ユウは何を見たか

マニラで過ごした日々を描く実録漫画 #読切応援

ユウは何を見たか
名無し
1年以上前

父を追ってマニラを訪れたニートの青年ユウ。時代は平成初期ということなので今から30年前くらい、出来事はすべて実話というフリで始まるのでどんな些細な描写もなんだか重みを持って見えてくるのが面白かったです。 何も持たず、さしたる目的もなくただマニラで時を過ごすユウの感覚がリアルで、4コマで淡々と進んでいくスタイルとよく合ってます。おやじさんの怪しさもいい味出ている。 終盤やばめなトラブルに巻き込まれるのですが「ここで終わり!?」ってところで終わってしまっていて、その唐突感も実話っぽいといえば実話っぽい。 ただやっぱり「何を見たか」がもっとわかる続きが読みたい!シリーズ化してくれないかな。

出禁探偵 ~クララが来たりて謎を解く???~

多分「夢」「日常」を問う?ポンコツ迷探偵コメディ

出禁探偵 ~クララが来たりて謎を解く???~
名無し
1年以上前

名探偵はカッコいい。 次々と出会う難事件を颯爽とスマートに解決する。 しかし現実の日常では、滅多に難事件はおこらない。 事件がなければ名探偵の出番はない。 それだからか、探偵物の名作小説やドラマ漫画は数多くあるが、 「そんなに殺人事件に連続して遭遇するわけないだろ」とか 「むりやり密室や完全犯罪にしているだろ」 とファンからツッコまれたりもする作品も多い。 現実の探偵さんは浮気調査などの地味な仕事が殆どだとも聞くし、 名探偵が存在し活躍する世界は「夢」であり「非日常」 なのかもしれない。 だからこそ中二病的に名探偵に憧れる人はいる。(と思う) この漫画は、そんな自称・名探偵で実質は迷探偵の 中二病的な夢が一杯で、勇み足やから騒ぎが得意で、 しかも結構開き直るし責任転嫁もする、という 見た目は綺麗だが中身はポンコツな女子高生・クララが、 祖父の残した喫茶店をただ平和に守りたいと思っている、 平凡な日常を好む男子高校生・コウタが店長の喫茶店に 「迷惑だから出禁!」と言われつつも、やってくる、 というコメディ。 全二巻のうちのまだ一巻しか読んでいないが、 コメディ漫画として凄く面白い。 自称・名探偵の女子高生の ポンコツゆえの強引で的確な外しっぷりと、 それにつきあわされて喫茶店としては実害も被っている 高校生店長の悲哀が凄い。 ただ、読んでいて「あれ、これ伏線だろ?」 という点がけっこうアチコチに描かれているように思った。 恐らくだが「夢」とは何か、「日常」とは何か、という伏線。 多分、店長・コウタにも店員・副島さんにも常連・和嶋さんにも、 第一巻では明らかにされていない部分がある感じがする。 そしてそれは自称・名探偵の出禁探偵の女子高生にも。 と、読みながら推理しました(笑)。 二巻も読みたいのだけれども、近所の本屋には見当たらない。 何故だ(いや、出版社と本屋の判断だろうけれども) 面白いんだから出版社さんには重版してほしいのだが。

とんがり帽子のアトリエ

これは割と"完璧"な作品

とんがり帽子のアトリエ
さいろく
さいろく
1年以上前

美しい世界、魅力的なキャラ、奥が知れない物語と展開。 そして幻想的な「魔法」のエフェクトに加えてそのエグいほどの恐ろしさが、表紙からは想像もつかないギャップとも言える世界観を作っています。 ジャンルとしてはダークファンタジーと言ってもいいと思う。 壮大で人を惹きつけ魅了する世界観がありつつもゾッとする恐ろしさが両立しているため、こう表現すると陳腐かもしれないけどジブリ映画のような完成度の高さが垣間見えている作品。 以前どこかで見たんですが、白浜先生が絵を描いている動画があって「そこ直接書いてるの!?」とビックリした憶えがあります。 扉絵か何かで魔法使いの子供たちが家でご飯の準備か何かをしているシーンだったかと思いますが、画力というのはこういうのを言うんだなーと勝手にこれまでの努力も凄かろうと想像して感心させられました。 服のシワの書き方とか模様とかもすごかったなぁ。。。 もちろんストーリーも面白いし、怖いし、先が気になる素晴らしい展開。 編集部からも大事にされてるんじゃないかと思いますが、ゆっくりでいいので最後までクオリティを保っていただければこれ幸い。 追記:白浜先生の画力の高さはこの序章を担当されてるところでよくわかります http://www.moae.jp/comic/kugutsusenki/1

怪病医ラムネ

シナリオがしっかりしていて、読み応えがある作品

怪病医ラムネ
名無し
1年以上前

この怪病医ラムネという漫画は、ストレスを原因とする奇妙な病気『怪病』を治す医者『怪病医ラムネ』による怪医療ファンタジーです。アニメ化もされており、なぜ、この患者が『怪病』に罹った経緯と共に、どのように治療を行うかなどの起承転結が整っていて、心が燻られます。 特に、個人的にオススメなのが、『餃子の耳』です。また、単行本のおまけページが描かれており、購入して満足感があります。ぜひ、オススメですので、試しにアニメ→原作 or 原作→アニメのどちらでもいいので、見てほしいです!

