九条の大罪

九条の大罪一巻感想

九条の大罪
名無し
1年以上前

一巻出てたので通しで読みたくて買ってみた。 冒頭から現役の弁護士はえっ!?ってなりそうな「いい弁護士は性格が悪い」と言う一文! まあ実際性格が悪いと言うか言葉の粗を探したり人を論破するのが好きな人出ないと弁護士に向いてない気がするので「性格が悪い人」が「いい弁護士」になる方が正しいかと思うけども。 人情だの同情だのに左右されすぎてたらそれこそ不真面目でできの悪い弁護士なのでは、、とか思ったり。 でもこの漫画に出てくる弁護士主人公はそう言うのとはまた違ってアウトローな方に振り切ってる気がする! それこそ漫画の中でないと成立しないくらい性格が悪い!そして聡い! いろんな弁護士漫画、ドラマに出てくる「弁護士」とはまるで逆。 加害者がパクられないようにしてくれるし「くそ、今助けてやる!」みたいな葛藤は一切ない! 気持ちがいいくらいに合法?なことを事務的にやってしまう。 なんなんでしょう、この面白さ。 どう説明したらいいか悩みますが「あー!面白かったー!」ではなく「すげえ」となる面白さ! ぜひ一読してみてほしい

ブナの森のアリア

狼との出会いから"外の世界"に触れる魔女の物語 #1巻応援

ブナの森のアリア
sogor25
sogor25
1年以上前

ブナの森の奥深くに住む魔女の少女・アリア。 「魔法のことを隠さないといけない」というしきたりに従い、彼女は森の奥から人里に全く出ずに 1人で密かに暮らしていました。 そんな彼女が家の前に横たわる一匹の狼を見つける所から物語が始まります。 魔女見習いの身であるため ビクビクしながらも立ち向かおうとするアリアでしたが、その狼は彼女に対して敵意がないことを人間の言葉で伝えてきました。 この作品はそんな1人と1匹がアイルランドの森の中で共に暮らしていく様子を描く作品です。 もともとは祖母と暮らしていたのですが今は1人で生きていたアリア、彼女が寂しい思いをしていたところに出会った名もなき狼との暮らしはm彼女の人生に細やかですが確かな彩りを与えてくれます。。 また 人里離れた場所に住んでいるアリアですが、狼との出会い以降、少しずつ“外の世界”との触れ合いが増えてきます。 そんな彼女の世界の広がりを見ていくのも楽しい作品です。 1巻まで読了

性教育120%

こんな先生いて欲しい! #完結応援

性教育120%
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

最近増えてる面白くて真面目な性教育漫画の1つ。メチャクチャためになります…1話に出てくるデンタルダムとか全く知らなかったです。 女子校が舞台ということで、内容的には性行為や体についてどちらかといえば女性についての記述が多いかなという印象。 登場する生徒たちの性格はさまざまで、入学2か月ですでに彼女がいる子、BL好きな子、性愛が沸かない子など。様々な子がいることで、性に対していろんな受け止め方があるのだなとわかってホッとします。 3巻冒頭の「夏休みに妊娠しちゃったら」という辻先生と中沢先生のロールプレイめちゃくちゃ良かったです。 中沢先生のクズの才能にドキドキしました…好き…。 辻先生みたいな明るくてサッパリした先生が身近にいたら、気兼ねなく聞きにくいことも質問できそうでうらやましいです。 こういう作品はどれだけあっても困りませんからもっともっと増えて欲しいです。

DELETE

ブラクロ休載の『すきま』を埋めてくれたのか… #読切応援

DELETE
名無し
1年以上前

テトリスみたいにブロック落としをして隙間を埋めるゲーム「DELETE」の世界チャンピオンの女の子とその彼氏が主人公の短編ホラー。現実世界でも『すきま』を見つけると執拗に埋めようとするヒロインの不気味さとかわいさが読み進めるエネルギーになっています。 彼女に向き合う彼氏の最後の答えはどこか歪んでますけど美しい。作品そのものも15Pのなかにギュッとまとまっていて『すきま』の無い仕上がりだと感じました。 そしてなによりブラクロの休載で出来た本誌の『すきま』を埋めるために描かれたことに感動です。すごいコンセプト。

