カンギバンカ

「麒麟がくる」ロスな人に捧げたい#1巻応援

カンギバンカ
六文銭
六文銭
1年以上前

大河ドラマ「麒麟がくる」が終わってしまいましたね。 イチ視聴者として、控えめにいっても最高でした。 「麒麟がくる」の中で個人的に名脇役といえたのが、吉田鋼太郎演じる松永久秀。 彼の松永久秀らしい豪胆な造反っぷりが実に素晴らしかったことは記憶に新しいと思います。 本作は、そんな梟雄松永久秀を描いた歴史小説「じんかん」をベースにした漫画です。 蒼天航路における曹操のように、歴史上の悪人=本当に悪なの?みたいな話になるのかな?と思いますが、まだ1巻なので生い立ちくらいの展開。 今後が楽しみなのですが、いかんせんターゲットが狭そう(松永久秀自体、一般的に結構マイナーすよね?)なので、麒麟ブームにのっかって売れることを願うばかりです!

汐のクローバー

なんというか…不思議な漫画だな

汐のクローバー
名無し
1年以上前

全体的にリズムとか演出?とかが独特ですね。作家の個性といえばいいのか、なんというか…不思議です。笑 要するに夫と死別して生きる意味を見失ってる主人公が、その悲しさを乗り越える話で、テーマとしてはとてもいいと思いました。 ただ細かいところで「ん?」っていうのが多くて、まず初っ端に出てくるカエルが何だったんだろう。なんとなく死んだ夫が実はそばで見ていた的なあれかなと思ったんですが違った…?

ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ

ただ、ただ癒やされる#1巻応援

ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ
六文銭
六文銭
1年以上前

(読む前)なんか、落書きみたいな絵だなぁ ↓ (読んだ後)あぁあぁあああぁぁああ かあぁああうえええええ 齢30半ばにして、精神崩壊しました。 かわいいす。 可愛い絵柄なのに、鮭とばとかビールをかっ食らうシーンが出てくるので、おっさんかよと思うも、またよし。 1ページ完結が基本ですが、たまに あれ、オチてなくない? と不安になりますが、もはや気にならなくなってきます。 可愛いは正義です。 1日1ページずつ読むのをおすすめします。

らんま1/2 〔新装版〕

あかねが主役の『ヤマタノオロチ編』

らんま1/2 〔新装版〕
nyae
nyae
1年以上前

数あるバトルエピソードのなかでも、ダントツに好きなのがコミックス25巻から26巻にかけて描かれる『ヤマタノオロチ編』で、自分が生まれて初めてらんま1/2を読んだ回でもあり、ヒロインのあかねが主役です。 ある日あかねがひとりで化物退治に向かい、そこである少年と運命的な再会を果たし…というもの。まず料理下手のあかねが"普通のカレー"を作るという衝撃的な始まり方をする点からも、他とは一線を画すると思っています。 またここでは"真之介"という(この漫画の中では)わりと普通の少年が出てくるのが特徴的で、それにより"乱馬に正統派ライバルがいるタイプ"の珍しい三角関係が生まれるのも見どころのひとつ。 そんな複雑な関係性と悲しいすれ違いが起こる中、乱馬はあくまであかねの「真之介を救いたい」気持ちを汲んで、真之介と共闘する展開になるのもアツい。全体的にみんなの人としての優しさとか思いやりがベースにあるのがなんかいいんですよね。 女好きなヤマタノオロチのところへ、あかねのかわりに女らんまが行くのではなく、あえて乱馬は女装して戦いに臨みます。あくまでもあかねが中心に真之介のために戦うという構図が最後まで崩れないのが良かった。そして忘れてはいけない良牙の存在ですが、ここまで都合のいいように扱われた回もなかったのでは。笑 という感じで、あかねの武道家としての強くて真摯なところと優しくて情に厚いところ、更には乱馬とあかねのもはや"家族愛"ともいえる絆を改めて感じることができたいい回だったなと思います。らんまを読んだことがない人にこのエピソードだけでも読んでほしいくらい、お気に入りです。 しかし、あの時どうしてあかねは普通のカレーを作ることができたのか。謎です。 #マンバ読書会

