが、刃牙で表現される「父親像」(父性)がとにかくすごいので、一体、どんなふうに育ててきたのか?と気になってました。 結論いうと 破天荒なんてもんじゃない、めっちゃ良い家庭で育った ということ。 板垣家、なんという幸せ家族。その一言です。 性格の異なる二人の姉妹。 いつも褒めてくれる愛くるしい母。 イケてる祖父。 そして圧倒的な父! 本作内で父親を描く瞬間は、そう多くはないのですが、その分存在感があってすごいです。 また良き父親らしいシーン ーたえず気にかけてくれたり、子供ではなく一人の人間として扱ったりー があってほっこりします。 特に自分が印象深かったのは、巴留氏が学生時代に父親と会って別れる際に「スイカに2万円ほどチャージ」してくれるというシーン。 ここに感銘をうけた。 現金を直接渡すのではなく「スイカにチャージ」という点。 国民的大ヒットの刃牙の作者であれば、うなるほどお金があるはずなのに、子供に無尽蔵にお金を分け与えない姿勢が垣間みえて、めちゃくちゃしっかりした教育方針をもっているのだと感じました。 お金に関する親の考え方が一番教育に出て、ひいては子供の人格面に影響を与えると思うんですよね。 金持ちの親がドラ息子抱えるのは、お金に対する明確な方針がないからだと考えているので。 (作中でも出てきますが、巴留氏はバイトをしたり意外と貧乏学生もしております。) デビューも親の七光りでなんとかしようとしない姿勢も、こういうところからなのかしら? また、こんな家庭の一幕を垣間見せながらも、 基本は、作者独特の目線で描かれていてそれもまた面白いです。 スポーツ中継を見ながら、突然、TVにうつる選手と入れ替わったら?とか、ふつー考えないですよね。(その対策もまた独特で笑えます。) 『BEASTARS』は「多様な種と共存していく社会」を描くという意味で、ダイバーシティをうたう現代社会の写し鏡的な作品だと、私はとらえております。 そこには、他者に対する想像力が重要なのですが、 この『パルノグラフィティ』を読んで、作者のその能力の一旦(ないしは、育まれた過程)を見ました。 『BEASTARS』がより楽しめること請け合いです。

歳下の先輩ちゃん2

焦ったい恋の時間制限(と、後押しする仲間)

歳下の先輩ちゃん2
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

この作品は、なめたけ先生の『年下の先輩ちゃんには、負けたくない。』の続きであり、一応の終着点です。 ホームセンターを舞台にした、仕事の出来る女子高生先輩ちゃんと、気後れして敬語を使う後輩大学生の焦ったい恋物語は、一巻通してほんの少ししか進展しませんでした。 このジリジリした攻防のトキメキと、バイト仲間の楽しそうなやりとりを、ずっと見ていたいと思いましたが、彼らにはタイムリミットが待っています。 大学生の坂上は就職、高校生のかをりは進学……バイトを辞めればもう会うこともない関係。バイト以外の互いの世界も知らない二人。 時間制限の中でもなかなか前に進めない、二人の焦ったさを眺めているのも良い。けれどもきちんと気持ちを確かめ、勇気を持って相手に向かう時の高揚感たるや!時間と仲間に押されて進む恋の、一応の到達点を是非確かめて欲しい! ---余談--- それにしてもこんな二人、側にいたら見守りたくなります。坂上とかをりを見守る女子高生の若菜と新大学生の間中、さらに新加入の即戦力君なども、いつも一緒に働きながら二人をからかい、共に遊んだりしているのは、楽しそう。 中でもずっと見守って来た若菜。当初から二人を見守っていたこの女の子については、言葉を尽くしたい。 彼女のポジション、何気に楽しいです。気の合う仲間たちとワイワイしながら、仲間内の恋路を応援して、進展があれば心温かくなり、喧嘩すれば心配し……こんな時間がずっと続けば、なんて思ったりするかも(まあ、経験に基づく妄想ですが)。 最後の時間の、若菜の情動について、すごく分かってしまったというか、気持ちを共有してしまいました。泣きましたよ、ええ。 テキトーで時給以上働かない、でも明るくて仲間思いな若菜に……恋に落ちました(ポッ