弁当やばいよ 水無瀬さん

肉食女子、みたいな描き方じゃないのがいい

弁当やばいよ 水無瀬さん
野愛
野愛
7ヶ月前

隣の席のかわいい女の子の弁当がでかい。弁当がでかいぶんだけかわいさも幸せも増すから不思議です。 水無瀬さんのお弁当はおせちみたいな3段のお重で、中身は肉と米だけです。 食欲の暴力みたいなお弁当を水無瀬さんがかわいらしく幸せそうに食べるので、加藤くんじゃなくても友達になりたくなること間違いないです。 デザート食べる?とコロッケを差し出されたらお腹いっぱいでも食べてしまうはずです。 かわいい女の子が食べてるからかわいいんだろ、と一瞬思ったけど 無邪気に美味しそうに綺麗にごはんを食べる姿は老若男女問わずかわいいし愛しいですよね。 蘊蓄とかエロ要素が多くなるとかわいい要素は減りますが、この漫画はただただ幸せに食べる水無瀬さんがかわいいので最高です。

怪病医ラムネ

怪病医ラムネ

怪病医ラムネ
名無し
1年以上前

今、アニメで放送している漫画で、ストレスなどで、心に取り憑く『怪』により、目からマヨネーズが出るなどの奇妙な病にかかった患者を、怪病医ラムネが治す医療ファンタジーです。 シナリオがしっかりしていて、原作の漫画も絵がきれいで、面白いです! また、登場するキャラクターが個性あって、素敵なので、ぜひ、見てほしいです!オススメです!

おねだりしてみて

「近さ」を巡る百合短編集

おねだりしてみて
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

『ふたりべや』では二人の恋愛ではない?親密さを描き続ける雪子先生。この短編集『おねだりしてみて』も、様々な「近さ」を描いている。 それは寄り添って安心を得る、という『ふたりべや』に近い内容もあれば、秘された心と向き合い、関係を構築する内容もある。いずれも恋心がどうこうよりも「どうすれば安心できるのか」の方が大切なテーマの様だ。 だから読後には、二人の「続き」への興味と空想が尽きない。興味深い連載のパイロット版が何本も並んでいる様な面白さなのだ。 そしてここから『ふたりべや』も始まる。 ♡♡♡♡♡ ●『おねだりしてみて』隣人の喘ぎ声が気になる。近付き、事情を知り、そして……ラストにビックリ。 ●『魔法少女が将来なりたい職業1位になりました。』魔法少女養成学校に、おバカ女子と賢い親友が挑む!彼女の資質は親友力? ●『No.105』液体になれるけど元に戻れないアンドロイドと、彼女に苛立つ博士の助手。心開けば、彼女は水鏡。 ●『筍と帆立の春雨サラダゆず胡椒風味』不眠症のお姉さんとサラダしか食べない少女、深夜の逢瀬。 ●『泣きたい人は何処にも居ない』彼女は私に傷付けさせる。嫌なのに抗えない、そして彼女は……。グロ注意。 ●『蜂蜜日和』双子の姉妹はいつも密接していて、でも少し内面は違って、それでも一緒にいる。 ●『ふたりべや』連載作品の元になった同人作品。少し設定は違うらしいが、ほぼ一緒。この近さ、良いなぁ。

眠らないでタエちゃん

NはNullのNのあとに読むとどうしてもね

眠らないでタエちゃん
ヌルエヌ
1年以上前

ヌルエヌのほうが真価を発揮してるなと思っちゃいますね。 でもこっちもこっちで好きです。ドジゆえのちょいエロハプニングも多少起こりますけど、男子がほぼ出てこない漫画なのでタエちゃんのしょうもなさに集中できました。テンポもいいし、小ネタも多いし、しっかり者の妹がとくに好き。 もしかしたら出るはずの2巻が出てないのかな… ヌルエヌもそうですけどこの作家さん本当に実力あるのに残念な結果になりがちなんだな。ファンなので単行本を買って応援したいです。