殿さまとスティッチ

撫で回して舐めたくなる可愛さ🥺 #完結応援

殿さまとスティッチ
ぺそ
ぺそ
1年以上前

久しぶりに読み返してメチャクチャに笑いました!コマが動くの本当に面白いです。 スティッチは子供の頃に映画がやってて一回観ただけなので記憶がかなり曖昧なのですが、読んでいて「あ〜そうそう、スティッチってこうだよね」と思い出しました。 パッと見あんまり可愛くないし(作中で「青狸」扱いされるの好きです)怪力で暴れん坊……なんだけど仕草がとっても愛らしい! 私も殿みたいにスティッチにかまいたい……ぽんぽこりんのお腹撫でたいです🥺 殿がスティッチに名前を付けるシーンで発想が天才だなと思いました。 https://comic-days.com/episode/10834108156708523477

観用少女

何度読んでも美しい #完結応援

観用少女
ぺそ
ぺそ
1年以上前

この世のものとは思えないほど美しい女の子の姿をした人形の少女たちは、愛してくれる人間が現れるまで眠り続ける…。 久しぶりに読みましたが本当に何もかも素敵でうっとりしました。 どのエピソードも人間と少女の関係性が唯一無二で印象的。 アジアのどこかにあるこの街に行って一目でいいから眺めてみたい…!

私達の生きる世界

夢半ばの女性が出会ったのは"恋人型アンドロイド" #1巻応援

私達の生きる世界
sogor25
sogor25
1年以上前

小さいころからミュージシャンになるのが夢だった主人公の葵。 しかし、夢を叶えることができないまま時間だけが過ぎ、彼女は自分に才能がないと気付きながらも現状から抜け出せず、体を売るという"仕事"ことでお金を稼ぎつつショーパブのような酒場で歌うという日々を送っていました そんなある日、"仕事"で謎の研究所のような施設に呼ばれた葵は、依頼主に「プレイを見せてほしい」と言われ、相手としてその依頼主が開発している"恋人型アンドロイド"のゆいを差し向けられます。 そこで一瞬、依頼主が離れて2人きりになる瞬間が生まれるのですが、その時 ゆいに「助けて」と囁かれます。 すぐに依頼主が戻って来たためその場では行動ができなかったものの、葵はゆいに心惹かれてしまう、という導入の物語です この導入からは夢破れた女性とアンドロイドの逃避行が始まりそうな予感がするのですが、どうやらこの作品はそんなにシンプルに物語は展開指定化なさそうなのです。 葵は相手がアンドロイドだということを理解しながらも相手をしていくうちに少しずつゆいに惹かれていくのですが、実はゆいが葵に対して語りかける言葉にはある"ウラ"があり、そうとは知らない葵の心は彼女の言葉にどんどん惑わされていきます。 さらに、この作品の重要な要素として「夢と現実」というキーワードがあるのですが、「葵のミュージシャンになる夢とそれが叶っていない現実」という序盤に登場した要素だけではなく、もう1つ、異なる意味での「夢と現実」という要素が登場し、そしてそのどちらもが葵を苦しめる要因になっていきます 2つの意味での「夢と現実」、そしてゆいの存在によって狂わされていく葵の人生が今後どのような道を辿っていくのか、最後まで目が話せない作品です。 上巻まで読了

あやかしメルヒェン

日本と西洋の妖怪による異文化交流!!

あやかしメルヒェン
かしこ
かしこ
1年以上前

海外に住んでいる漫画家さんのエッセイが好きだと書き込んだ時にオススメして頂いた「とつげきドイツぐらし!」を先に読んでいたので、白乃雪先生がドイツを舞台に漫画を描かれていると知ってトキメキました! 絵本作家を目指して留学したコテツに付いて(憑いて?)座敷わらしの花緒もドイツにやって来ます。グリム童話が生まれた地であるドイツには古くから物の怪がたくさんいてコテツにとって創作の刺激になっていますが、取り憑かれやすい体質なので花緒が守ってあげるというお話です。 日本の妖怪である花緒が西洋の妖怪と出会って異文化交流するのがとても面白いです!!コテツは色んな国の人とシェアハウスで暮らしているのですが、同居人達も自分の出身国の物の怪を連れて(憑いて?)きてしまっていて、登場するのがドイツの妖怪に限らないところがまたいいです。現代ですね〜。 個人的には花緒がおじゃる丸みたいで可愛いなと思ってます。癒される…。

