北極百貨店のコンシェルジュさん 西村ツチカ
祝・アニメ映画化!
こういう話だったのか…と全2巻読み終わって「ふぉ〜」とため息が出ました。
著者のファンからすると、あらすじにある"王道のファンタジー"って引きにならないというか、う〜ん?と思ってしまい、今まで1ページも読んでませんでしたが、完結を機に読みました。絶滅動物があつまる百貨店を舞台に人間が奉仕するような設定のこの漫画の、存在意義(メッセージ?)みたいなものが分かった気がするので、読まず嫌いも甚だしかった。東堂さんみたいな変な人もちゃんといて「これこれ!」という嬉しさも有り、高級百貨店のコンシェルジュという仕事の奥深さもしっかり描いて勉強になる。秋乃ちゃんの成長も自分のことのように嬉しい。
9話「嘘のお客様」がいちばん好きです。
なにより、この方の漫画をA5判で読むととても贅沢な気持ちになる。本っっっ当に絵が上手い…。(漫勉に出てほしい)
まだ通して1回しか読んでませんが、読めば読むほど味わいが深まるスルメ漫画だと思います。