腸よ鼻よ

超レアな持病を持つ漫画家が自伝風闘病記を女の子でアレンジした例のアレ

腸よ鼻よ
さいろく
さいろく
1年以上前

まず「腸よ鼻よ」ってタイトルの字面が強い。 そして絵は下手だなと思ってたけどこれは味が出てくるやつだった。2巻読み終わる頃には絶妙な画力と斬新なパロディが胃袋わしづかみにしてくる。大腸はないけどね! 無事4巻も出たということで記念クチコミ投稿ですが、以前からWEBマンガで人気だったらしい本作。単行本で初めて触れたけど「蛙のおっさん」で先生のことは知っていたので安心して読みました。 4コマテイストというか基本4コマで落ちるようなペースで起承転結を作っているのはもしかしてそのぐらいの区切りじゃないと体力が持たないのでは…と心配になる。先生、無理せず長生きして…でも連載はこのまま続けてほしいな!

大魔王のOFF

こういうの好き

大魔王のOFF
さいろく
さいろく
1年以上前

「良いタイミングで読んだ」作品って印象に残る事ありませんか。 これもアプリで無料公開されてたのを手にとってみたんですが、休憩中に2話分読んで(これいいわ)と思ったものでした。 ドラクエ風なRPGファンタジーの世界の大魔王が主人公。 大魔王とは勇者をこんな感じで待ち受けてて、来るまではこんな生活しているのだ…という感じ。 大魔王は抜けてるところはあるけど漫画の都合上(?)美女キャラなのでちゃんと華もある。 何も考えずに読めてズバッとコレだわーと思わせてくれたほのぼの作品、オススメです。

よつばと!

オリンピック並のローペースだけど生涯大事にしたいマンガ

よつばと!
さいろく
さいろく
1年以上前

電子書籍がないので未だに紙で続きを買っている唯一のマンガ(浦沢直樹は新作まだ読んでないしバガボンドは続き出ないし…) そして自分を偽らずに言うと好きな漫画TOP5には入る作品。 隣の三姉妹は見た目も中身も可愛いし(みうらちゃんも)、ジャンボはでっかくてなにげにオシャレ、やんだはたまにいいトスを上げるし、ばーちゃんはかっけえ。 そんな周りの人たち+よつばととーちゃんのなんのこともない日々の出来事を柔らかくマンガにしている、っていう感じ。 あずまんが大王も好きだったし面白かったし評価されているのでそれもオススメですが、これは全く違うジャンルの幅広い層に支持される一つの名作です。

でんしゃ通り一丁目

戦後10年、東京を走る「都電」

でんしゃ通り一丁目
ぺそ
ぺそ
1年以上前

昭和30年代を生きる17歳の女の子の上京物語。魅力的な建物に文化…この時代って無条件にワクワクしてしまいます。 ポールとビューゲルなど鉄道に関する知識も楽しいですし、何より路面電車を利用する人々のドラマが素敵。 「汽車活動」という汽車から撮影した景色の映像が、故郷を懐かしむ奉公人たちに大人気だった…というエピソードにジーンときました。 そして現在でもYouTubeには車窓からの映像がアップされていて人気なのがなんだか面白いなと思いました。 作中に出てきた平成25年からタイムスリップした男性のように、この時代に行ってみたくてしょうがないです。面白い…! 上京して10年以上になりますが、そういえば都電には一度も乗ったことがなかったです。今度乗りに行こうと思います。

予言のナユタ

タツキ先生の読切で一番好き

予言のナユタ
たか
たか
1年以上前

「世界を滅ぼす悪魔の子」という予言の元に生まれてきた妹・ユタと、ナユタをなんとかして守ろうとする兄・ケンジの物語。 予言通り人の心を持たず、残酷で、理解不能な言葉を操るナユタの姿が不気味で最高。そして暮らしぶりは日本っぽいのに魔法が存在している奇妙な世界観がたまらない。3ページめの裏路地に置かれたシルバーカーの生活感がすごく好き。 ファイアパンチと同じく厳しい立場で生きる兄妹の話だけど、こちらは救いがある終わり方でホッとした。 後半、人の言葉を話せないユタちゃんから最高のセリフが飛び出すので読んで確かめてください。 https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156674241158