塔子さんは家事ができない。

この大人、ヒキョーにつき。 #1巻応援

塔子さんは家事ができない。
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

家事万能のJK・明莉と大手メーカー勤務・塔子の同居物語。この作品で際立つのは、塔子の規格外の……何というか、ヒキョーさ。 家事が苦手でだらしがない、汚部屋在住裸族の塔子。しかし仕事時のスーツ姿はキリッとしてギャップが凄い……と言いつつそんなにオンオフに違和感がないのは、顔が良いせい?どちらの姿も良い〜良いよぉ〜と思ってしまう。ズルい。 そんな塔子に、明莉も翻弄される。妙に距離が近かったり、大量に残された女性物にモヤモヤしたり……そして何で○○されたの?と悩み続ける事に。 この大人の女、JKには荷が重くない? 1巻最後に、塔子の大きな秘密の一つが明かされる。これはもう、明莉も意識しない訳にはいかない!築いた家族としての信頼関係が、どんな心に生まれ変わるのか、ここからが本番だ!

はなれのおねえさん。

これモーニング食に掲載されていなかったっけ?

はなれのおねえさん。
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

昔あったモーニング食に掲載されていたものと新作とで単行本になったのかな 内容は「おせん」よりもシンプルで、「あたりまえのぜひたく。」よりも難しくない料理で、「きりきり亭主人」よりも下ネタが少ない七輪グルメ漫画。 こうやって書いてみると、きくち正太のグルメ漫画好きなんだなって再認識した

瑠璃と料理の王様と

うーん

瑠璃と料理の王様と
名無し
1年以上前

おせんの次の作品でしたので楽しみに読み、全巻揃えている物の、今他社で連載中のあたりまえのぜひたくでも、瑠璃でも、同じネタ(料理)がたくさん出てくるんです。全ての巻で見たことのある料理をまたレシピを載せてたりして、気分が悪いです。 初対面の人をグーで殴ったりほっぺをつねりあげたり、時代錯誤の所もあります。 権力に楯突くのが瑠璃なのに、当の本人はすぐ、それがどうした私は魯山人の孫だ!と権力を振りかざすのもどうかと思う。

豚のレバーは加熱しろ

転生したら豚でした

豚のレバーは加熱しろ
異世界スキー
1年以上前

タイトル一発勝負って感じの異世界もの、私は好きです。さまざまな理由で異世界転生しまくっている我々現代人ですが本作の主人公は豚のレバーを生食したことで異世界に転生し、あろうことか豚になってしまっていました。どう考えても豚の生は絶対ダメだろ! どうも当人はオタクだったらしく思考のノリとシモネタは多少厳しいものがありますが、見た目が豚さんなのでギリ許されている感あり。 豚さんの面倒を見てくれる女の子ジェスはどうも被差別階級のようで、我々が日々「萌え豚」といった文脈で豚を小馬鹿にしていることにも目を向けさせたり、もしかしたらそういう鋭いテーマに切り込んでいくのかもしれない。全然わかんないですが。とにかくこんないい子がひどい目に合ってるのは許せねえよという点は意見が合うでしょう。豚とね。 かわいい女の子と豚さんの微笑ましい交流、本格化するのは2巻以降ですかね。

うどんの女

恋の前戯・うどん

うどんの女
野愛
野愛
1年以上前

読めば読むほどうどんがセクシャルなモノに見えてくるから不思議…。 いつも会うあの人のもう一歩を知るのは、案外難しい。 大人になればなるほど、名前を聞く年齢を聞くましてや連絡先を聞くなんてそれなりの覚悟と多大な下心がなければできない。 それは、学食で毎日うどんを作る・チカと学食で毎日うどんを食べる男・キノの関係性にも当てはまる。 顔を見れば見るほど気になって、妄想したりうどんの絵を描いたり…。 うどんを介した2人の距離感がもどかしくてじれったいのに、妙にエロティックだから不思議。 誤解を恐れずに言えば、うどんを作る・食べる行為は前戯のようなものなのでは、とすら思わされるほど。 謎めいたチカの存在がそうさせるのか、キノが描いた艶かしいうどんの絵がそうさせるのか、それともえすとえむ先生マジックがそうさせるのか…。 読んでしまったら最後、うどんを食べる男女を見たら妄想が止まらなくなること間違いなしでしょう。

職場の猫

あの漫画家さんとこの職場の話だったよ

職場の猫
さいろく
さいろく
1年以上前

猫マンガだ!と思って手を伸ばし、フルカラーにワクワクしながら開きが逆なのもうふふと思いながら読み始めたら 大東京トイボックスなどでおなじみの、うめ先生のとこのアシさん?が著者の様子。 著者のたきりょうこ先生もいい絵と雰囲気があって…猫マンガとしてもいいけどエッセイ系とかこの絵でいっぱい世の中に溢れてたら和むなぁとか勝手に妄想しました。 一冊の「本」としても良いですよ!

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