うしおととら外伝

『うしとら』の世界を広げる外伝集

うしおととら外伝
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

『うしおととら』の短編エピソードが収録された外伝集。読めばキャラクターの魅力と本編の味わいがいやますこと間違いなしです! 家族を殺された鏢が仙界で仙術を身につけるまでを描く「桃影抄〜符咒師・鏢」や、紫暮と須磨子のなれそめを描いた「里に降る雨」、クリスマス嫌いの少年とうしおの交流が泣ける「プレゼント」など、本編人物を掘り下げるエピソードはどれも粒ぞろい。 最終巻のあとに外伝を読むケースが多いと思うのですが、もう一度1巻からキャラの活躍を読み直したくなっちゃうものばかりです。 なかでもとらの過去を取り上げたものが一番多く、平安時代の陰陽師との戦いをめぐる「妖今昔物語」、源氏の女武将巴御前ととらが出会う「雷の舞」、とらを封印した侍の物語を描いた「永夜黎明」と、時系列はそれぞれバラバラですが、外伝オリジナルのキャラクターが出てくるのが楽しいです。 なかでも「永夜黎明」の最終ページはあまりに美しく、これのおかげで読み終わると1巻にすぐ手が伸びるようになってるんですよね…。 個人的な一番のお気に入りは「雷の舞」です。女だからという理由で義仲とともに戦場に立てず、戦の終わりを「待つ」ことを強いられている巴御前。そんななか、尼僧とともに山に潜む物の怪の群れを退治することになるのですが、そこにとらが現れます(この登場シーンが最高!)。 「乗りてえ風に遅れたヤツは間抜けってんだ。」ととらに発破をかけられた巴御前は「待つ」ことをやめ義仲とともに決死の戦場に赴くのですが、この凛々しさにシビレます。 うしおだけでなく、様々な人のあり方をとらは変え続けてきたんだなというのが、なんかいいんですよね。 また、この『外伝』のコミックスには収録されていないですがうしおととらのコンビが外国の魔道士と対決する「ECLIPS」も超絶かっこいいです。 『原画集 月と太陽』や文庫版、完全版などで読めますのでぜひ。

愛にチェックイン

君にチェックイン!!

愛にチェックイン
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

国友やすゆき先生の遺稿のこのマンガの存在は知っていたがたまたま今回見かけてから買って読みました。 なんというかサイコーでした。「ダブル~背徳の隣人~」や「時男~愛は時空を超えて~」「ウタ★マロ~愛の旅人~」もすごいんですが、それと良い勝負いやそれ以上のポテンシャルを秘めて名作になりえたかもしれないのに途中で終わってマジで残念。俺の読む雑誌から国友やすゆき先生の連載が消えてからわかったんですがこの人マジで偉大でマンガ雑誌とかで重い話を読んだ後にこの人のマンガを読むと精神がニュートラルに戻って良い感じで雑誌というものを楽しめていたんだなとつくづく思ったりする。

普通の人でいいのに!

読まずに普通の人でいられたらよかった

普通の人でいいのに!
野愛
野愛
1年以上前

なんで読んでしまったんだと猛烈に後悔してしまうほどに凄い漫画だった。刺さりすぎてしんどい。 わかる と わかってたまるか と わたしはちがう が交互に襲ってきて冷静ではいられません。冷静に読み終わりましたけども。 しんどい!すごい!これを描ききるのがすごい。本気で描いたのか皮肉で描いたのかわからないけどすごい。すごい。