ハチ参る

犬一匹、お伊勢参りへ! #完結応援

ハチ参る
ぺそ
ぺそ
1年以上前

江戸の野良犬ハチは犬好きの九吉に拾われてご飯を与えられ、次第に人の言葉と暮らしのルールを理解するようになる。あるとき九吉が仕事で足の骨を折ると、なんとハチは九吉の友人のところからお伊勢参りの札を持ってきて足にスリスリ…。その姿に心を打たれた友人が、「参宮犬(※お伊勢参りする犬のこと)」の手配をしてやり、ハチは人間と共にお伊勢を目指すことに。 「参宮犬(おかげ犬)」の存在を知らなかったのでこのテーマにはさ驚きました。すごく面白い! 正直、初めは犬に行かせるとかあまりにも現実離れしててらちょっと胡散臭いな…と思ったのですが、当時のお伊勢参りブームの熱狂ぶりを思えば犬にくらい行かせるかもと思い直しました。 ハチの賢くって飼い主思いなところにキュンとします。点のようなまんまるお目目が可愛くて、一巻ではまだ江戸を出れていないところがまた可愛い。頑張れハチ…!

NはNullのN

単行本化してくれ!

NはNullのN
ヌルエヌ
11ヶ月前

これ別チャンの連載の中でもかなり好きなやつだったのですが、単行本化の知らせが来ないので悲しみに暮れています。めちゃくちゃ面白いですよね? まさか別のところに移籍して連載してるなんてことはないですよね(作者のツイッターを見る限りはなさそう)。 単行本化など何かしら情報が入ったらぜひ教えて下さい。

クプルムの花嫁

今年一番買ってよかったラブコメ!! #1巻応援

クプルムの花嫁
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前

実際の新潟県・燕三条地域(いろんな職人さんが多い地域)が舞台のラブコメなんだけどこれがめっちゃくちゃいい!! 職人気質であまり表情が変わらない鎚起銅器(ついきどうき)職人の彼氏に結婚しようとプロポーズされたのは、大学一年生のギャルで幼馴染の彼女・しいな! でもまだ一人前ではないから「婚約」にして、しいなが卒業するまでには一人前になると約束するところから始まります。 噛み合ってないようで噛み合ってる二人のラブコメがかわいくってしょうがない! 鎚起銅器職人は、一枚の銅板を何度も何度も叩いていろんなものを成形する職人です。 ちなみに、クプルムはラテン語で「銅」。 こちらから試し読みできます。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_EB06202051010000_68/

ふたりべや

〈超密着〉二人の同居はもう7年目…

ふたりべや
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

同居物語には大抵、喧嘩が付き物。喧嘩しても仲直りして絆深まるのが物語の常ですが……いやいや、現実なら拗れて終わるでしょ?と思う訳です。 『ふたりべや』の二人は……そもそも喧嘩しませんねぇ、驚く程。 仲が良過ぎて、同居初日から一緒のベッドで寝てるし、頬寄せ、膝枕、手繋ぎ、何かと言うと体寄せ合ってくっ付いている……恋愛抜きでですよ?それを8巻、高校から大学四年まで7年間続けて、本人達も読んでる方も全く飽きない。 しっかり者の桜子は、食いしん坊で面倒くさがりのかすみに、あれこれ世話を焼く。彼女にとってはそれが愛情表現で、やりたい事。でもそれはかなり過剰。そんな桜子をかすみは、やりたい様にさせて置き、喜ぶことで受け止める(意外な程の思慮深さで)。 お互いのあるがままを受け入れ(時に引かれても)相手に素を見せて甘え、寛ぐ。そこには恋愛の甘々や情動ではなく、夫婦という絆でもない、ただ一緒に生活を楽しむだけの、決して壊れない究極の「仲良し」感がある。 周囲には女性同士の恋愛模様が、幾つか描かれる。それを見ても二人の様子は、何も変わらない。私としては、いつか壊れる恋愛よりも、こんな関係性が羨ましい。 物語とか要らない。二人の同級生になったつもりで、この関係性を何処までも眺めていたい。そんな風に思わせる作品です。 (8巻までの感想です)

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