修羅の門

ジャージィ・ローマンと九十九の敬意

修羅の門
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

陸奥九十九の闘い方は二通りある、と描かれる。一つは、陸奥圓明流としての効率的な殺人拳。そしてもう一つは、敢えてそれをしない闘い方だ。 陸奥九十九は、これはと思った相手……本能的に恐怖を感じる、それ故尊敬に値する相手と試合う時、わざと相手の土俵に乗る。 相手の得意分野で闘い、正面から互角以上に渡り合った末に、遂に相手を凌駕する。その象徴的な闘いが、第三部・ボクシング編のジャージィ・ローマン戦だ。 「神の声」を聞き、完璧な読みで攻撃を封殺するローマンに対し、陸奥九十九はスピードを何段階も上げ続ける事で「神の声」を置き去りにし、無効化しようとする。 陸奥九十九は試合前も後も、常に言い続ける、「ローマンが怖い」と。そこには「神が怖いのでは無く」という含意と、〈人間〉であるローマンへの敬意があるだろう。 相手の得意分野を凌駕して見せる事で、陸奥九十九は、敵の全てを折る。ローマンの「神」もそうだが、所属団体や流派のプライド、最強の称号、等々。しかし陸奥九十九は恨まれない。敗者は皆、そんな負け方に納得してしまうのである。そして負けて全てを失っても、陸奥との闘いを胸に、先へ進める。 陸奥圓明流という殺人拳を使いながら、相手の土俵で闘うという「敬意」によって陸奥九十九は、相手に爽やかな敗北感と次へ向かう力を与える。こんなに「精神的な」美しさがある格闘マンガもなかなか無い。 ジャージィ・ローマンの、身体では無く〈心〉が闘いを止める瞬間の印象的な1ページを眺めながら、そんな事を思った。 #マンバ読書会 #少年マンガの名バトル

ブス界へようこそ

今いちばん熱いバトル漫画

ブス界へようこそ
野愛
野愛
1年以上前

ある意味キャッチーなタイトルに騙された。 これほどまでに熱い漫画をわたしは知らない。 死んだブスが美人を食えば食うほど美しく強くなり、生まれ変わることができる世界。それがブス界。 自殺した主人公は強く美しく生まれ変わるべく、闘いに身を投じる。 でも、どうやって闘う? 何のために誰のために闘う? そもそも、一体何と闘う? 極限状態で主人公は闘いを見つけ、自分の輪郭と名前を知る。 その瞬間、心が震えた。 美人を食おうと群がる有象無象ではなく、自らの美しい心で闘い抜こうとする人間の物語なんだ、なんて熱くてかっこいい作品なんだ…!! 主人公の名前を知るまで、読者はかなりの時間を費やすことになる。 だからこそ、主人公が自分の名前と身体を手に入れた瞬間、もの凄いカタルシスを得るはず。 そして、強く美しい主人公が闘う姿に誰もが熱くなるはず。 絵柄が好みじゃないとか思ってたのと違ったとかそんな人もとりあえず、主人公の名前を知るところまでは見届けてほしい。そこまで読んだらもう夢中になるはず! ジャンプで連載されてるような王道のバトル漫画や少年漫画が好きなひともハマると思う。

日射強盗

トンチキなのにカッコいい! 階級社会の未来で貴族から太陽を盗むSF義賊!

日射強盗
ななし
ななし
1年以上前

これジャンプラで連載してたら絶対話題になったでしょっていうディストピアもの。単話で3話まで読んだけどいろいろメチャクチャでスゲーよかった!! 太陽光を独占する特権階級貴族たちは、貴族らしく下級市民を胸糞悪く踏みにじる一方で、その権力を日焼けと健康的な肉体を見せつけることで誇示する文化なのが笑えるww 「太陽神サンサン大将軍」「太陽E(エネルギー)」「バイオキノコ」とかいうワードもパワーが有って好き。 絵が上手くて話に勢いがあって…これはなんかのきっかけさえあれば絶対バズると思う。 「虐げられる民衆と妙に笑えるトンチキ感」という意味ではハイパーインフレーションと読み心地が近いと思うのでピンと来た人はぜひ。

俺の嫁の嫁の俺

嫁ポケと結婚するアラサー女子の話

俺の嫁の嫁の俺
名無し
1年以上前

主人公・みつぐは仕事のできるクールなアラサー女性。しかしその正体は小学校3年生のときからポケメンのドラゴン系モンスター「ムーン」を「嫁ポケ」として愛し課金しまくるムーンガチ勢だった…! 家には当然のようにムーン様のぬいぐるみが所狭しと並んでいて、ある日そこでゴロゴロのたうち回っていると、全財産と踊りを捧げたとして婚姻の儀が成立し、なんとムーン様が嫁としてみつぐの前に現れる…!! 「近くで見るとウブ毛がある!!」って興奮してるところが生々しくて好きw 笑える一方で、「嫁ポケ」に愛情と時間と金を捧げたガチ勢がみんなこんなふうに結婚できたらいいのにな…と切なくなりました。 https://twitter.com/sankakuhead/status/1364591569404186624?s=20

