処方箋上のアリア

月スピでも薬剤師漫画が始まったな

処方箋上のアリア
名無し
1年以上前

ちょうどアンサングシンデレラのドラマ見ているので「おっ」と思って読みました。こちらの舞台は処方箋受付をしている薬局。病院にかかった際に行く人がほとんどな場所ではないでしょうか。 まず登場人物が癖が強い。高圧的な主人公薬剤師・麻生と、ちょっとアホな新人薬剤師・愛莉。しかしその麻生の観察眼と処方箋を盲信しない疑い深さが患者の隠れた苦悩を取り除くきっかけになるようです。「薬局っつうのは処方箋がなくても来ていい場所だ。」という麻生の言葉にすこしハッとしました。(とはいえ何でもかんでも相談しに薬局に押しかけたりしたら迷惑がられそう…と思ってしまうが)

くらしき ぎゃらりーかふぇ物語

癒やしを求めているあなたに♬

くらしき ぎゃらりーかふぇ物語
名無し
1年以上前

癒やされます。 特に、コロナ禍の今、見失いがちな、人な優しさ、繋がり、支え合い、思いやり、人としての大切なものが、溢れている作品です。 絵もふわふわ優しく、乾いた心に優しく染み込んできます。 都会でギスギスした人間関係に疲れている人は是非読んでください。 心が、ほんわりします。 かふぇに飾られている素敵な絵の秘密も描かれています。

カラオケ行こ!

突飛な設定が違和感なく染み込みます。

カラオケ行こ!
干し芋
干し芋
1年以上前

和山やま先生の作品はやっぱり好き♬ 突飛な設定で独特の世界観が展開されるけど、置いて行かれることなく何となく自然に染み込んでくる。 絶対音感を持っている組長とのカラオケ大会で一番歌の下手な人が、組長の趣味であるが下手っぴな手彫りの刺青を入れられるって・・・。 ヤクザが、中学生の合唱コンクールに出向いて歌のコーチを探しに行くって・・・。 そして、ふたりの友情が芽生え始めるって・・・。 見どころ満載で面白いです。

谷の向こうの吉沢

「不気味の谷」という現象

谷の向こうの吉沢
名無し
1年以上前

無知なもんで「不気味の谷」と呼ばれる現象のことをこれを読むまで知らずにおりました。 たしかに現実に、人間に限りなく近い動作をするロボットがいたら、「怖い」「気味が悪い」と思うだろう。創作物ではしばしばなかったことにされるけど、この読切はまさにその現象を取り上げてそれによる周囲の人間の反応を描いてます。 自分はどちら側だろうと考えると間違いなく気味悪がりながらも面白がってしまう方なんだけど、人間みたいなロボットに対してリアルな友達と同じような感情を持ってしまう人間鈴木くんと、ロボット吉沢くんとの関係性はなんか羨ましく感じました。

クリームソーダシティ

完全版じゃない方から読んでみる

クリームソーダシティ
名無し
1年以上前

「ここで終わったのか…」を味わってみたかったので、クリームソーダシティ 完全版ではなく普通の単行本の方を読んでみた。なるほど皇先輩がラフォーレの屋上から飛び降りて、TACO介がクリームソーダシティを思い出すところで終わるのか。偶然だと思うけど割とキリがいいところではある気がする。漫画ってぶつ切りみたいな終わり方がよくあるから、自分はこれで終わりですって言われたら受け入れちゃうかも。作者の方が消化不良だろうな。読んでて過激っぽいセリフがあるとハラハラしてしまって、我ながら不健全な楽しみ方だなと思った。やっぱり完全版の方がなんとなく安心して読めるから、そっちを読んだ方がいいね。

腸よ鼻よ

内臓までエンターテイメントにできる天才

腸よ鼻よ
野愛
野愛
1年以上前

世界一面白い闘病漫画ここにあり。 漫画家を目指すうら若き女の子に突然訪れた悲劇、なんだけど読んだら絶対笑う死ぬほど面白い漫画です。 漫画を描いては入院し手術し、退院して漫画を描いては入院し…という楽しくないはずの日常をひたすら楽しく見せてくれます。 クソな医者にあたったことも、駅のトイレ使っただけで感染症になったことも、成人式行けなかったことも全部全部笑いにするんだから全くん(お姉さんの呼び方で呼びたい)すげえな!かっけえな!ってなります。 全くんがストーマの袋たっぷんたっぷんにしながらプロレス観戦して一緒に写真撮ったスーパーマンタロウの中の人より元気に生きてるもんな。マンタロウの中の人は最近病んでてちょっと心配。嫁かわいいのにな。 いちばん笑ったエピソードは美容師にリーゼントにされて海に行った話なので病気あんまり関係ないですね。 腸があろうとなかろうとこの人は世に出ていただろうという面白さ。自分の内臓までエンターテイメントにできる人間なんてなかなかいないよ、天才としか言いようがない。 ガンマと言えば腸よ鼻よとはずネジが二大巨頭よね。異論は認めません!