薩南示現流

トンボに構えたくなる

薩南示現流
名無し
1年以上前

偶然「肝練り」なる奇天烈な文化について知り、それがこの薩南示現流に登場するということで読んでみました。とみ新蔵先生の作品を読むのは初めてだったので、ワクワクしながら読み始めたのですが、結構意外なところがたくさんありました。 【絵柄】 バリバリ硬派に武士を描いていて格好いいのですが、ペンのタッチやコミカルなデフォルメが西洋っぽいなと感じましたなんというか…昔の海外の風刺画っぽいというか、ルパンっぽいというか。 【意外とノリが軽い】 絵とストーリーがバリバリ硬派なのに、コマのスキマで頻繁に先生が自分の作画にツッコミ入れまくりなのに驚きました。(たしかに昔の漫画は作者の独り言とか漫画家仲間への手紙とか多いですけど、こんなにセルフツッコミが多いのは初めて読みました) あと「✧」「♫」「♡」などの漫符が使われていて、野性味溢れる力強い絵とのギャップがすごい。 井上雄彦がバガボンドで極力記号を使わないように描いていると言ってて、それまでその必要性が理解できなかったのですが納得しました。 【作品への感想】 裸足で歩き回って足裏の皮を厚くし、その辺の犬の首ねじって食うのめちゃめちゃで好き。 善吉和尚22歳なの普通にびっくりだし、過去が壮絶すぎ。「道理のない憎しみ」って自分も持ってるんじゃないかなとハッとしました。 重位の修行シーンの描写が長くて濃密なだけに、そのあと長谷場たち弟子が割と簡単に示現流の技を習得しているっぽいのがちょっと気になってしまいました。もっと苦労してほしい。 日本史に明るくないうえ、前情報抜きで読んだので最後に巻末に「(財)示現流東郷財団・ホームページ」とあり、示現流も東郷重位も実在すると知り驚きました。

スーパーノヴァはキスの前に

地球滅亡と、読めない先輩の恋心 #1巻応援

スーパーノヴァはキスの前に
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

時間跳躍や並行世界移動で世界や大切な人を守る、という作品は、例えば『魔法少女まどか☆マギカ』のように、使命の重さと失う切なさ故に尊い!と感じる作品が多いと思う。 この『スーパーノヴァはキスの前に』も、時間跳躍で世界の滅亡を阻止しようとするのだが、それにしても…… 地球、簡単に爆発し過ぎ! 未来人のトキ君は、過去にやって来て皆の憧れの先輩と付き合う。先輩は地球の存亡に関わる存在……彼女が不満だと、地球は爆発!なので、先輩の恋心を満足させようとするが、トキ君はシャイな奴。キス一つままならず、地球をいくつも爆発させてしまう……おいぃ……。 それでもトキ君、次第に頑張って積極的になるが、先輩のツボが、分かったり分からなかったり……トライ&エラーを繰り返す。当然その数だけ地球滅亡。 先輩の心は、なかなかに不可解。トキ君はそれに、否応なく振り回される事になる。地球滅亡の切迫感の中にありながら、どうしても「不可解女子」と「振り回される情けない男子」の恋の攻防に心を持っていかれる。 恋の成就が世界を救う物語は、例えば『魔法先生ネギま!』シリーズっぽい、「軽さ」と「巨大感情」の両立に向かっていく予感がする。 さあ、先輩の欲望はどこまで膨らむのか……そしてトキ君それに応えられるか?色んな意味でドキドキだ!

夢見が丘ワンダーランド

夢と青春のオムニバス連載

夢見が丘ワンダーランド
チャンピオンスキー
1年以上前

とある事件をきっかけに地球のバランスが崩れ、現実社会が夢の中のような、ヘンテコになってしまった世界で繰り広げられる青春オムニバス・ストーリー。かなり何でもアリな世界観なので、物語の自由度は「実私」よりも高いと思う。週刊少年ハチのように熱い部分だったり、さくらDISCORDのような甘酸っぱいさもあり、これまでの増田英二ワールドを全て詰め込んだ感じがする。一話目からいい感じのフレッシュさを感じる内容だったし、オムニバス形式ということで、今まで見たことのない青春群像劇に期待です。

夏雪ランデブー

絶妙な関係性

夏雪ランデブー
Pom
Pom
1年以上前

季節を感じられる作品って、心温まってとても好きです。 花屋の店主六花の元旦那(既に亡くなっている)が見えてしまって、中々恋愛が前に進まない葉月くん。 元旦那さんは亡くなってるから、もちろん六花には触れられない。一番の切なさを感じたところがあったんですが、六花さんと葉月くんは現実で生きていて、二人の関係もどんどん前に進んでいるところですかね。 元旦那さんは、亡くなった時のまま全てが止まってるので。葉月くんとのやりとりとか諸々切なかったなあ。 花と人との描写はすごく綺麗で癒されました。

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