私説昭和文学

こんな風に生きてみた…くはないけど、考えさせられる

私説昭和文学
hysysk
hysysk
1年以上前

太宰治、永井荷風、梶井基次郎、坂口安吾をそれぞれ主人公にした短編集。作者の解釈が入った「私説」ではあるが、彼らの人となりが鮮やかに表現されている。今の自分の年齢で太宰が亡くなったと思うと、つきつけられるものがある。 共通するのは皆、女性が好きだなというところ。しかしそれは単なる情欲とも違う、複雑なもの。母親からの愛の渇望、聖なるものへの畏怖、儚さ、あるいは禁忌を犯す背徳感などもあるだろう。 そういった複雑な感情を漫画なりの文学的表現に昇華できるところに作者の力を感じる。

アンタイトル・ブルー

1人の画家としての共犯タッグ

アンタイトル・ブルー
さいろく
さいろく
1年以上前

これって罪なのか?というのが最初はわからなかったけど、だんだんその罪の重さがわかってくる。 絵を描くという事がどれだけ難しいのかは素人の私は久しく筆なんか握ってないのでわからないが、表現したいものを形にするっていうのだけでも難しいのはよくわかるし、作品を生み出す作業の難しさも描かれている。 とはいえなんとなくBE・LOVEはストーリー重視な気がするので、もうちょっと絵を描くというところにも強めにスポットを当てて展開してほしいなぁとも思ったり。

死神坊ちゃんと黒メイド

触らせてあげたい

死神坊ちゃんと黒メイド
さいろく
さいろく
1年以上前

(私が死にたいという意味ではありません) 坊っちゃんとアリスの掛け合いは序盤からずっと変わらず安定のスタイルで、さっさとなんとかしてあげてほしいという気持ちでムズムズします。幸せだけど辛い。 脇役たちもどんどん増えてきて、それでいて意外と悪いやつがいなくて朗らかな気持ちのまま次の話を迎えられてしまうという全体的にホッコリし続けられるのが特徴ではないかなと。 「魔王城でおやすみ」とかもそうですが、特にオチなくても波乱がなくても全然いいんですよね。 私はジェミニ座の鳥さんザインたちが好きです。

黄泉比良坂レジデンス

女子高生が地獄でメイドさんになるお仕事漫画? #1巻応援

黄泉比良坂レジデンス
nyae
nyae
1年以上前

ひょんなことから生きたまま地獄に迷い込んでしまった女子高生のちまきと理智、エリコの3人(まず地獄に迷い込んでもそんなに動じない女子高生という図がすでに面白い)は、なぜかタワマン「黄泉比良坂レジデンス」のメイドして働くことに。お仕事を頑張って最上階まで登りつめれば、元の世界に戻れる…かもしれない。というお話。 地獄で働くとか地獄か!?なんですが、就職浪人のちまきはたとえ地獄でも仕事に就けたことに大喜び。メイド業に精を出し、毎日イキイキしています。メイドといっても便利屋みたいな感じですが。地獄ではおなじみのキャラクターもたくさん出てきます。かなり、ゆるい空気が流れる漫画です。地獄というより"地獄風"の町という感じ。 理智とエリコは進学が決まっていたので早く戻りたいんだけど、ちまきだけはそこがあまりはっきりしないんです。というのも、不幸な家庭の事情があったり、帰ったところでまたつらい就職活動を再開しなければならなかったりと、色々思うところがあるみたいです。能天気なアホに見えるちまきだけど、ここ(地獄)がやっと手に入れた"自分の居場所"だとすると、はっきりと帰りたいと思えないかもしれない。ちょっと複雑。 実際、現時点ではまだ3人のくわしい過去や人となりは描かれてないので予想するに理智とエリコにもなにかあると思うんですよね。たぶん。 1巻のさいごに、人間を地獄に呼び寄せている、閻魔大王すら知らない何者かがタワマンのどこかに住んでいるらしいということがわかり、ちょっとミステリ要素も生まれて更に面白くなりそうな予感です。

ホームドラマしか知らない

相性バッチリな二人の生活、どうなっていく?!

