触りたいのに触れない
貴族の坊っちゃんがメイドに逆セクハラされているけど、二人は両思い。 そう、両思い。 でも、ハッピーエンドにはなれない。 魔女の呪いで触れたものの命を奪ってしまうから。 ある一定の線を超えなければ平凡な日常ものなのに、その範囲ではおさまりきらない。 魔女の呪いは強力過ぎる。 大変困った設定なのに、コミカルなシーンやホッとするシーンが要所要所にあるから、気を入れすぎずに読むことができる。 早く呪いが解けたらいいねと思いながら読んでいるのだけど、よくよく考えたら、坊っちゃんは貴族だから身分差があるし、さらに長男だから魔女の呪いという欠点がなくなると、長男としての仕事が戻ってくるのでは。 坊っちゃんのためにも、長女と次男は根回しが必要なのでは。 最終回まで読めば、ホッとできるのかな。楽しみ。