お近づきになりたい宮膳さん

もっとお近づきになってくれ!! 見てて最高にじれったい元ヤンとお嬢様

お近づきになりたい宮膳さん
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

高木さんや、好きな子がめがねを忘れた、顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君などなど。じれったい男女の学生青春モノなんて、こんなんなんぼあってもええですからね。そこに『お近づきになりたい宮膳さん』も足しましょう。 お嬢様学校から転向してきた宮膳さんは、お近づきになりたくて隙きあらば元ヤン・松林くんが好きな任侠映画のセリフを会話に挟み込むんだけど、「まさかこの人が言うわけないよな…」とスルーされてしまう…というプロローグから始まる物語。 1巻は終始こんなんばっかなんだけど、宮膳さんが何度も話しかけようと頑張るおかげで松林くんの緊張(警戒)が解けて、2人がちょっとずつじりじり距離を縮めていくのが尊い。 恋のはじまりを温かく見守るのってなんでこんなに幸せな気持ちになるんでしょうね。最高です。ただただ2人の幸せを祈っています。 (追記) 秋タカ先生の描くネコの体と顔、絶妙に癖が強くて本来笑うべきところじゃないんですけど笑ってしまいます。面白い。

終極エンゲージ

宇宙最強の女王を選ぶバトルロイヤルのゆくえ #完結応援

終極エンゲージ
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

全宇宙を統べる最強の王の妃にはある条件があります。それは女王決定戦で優勝した宇宙最強の女であること! 王子クリスは自身のクローン少女カルキを生み出し優勝を狙いますが、設定をミスったせいで自分の命が狙われることに。カルキから殺されず、決定戦までに未来の婚約者を最強の存在に鍛え上げることは出来るのか!?というのが物語の始まり。 「自分のクローンと結婚しようとする」っていうトリッキーな設定が人を選びそうですが、登場キャラクターの感情が「強くなること」を基準に動いていくのでみんなカッコイイ。どのキャラもクセ強めで、登場時点から何度も表情を変えて違う魅力を見せてくれるのが熱いです。最後まで読んだら全員好きになってるはず。 特にカルキちゃんは一見殺人マシーンかと思いきやクリスの何倍も人を思いやれる優しい子で、彼女の成長を見守るクリスとの距離感がいいです。 親子でもあり、分身でもあり、師弟でもあり、恋人でもあり、何より替えの効かない相棒でもあるという…唯一無二の絆が育まれていくのが素敵でした。 バトル・SF・ラブコメとさまざまな要素が5巻のあいだにギュッと詰まっていて読み応え抜群、王道の熱さがしっかり味わえます。設定で敬遠してる人こそ読んでみてほしい!

いとしのムーコ

いとしのムーコ完結

いとしのムーコ
さいろく
さいろく
1年以上前

いやぁ寂しい。 うちにも犬がいるんですが、ムーコを見て「うちの子もこういう気持ちだったりするのかな」と思って見てると本当に心が癒やされるんですよね。 ムーコは実際の写真とかも出てたりしてめっちゃ可愛いですが普通に柴犬で、特段変わったワンちゃんではないのだけど、漫画の中で描かれる彼女の小松さん大好きっぷりや一喜一憂っぷりが「犬ってこうだよねえ」と共感しか無いです。 そして共感するたびに犬を好きになる。 みずしな先生だったかイブニング編集部だったか忘れちゃいましたが、Twitterでも定期的にムーコの関連ツイートが発信されていて、それらを見るのも大好きでした。 どこまでノンフィクションかわかりませんが、最終巻もとてもハッピーな気持ちで終われたので良かったです。 本作を読んで柴犬を飼いたいと思った人も少なくないのではないかな? タイトルのとおり「いとしのムーコ」でした。 みずしな孝之先生、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。

押切蓮介短編集

押切蓮介の未収録短編(ホラー寄り)

押切蓮介短編集
さいろく
さいろく
1年以上前

グリーンまで読了。 ホラーなのにホッとするのは押切蓮介センセーが描くホラーのゾッとするけど他人事感(遠い場所のお話というか)を感じるところであり、押切先生の体験談だったりするとm9(^Д^)プギャーって思うとこがある(ピコピコ少年やハイスコアガールで親近感を持っているからかもですが)からかなと思っています。 押切蓮介先生には壇蜜に負けないぐらいいいオンナと結婚してもらいたい…と思いつつ、場末のキャバ嬢とかとくっついて意外と普通にいい家庭を作ってしまいそう、という妄想も膨らみます。 そんな先生の短編集ですが、ホワイトはコンセプトはそんなに強くなかった気がするけどブラックはかなりブラックな内容に寄せている?と感じました。 グリーンは山っていうところが多いからグリーンなのかな・・・? グリーンのあとがきで「次はイエロードロップ」と言ってたので続きも出るでしょう。そのうち出したいと言っていたピンクドロップにも期待を膨らませつつ。

夢中さ、きみに。

センスの塊!!