学園恋愛者!

タイトルは直球だけど内容はかなり突飛

学園恋愛者!
nyae
nyae
8ヶ月前

恋愛禁止の女子校に入ったものの、コッソリ恋愛をしようとしてしまう主人公。バレた時にはもう大変。犯罪者扱いです。しかし、いずれ学園の横暴なやり方に反発し、校則をも変えてしまおうと、立ち向かうというストーリーです。 禁止されてるから燃え上がるのか、純粋な恋愛をしているのか。つい周りが見えなくなってしまう幼稚さもある10代の恋愛が、学園から受ける仕打ちによって冷静に俯瞰で見ることができるようになるという構図が面白く読めます。 なにより自分は栗原まもる先生のユーモアセンスと緩むことのない猛スピードなストーリー展開のファンで、この漫画もそれをこれでもかと味わうことができるので好きなんです。 また、脇役キャラとして出てくる松木さんというわりとボーイッシュな見た目の女子がいるんですが、その子の見た目が本当に好きで、大袈裟ではなく惚れます(正直、いちばん強く言いたいのはこれ)。あまり恋愛に関心が高くなさそうな松木さんが、違反者が入れられる反省棟で主人公と出会うのは、なぜなのか。そこには切ない理由があるんですけど、松木さんを主人公にしたスピンオフを描いて欲しいくらい良いんです。 ▼松木さん(右)

ソルフェージュ

どれを読んでもよしながふみ先生らしい作品だった

ソルフェージュ
名無し
1年以上前

表題作の「ソルフェージュ」は小学校の音楽教師の男と声楽家になりたい男子中学生の話なのですが、二人の関係のことで教師が悩んでいるたびに、そのことに気づいてくれる教え子の小学生の女の子の存在が印象に残りました。 他にも4本の読み切り(「本当に、やさしい。」「パンドラ」「昨日よりいつも違う日」「すこしだけ意地悪な告白」)が収録されていますが、ふと思い出すとしたら表題作よりもこちらの読み切りかもしれません。私は「すこしだけ意地悪な告白」が一番好きです。

今日もいい天気

「田舎暮らし編」を読んでみた

今日もいい天気
名無し
1年以上前

山本おさむ先生が都会暮らしに疲れてしまい(鉄腕DASHに憧れて…とも描いてあった)、奥さんのご両親の地元である福島県の田舎で暮らしを始めたことを描いたエッセイ漫画です。私が読んだ「田舎暮らし編」では、田舎で暮らし始めた一年目の出来事がまとめられているのですが、途中から奥さんの両親と同居したり、芝犬のコタを飼い始めたり、夏子の酒の尾瀬あきら先生も近所に家を借りたり、たった一年間の出来事とは思えない充実っぷりだな〜と思いました。 元陸軍上等兵のお義父さんがとても気難しそうで、同居したらトラブルが起きないか心配だったのですが、実はこのお義父さんがとてもよく出来た人なんですよ。お義父さんの意向で生前に建てたお墓の話には感動しました。

おじさん、ドル活はじめました!

アイドルを好きになることのポジティブな効果

おじさん、ドル活はじめました!
hysysk
hysysk
1年以上前

私もおじさんですが最初にK-POPを好きになったのは約10年前。KARAや少女時代、2NE1が活躍していた頃です。f(x)が初来日すると聞きつけて東京国際フォーラムにも行きました。めちゃくちゃ女性客が多くて、こんなに女性のファンがいるのか?と驚いたのですが、一緒に出演していたSHINee目当てだったことが判明(青春不敗というテレビ番組の記念イベントだったのだけど、そういう文脈を知らなかった)。女性ファンのお洒落さと、いい匂いに衝撃を受けました。 当時男性ファンが中心のアイドル現場に行くと、悪臭で不快な思いをするし、服装もだらしないので、正直周りから同類だと思われたくないという気持ちが強かったのですが、女性ファンには「好きな人に会いに行く」という意識を感じました(握手の前にお手拭きを使っている人もいた)。 前置きが長くなり過ぎました。 話自体はおっさんがアイドルを好きになることで、会社でも若者と打ち解け、家庭の絆も深まり、いいことづくめというご都合主義的なもの。でも、これ実際本当にいいことづくめなんですよ。アイドル達はダンス、歌、語学とあらゆる面で努力しており、その姿を公開しています。ファンはそれに刺激されて、自分も頑張ろうと思う。そういう熱量が描かれています。熱量だけでなく、節度(自分の振る舞いが周りにどう影響するか)についても。当初は3話の予定が7話になったとのことですが、もっと長く続けて、K-POP業界の仕組みや文化(カムバックとかトレーニングとかオーディション番組とか)も解説的に描いて欲しかったです。 私もNizi ProjectをきっかけにK-POP熱が再燃、TWICE、ITZY、BLACKPINKとはまっていき、挫折した韓国語の学習も再開し、ようやくハングルは読めるようになりました。早く歌詞や会話をダイレクトに理解できるようになりたい。そして踊れるようになりたい。。

ボイスラ!!