ホームドラマしか知らない
干し芋
干し芋
1年以上前

主人公のレオくんは、小学6年生。 かなりのしっかり者で、早く大人になりたいと思っている。 夏休みの間、離婚した母の所に行く予定だったが、海外在住で帰国が難しい為、母の再婚相手の連れ子である、義理の美大生の兄、透介と一緒に過ごすことになる。 子供なのに大人ぶっているレオくんと、大人なのに可愛いものが大好きで生活能力のない透介が、これからどんな生活を送っていくのか? とても、素敵な凹凸コンビになりそうな予感。 楽しみです♬

魔法先生ネギま! MAGISTER NEGI MAGI

ヒーローは博士ポジ?(「らしさ」の解体)

魔法先生ネギま! MAGISTER NEGI MAGI
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

『魔法先生ネギま!』の私的ベストバウトは、27巻のネギ・スプリングフィールド対ジャック・ラカン戦です。 犬上小太郎とのタッグ戦ですが、終始ラカンとネギの力比べが繰り広げられます。しかし魔法世界最強傭兵に対し、実力的に劣るネギ。それをカバーしたのは、何重にも仕掛けた罠と、天才的な魔法開発力、そしてあらゆる力を取り入れた、なりふり構わぬ戦術でした。 戦いの後、ネギは称賛と共に揶揄されます。「(筆者注:それはヒーローというより)どう考えてもハカセポジションやで!」 (27巻249時間目より引用。口調からして味方の小太郎ですね……) ヒーローらしくない博士ポジの主役……そうネギが呼ばれる時、私は同時代に週刊少年マガジンで連載されたテニス漫画『ベイビーステップ』を思い出します。 ベイビーステップの主人公・丸尾栄一郎は、浅いキャリアと肉体的な不足を補うべく、「研究」と「コントロール」を武器として強豪と対峙する。遂に世界ランカーになる彼ですが、最後までコートで研究ノートを書き続けました。 2000年代末から2010年代にかけて同じ誌面に描かれた、二人の「博士ポジ」主人公。彼らはヒーロー「らしく無さ」がカッコ良くなる、と言う事を示してくれました。 この10年でマンガに描かれてきた、ジェンダーの揺らぎや、新たな文化系ジャンル、もしくはスポーツ漫画の新たな価値観や育成観。そこでは少年マンガに顕著な従来のヒーロー「らしさ」は、解体されて行く。 そしてそこで描かれるバトルは、従来のヒーローバトルよりも更に複雑で、新たな視点からの面白さに満ちている。旧世代代表のラカンを乗り越えるネギの戦いは、その代表例と言えるでしょう。 #マンバ読書会 #少年マンガの名バトル

眠れぬ夜はケーキを焼いて

料理から自己肯定感は得られる!

眠れぬ夜はケーキを焼いて
ポコニャン
ポコニャン
1年以上前

ここのサイトで3話まで読みましたが、それだけでもとても良い漫画だということがわかりました。 https://www.comic-essay.com/episode/332 頭がぐるぐるして眠れないときに、寝ようと頑張るのではなく、あえて起きる。そして静かな夜を自分なりに過ごしてみるのもアリですね。その際、「料理をする」という行為は、気を紛らわせたり自己肯定感を高めるという意味で非常に有効だとわたしも常々思っていて、この漫画でもそういうメッセージが込められています。 混ぜて焼くだけのホットケーキでもいいと思いますし、ちょっとしたおつまみでもいいと思います。でもオーブンを使った焼き菓子とかのほうが、達成感もあるし、漫画にも描いてありましたけど、ケーキが膨らむ様子って見てるだけでワクワクしますよね。 個人的に実はお菓子作りにトラウマがあって20年くらいやってないんですけど、ちょっとやってみようかなって思ったし、料理に限らず、なにかを自分の手で作るというのに意味があるような気がします。

白木蓮はきれいに散らない

「白木蓮はきれいに散らない」が終了。さびしい

白木蓮はきれいに散らない
名無し
1年以上前

 つい先日、女性セブンの連載が終了。オカヤさんらしい、地に足のついた展開と、キレのある台詞回し、余韻の長い終わり方が堪能できました。  中高年を迎えてジワジワと忍び寄る老いや死などについて、オカヤさんが実感をもって描いているのが伝わって来て、単行本が出たらまとめて読んでみたいと思います。

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