夢中さ、きみに。
名無し
1年以上前

独特な世界観、すごく好きっ♬ 林君は、他人には何を考えているかわからないだろうけど、本人の中には、一本筋が通ってる、芸術家タイプ。 二階堂くんは、自分の作った“二階堂像”を必死で守ってる感がかわいい。 そして、そんな二階堂くんの行動に気付いた?(気付かされた?)師匠、目高くん。 二階堂くん目高くん、ふたりの距離感もいい。

北極百貨店のコンシェルジュさん

新たなる西村ツチカ漫画の世界に感動! #完結応援

北極百貨店のコンシェルジュさん
nyae
nyae
12ヶ月前

こういう話だったのか…と全2巻読み終わって「ふぉ〜」とため息が出ました。 著者のファンからすると、あらすじにある"王道のファンタジー"って引きにならないというか、う〜ん?と思ってしまい、今まで1ページも読んでませんでしたが、完結を機に読みました。絶滅動物があつまる百貨店を舞台に人間が奉仕するような設定のこの漫画の、存在意義(メッセージ?)みたいなものが分かった気がするので、読まず嫌いも甚だしかった。東堂さんみたいな変な人もちゃんといて「これこれ!」という嬉しさも有り、高級百貨店のコンシェルジュという仕事の奥深さもしっかり描いて勉強になる。秋乃ちゃんの成長も自分のことのように嬉しい。 9話「嘘のお客様」がいちばん好きです。 なにより、この方の漫画をA5判で読むととても贅沢な気持ちになる。本っっっ当に絵が上手い…。(漫勉に出てほしい) まだ通して1回しか読んでませんが、読めば読むほど味わいが深まるスルメ漫画だと思います。

ライデン

マレーシアは関西だった…!? ヒーロー×宅配の南国ドタバタ劇!

ライデン
ななし
ななし
1年以上前

9月にマレーシアコミックが2冊日本で発売されたときに購入したものをやっと読みました。想像していたものと全然違った! 初っ端から金持ちのおばさんの止まらないゲロで始まることから分かる通り、ヒーローモノでありながら立派なドタバタギャグ漫画でした。表紙詐欺〜〜! https://natalie.mu/comic/pp/inboundcomic https://www.cinemart.co.jp/article/news/20201001003282.html 絵のデフォルメの感じが独特。日本の漫画っぽさと、西洋風のお洒落な線画アートっぽさがいい感じで混ざっている。 描き文字の効果音はアメコミ風の英語なんだけど、登場人物たちは小気味よい関西弁で喋り…と、多国籍感が半端ない。 タイ人のキャラが喋る時、セリフの最後にずっと「(タイ訛り)」がついてる演出も面白かった。 学校を卒業してから36回仕事をクビになったというロン毛でロックな雰囲気ただよう主人公のキングがある日突然、ビッグJCというおっさんにヒーロー「ライデン」にされてしまい、ライデン運送という「手紙以外何でも運ぶ配送屋」で働くことになるところから物語は始まる。 ライデンの前には常に「ジャカフ」という敵が立ちはだかるのだけど、このジャカフが生まれた経緯が面白い。 ジャカフは元配送屋で、強盗に襲われ会社に戻ったら仲間は誰も信じてくれず悲しみのあまり自殺、恨んで化けてこの世に戻り会社を燃やす。みかねたジャカフの相棒・コディスが彼を止めようと、黒魔術師に頼んで超能力をねだり「ライデン」となる。その2者の戦いは子孫へと受け継がれながら続いており、ビッグJCこそがその子孫でキングの前のライデンなのだという。 配送屋から生まれたヒーローなので、キングのまわりにはライデンの相棒だったという喋る宅配ボックス・メイシー(女)や、元馬のバイク・フラッシュ(男)など不思議なお助けキャラがいるところが魅力的。 他の海外マンガと同じく、読み始めて作品になれるまでちょっと時間が必要でしたが楽しく読めました。先がどうなるのか全く読めないので気になります。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01201874010000_68/