低音ヤンキー声優になる!!

ボイスラ!!
たか
たか
1年以上前

カラー絵に惹かれて読んだ!めちゃくちゃアニメ化しやすそうな内容だし人気出そう。 「低音ボイス・今どきスマホもPCも持ってない・家族と交代で家事をする・妹思いのヤンキー」という属性てんこ盛りの設定も悪くない…!妹が絵描いてるから、バクマンみたいな展開もあるのかなとちょっと思った 【OctoのTwitter】 https://twitter.com/0ctter/status/1122711017006321664?s=20 【公式】 http://www.gmaga.co/comics/voice/

夢中さ、きみに。

祝実写化、というわけで振り返る

夢中さ、きみに。
さいろく
さいろく
1年以上前

振り返って読んだが、これは確かに何回も読んでも良い作品だった。 2回目も十分に楽しめました。 私は小松くん(中3)と目高くんが好きです。 実写化では林が主役のようだけど、話ごとに〆がある作品だしどうするのかな?というのは気になる。 全部やるなら二階堂誰がやるんだろう。

鬼滅の刃

鬼滅の人気投票の結果についてあれこれ言うスレ

鬼滅の刃
名無し
1年以上前

個人的には1位善逸で「マジで!!?」ってなった。 https://news.yahoo.co.jp/byline/okadayuka/20201026-00204822/ 1位:我妻善逸 17451 2位:冨岡義勇 13281 3位:時透無一郎 11948 4位:竈門炭治郎 9045 5位:胡蝶しのぶ 8787 6位:嘴平伊之助 8750 7位:煉獄杏寿郎 8000 8位:伊黒小芭内 6204 9位:不死川実弥 5716 10位:栗花落カナヲ 5305 10位までがこんな感じ。ちなみに11位禰豆子です。

潮騒のふたり

今年最高峰のBL

潮騒のふたり
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

すっかり寒くなってきましたね。寒さには強い私もとうとう暖房を使うようになってきた今日この頃ですが、この『潮騒のふたり』は読んでいるだけでじっとりと汗をかく蒸し暑さを覚えるような、そして同時に胸を焦されるような、異様で夥しい熱量を放っています。 1994年、関西のとある中学を舞台に、不良新任教師・屋敷と8歳年上の人気教師・比奈岸の恋愛が描かれる物語です。 90年代半ばという時代設定を非常に丁寧に巧みに描いており、令和3年にもなろうという時期にこんなにエモいポケベルでのやり取りを見られるとは思っていませんでした。 絵も設定もディテールが丁寧で素晴らしい作品なのですが、特に好きなのはインモラルで奔放な屋敷が教師用の格安アパートを借りずにわざわざ自分で部屋を借りているその理由です。普段の彼の姿からは想像もできないロマンチシズムの発露とそのギャップは、人を好きになるのに値する良いエピソードでした。 屋敷の刺々しくも内にある柔らかなもの、比奈岸の順風満帆に思える人生の向こう側にあるもの、その二人の交わりによって生まれる化学反応、そして変化に胸の奥が疼きます。 こうした描写の積み重ねによりキャラクターにも肉感が与えられているからこそ、まだBLという言葉が浸透していなかった頃の、男性同士での恋愛の禁忌性が今より遥かに強かった時代設定が輝いています。また、今よりも更に厳格さが求められまだ体罰などもあった時代の、規範たるべき教師としての葛藤も美味しいです。 オタクという言葉がまだ平仮名で書かれていた時代の不登校のおたくである女子生徒が長野まゆみ、銀色夏生、栗本薫が大好きというシーンがあるのですが、90年代にその辺りを読み漁っていた人間として非常に強い共感を覚えると共に懐かしさに浸りました。 50ページ以上の描き下ろしがあり、webで読んだ方もこの結末は必見です。 BL作品でそれなりに交合するシーンも描かれはするのですが、それでもこれは男性と男性でありながら人間と人間の普遍的で切なく狂おしくも愛しい物語であり青年マンガ的な側面も強いので、普段はBLは読まないという男性にも、『コオリオニ』位なら大丈夫というマンガ好きの方にもお薦めしたい作品です。 様々な部分で好みは分かれる作品であることは間違いないですが、それでも今年のBLの中でも個人的にはトップクラスです。

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