後ハッピーマニア

おかえりシゲタ。

後ハッピーマニア
さいろく
さいろく
1年以上前

まさか同じぐらい歳とって帰ってくるとは思わなかったよ。 高校の頃に読んで少なからず影響を受けた「ハッピーマニア」の続きが読めるというだけでも嬉しかったけど、まさかこんな展開とは。。 マンバではさすがに既にクチコミも盛り上がった後なので今更かもしれないけど、ハッピーマニアという作品と安野モヨコという作者は私にとっては岡崎京子とリバーズ・エッジ並の存在なのでどうしても読後感をクチコミで残しておきたかった。 フクちゃんもご健在で何よりだし、タカハシもタカハシだったのでタカハシだなー!って感じでもあり、自分が大人になってしまったがゆえに結構どっちの気持ちも「わかる」感じがしてしまって、今後に期待と不安が膨らんでおります。

岡崎に捧ぐ

新時代のちびまる子ちゃん

岡崎に捧ぐ
さいろく
さいろく
1年以上前

今のアラサー・アラフォーに刺さるちびまる子ちゃん的に言われているそうだけど、言われてみたら確かにそうだ! ただ、彼女らはちゃんと歳を取るので、同じような話が続いたりは一切しない。単純に「とても面白い」「良いよね」みたいな感想が出てくる作品。 作者であり主人公の山本さほと友人の岡崎さんはベクトルは違うものの二人共個性的で、とにかくアクが強い。 岡崎さんは家庭環境もめちゃくちゃだし全てを許してくれそうな聖母マリア的な存在にも見える(山本さん視点) 山本さんはそんなかけがえのない親友の岡崎さんを漫画にせざるを得なかったのであろう、というようなエピソードがてんこ盛りである。 ただ、山本さんはあえて岡崎さんと対比して普通っぽさが見える反面、そんなことするの!?と驚くようなことも割としている。 あえてそういう描写にしてるんだろうけど、それが漫画的でこの作品の面白いところでもある。 高校に入ってからの彼女らの関係もそうだし、山本さん単体での生活はアラサー・アラフォーな読者には懐かしさと共感とで色々うわー!ってなるのがまた良いところかもしれない。 一時期めちゃくちゃ話題だったけど、もっとずっと話題でいいし国民的漫画にしちゃっていいのに!と思ったけど内容的に子供には見せづらいかもしれない(笑) そして全部飛ばさずに読んで欲しい。 どのRPGだってエンディングだけ見たって味わえる感動は全てを歩んだ人と雲泥の差があるものだけど、それと一緒でちゃんと最後まで全部読んだ人はきっと最終話まで読んで良かったと感じるはず。

素敵な彼氏

THEピュア

素敵な彼氏
さいろく
さいろく
1年以上前

主人公「ののか」がピュアっピュアで、でも純真無垢とかってわけじゃない。ちゃんと人並みにしたいことがあるんだ!(その先は考えてないタイプ) そして本当にタイトルどおりの素敵すぎる彼氏だった。 完結したということで最後までバーっと読んで最高でしかない。 色々あるけど3組の組み合わせもなんだかんだ最高でした。 こんな恋愛したかったなー

世界は二人のために、二人は世界のために

前半の群像劇が好きかな

世界は二人のために、二人は世界のために
名無し
1年以上前

半年前に本屋でジャケ買いして読んでみたものの、正直よく分からないと思ってしまいそのままになっていたが、本棚を整理したら出てきたので再読。今回もう一度読んでみて、前半の群像劇とクライマックスの震災後の話は分けて考えた方がいいのかもしれないと思った。 前半の群像劇は問題のある人間ばかり出てきてとても面白い。自分はとくにサイコパスみたいなお巡りさんが好きだ。一人で問題を抱えて自暴自棄になっていた彼らが、それぞれに悩みを分かち合える相手を見つけて変わっていく…まさに「世界は二人のために、二人は世界のために」という話なので、そのまま物語が終わってもいいのになぁとも思わなくはない。 とはいえ、もともと東日本大震災のことを描かなくてはならないという気持ちから描き下ろしされたそうなので、最後の展開にうまく自分が乗れないのは震災が遠い日の出来事になってしまっているからなのかもしれない。

呪術廻戦

鬼滅の次は呪術

呪術廻戦
六文銭
六文銭
1年以上前

と周囲から言われ続けていた作品だけど、自分としては 「鬼滅がまだ未消化なんで」 と、読むのを遠ざけていた。 そんな面白い作品が同じ時期に2ついっぺんにあるとか、 なんか、読んでしまったらもったいなくて。 んでアニメ化して、その出来も素晴らしいようで、上記のような声が至るところにわきあがり、もう矢も盾もたまらず読んでしまった。 んまー、面白いこと面白いこと。 テンポの良さというか、もう常に全て出し切っているかのような怒涛の展開。 五条先生を筆頭に登場人物みんな良い感じで個性がたっている。 また、敵なのか味方なのかわからない宿儺(すくな)の存在! トランプのジョーカーのように切り札とも致命的にもなる感じが、物語に緊張を与えていて面白いんです。 まだ4巻なのですが、こりゃ秒で溶けていきますわ。 先を読みたいけど、未読がなくなってしまう恐怖と戦っています。 鬼滅もそうなのですが、記憶をなくして何度も読みたいと思える作品です。

巨娘

試し読み推奨

巨娘
名無し
1年以上前

木村紺の「神戸在住」や「からん」を読んでから手を出すと面食らうかも。それくらい他作品とかなり印象が異なる作品です。主人公のジョー(巨娘)がえげつないほど破廉恥でして、このアクが強さをギャグとして受け入れられるかどうかで、笑える人と苦手意識を持つ人に別れるように思います。自分は好きと苦手がちょうど半々くらいですね。 絵については神戸在住のような独特のコマ割りがありますので、この内容でこのコマ割りは、読み進めるのに少し慣れが必要です。(後半に進むにつれて読みやすくなりますけど) ジョーの焼き鳥店での話などは飲食業の話として面白い話も多く、その辺りのガッチリした仕事ぶりと、破天荒さのギャップが楽しめる方にはオススメです。

文庫 アル中ワンダーランド

ほんと弟と仲が良いですね

文庫 アル中ワンダーランド
nyae
nyae
1年以上前

やっちゃん(弟)が居なかったら、この方はとっくに死んでいたのではないかと思うのは大袈裟でしょうか。 アルコール依存症とはたぶん一生縁がない自分からすると、このようなエッセイはもう散々笑って終わりですが、少しでも依存症に近い人が読むとまた感じ方が違って、もしかすると救われる人もいるんでしょう。 しかし本編でも書いてるように、人生って何が起こるか分からないものだから、全くの他人事ではなくなるかもしれませんね。一応、気をつけたい。 今のところ犬を信仰してる点に関してのみ、私と同じです。

鳴かせてくれない上家さん

麻雀文化の広がりを確かに感じる麻雀ラブコメ

鳴かせてくれない上家さん
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

2018年にMリーグが発足してから早2年経ちますが、そのお陰もあってか今世間で再び麻雀が盛り上がっています。3シーズン目を迎えた今年は視聴者数も100万人を突破。とある大手企業では全自動卓の売り上げが4倍にもなったとか。 『咲-Saki-』のように世界の競技人口が億単位になるにはまだ暫くかかりそうですが、それでもノーレートの健康麻雀が老若男女問わず広がりを見せ続けているのは確かです。 となれば、当然マンガ業界にもそこ人気は波及して新しい麻雀マンガが生まれます。『鳴かせてくれない上家さん』は、『一色さんはうまぶりたいっ!』と並んで今注目の麻雀ラブコメです。 作画を担当するのは『バガタウェイ』や『サクラクエスト』の古日向いろはさんということで、女の子のかわいさはお墨付き。メインヒロインの後輩キャラ・上家さんはもちろんのこと、同級生で黒髪ポニーのお嬢様系ヒロイン筒井さんが個人的に推せます。 上家さんの奔放な行動や笑顔に翻弄されつつ、相手が自分のことをどう思っているのか、これから先どうなるのかドキドキするラブコメ分と、「鳴かせてくれない」にフィーチャーした麻雀分、どちらも詰まっていて一粒で二度美味しいです。 監修にはしっかりMリーグ所属の内川幸太郎選手が入っているのもポイント。巻末のおまけマンガでは、古日向さんが元々麻雀を解らなかったもののMリーグを観るようになってハマったというエピソードもあり、麻雀好きとしてはこうして麻雀文化が根付き広がっていくのは嬉しいなぁとしみじみ読みました。

サバエとヤッたら終わる

自虐風自慢なリアルガチ青春ラブストーリー

サバエとヤッたら終わる
野愛
野愛
3ヶ月前

桜井さん好きなのはポーズで結局サバエのこと好きじゃん、っていうか付き合ってるじゃん って8割の人は言いたくなる。と思う。 むしろ桜井さんは桜井さんで結局サバエみたいな女の子がモテるんだよなって思ってそう。 宇治の自虐風自慢じゃないか!いつでもサバエとヤレるって思ってるんだろ!はやく付き合え! なんて思いながらもこのくらいの関係がいちばん楽しいし逆にエロいんだよなあ。 中高生の爽やかキラキララブストーリーよりもリアルガチな青春みを感じます。いいなあ。

発明軍人イッシン

この系統のマンガは疲れている時にちょうどいい

発明軍人イッシン
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

南極海で発見された旧帝国海軍潜水艦に天才発明家「市奥一真」がコールドスリープで寝ていたが復活し、現在の親類である市奥家に住むところから始まる。 ギャグ漫画らしく現代の世界に違和感なく馴染んでいき市奥家を含めて色々な騒動を起こしていく。発明した薬の効力で人語を喋るようになった全く可愛げがない口の悪いハムスターがお気に入り。途中で名作「魔太郎がくる!! 」をモチーフにしたライバルキャラなどが登場したがいつの間にか終わった...

騎士譚は城壁の中に花ひらく

雑用に励む騎士見習いくんの中世ほのぼの日常マンガ!

騎士譚は城壁の中に花ひらく
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

表紙の美しさとあらすじが気になってためし読みしたところ、「これ嫌いな人居ないでしょ…!」っていう最高のやつでした。説得力のある細かな描写と解説、中世ヨーロッパ風世界の日常が柔らかい線で丁寧に緻密に描かれていてワクワクがとまらない…!! https://comic-gardo.com/episode/13933686331610129034 乙嫁語り、カイニスの金の鳥、月と金のシャングリラなど、ある時代の暮らしを丁寧に切り取った作品はそれだけでウットリと世界に浸ってしまいますが、これもまたそれらの作品に連なる素晴らしい作品でした。 物語は貴族の師弟で騎士を目指して下働きをしているロサくんが朝目覚めるところから始まります。 もうこのシーンが最高。ラピュタか世界名作劇場か…といった素晴らしい生活感。 ロサくんが暮らす高い塔の狭い1人部屋、馬房、騎馬訓練場へと次々に場所が移っていくのですが、途中に巻物(スクロール)っぽいコマや、アール・ヌーヴォーっぽい枠が登場し、日常で使われている道具や部屋についての解説が行われるのがとにかく素敵。 あとがきによると本作は「騎士(見習い)が主人公なのに、バトル無し日常漫画」とのこと。 も〜〜〜そういうの大好きです…!! そしてこの主人公のロサくんにはある大きな秘密があって、それがまた今後どう物語に関わってくるのか続きが楽しみです!

愛しのこずえさん

好きな人は人類最強♡ 強すぎる女子こずえさんとのラブコメ!

愛しのこずえさん
名無し
1年以上前

華奢なよしろうが恋したのはタイヤを担いで登下校するのが日課の屈強な女子・こずえさんだった! こずえさんの最強ぶりがとにかく爽快。 そのあまりの覇気で小動物が気絶してしまうため、小動物が近くにいるときこずえさんは心臓を止めるのがデフォ。自分で心臓止めるって承太郎かよ…!! (ちなみに表紙でよしろうが持ってる「投げて」のうちわが意味するものはキスではなくよしろうの体のこと。パワフル) 強すぎるこずえさんのそばにいるために何度もボロボロになるけど、そのたびに惚れ直すよしろうの愛の深さもいい。 「裏山の生態どうなってんの」とか「おれまだ挟まってるあたりからうまく想像できてない」とか作中で一度も名前の明かされない友達のツッコミがいい味だしてた。 https://comic-polaris.jp/kozue/

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