恋は無くとも「エモい」同居 #1巻応援
司書(30歳)と庭師(70歳) 新たなスタートに立った2人が惹かれ合う
※ネタバレを含むクチコミです。
想像よりだいぶ面白かった
主人公がコロコロっぽい見た目なのもいいね
2010年代に蘇った『光路郎』の続編
漁師町にある坂上町高校に里帰り赴任してきた光路郎・オハラの教師生活を描いた『光路郎』。本作『妹先生』は『光路郎』から時が経ち、光路郎の妹の渚が坂上町高校の教員として新たに主人公を努めます。 人間関係も学校関係者や同級生たちでほぼ完結しているという…ある種箱庭的な世界観ですが、描かれるドラマはバリエーション豊富で飽きません。前作から引き続いて登場しているキャラクターたちの現在もしっかり描かれていて「みんなちゃんと大人になっている…」という感慨がこみ上げてきます。 渚を見守るベテランの光路郎という構図も頼もしくて、世界観が完成している感がありました。ラストでアメリカと繋がっていくところも『光路郎』オマージュなのかなと思います。 ふたりの主人公が紡いできた絆が光る、美しいラストでした。
鎧病に冒される兄と、兄を救いたい妹の絆を描いた読切
※ネタバレを含むクチコミです。
性格違う二人の同居、相性GOOD!
同じ職場の女性二人の同居を描いた本作。恋愛要素は無いですが、気の合う二人の気楽なパートナーシップが最高です! 性格は正反対の二人。突っ走り系の篠峰奏莉(かなり)が、生真面目な佐藤雪(ゆき)の部屋に引っ越して来る。 同居のきっかけが……酷い。(是非試し読みを) でも第一印象マイナスからのスタートは、却って腹を割って話せる関係に。最初からダメな所を晒した二人は、お互いをフォローし合いながら生活する。更に女性同士という事もあり、すぐにリラックス。喧嘩も無く、楽しそうで素敵! 職場で接点の無い二人が私生活だと仲良しで、でも少しずつ職場での様子が変化するのも楽しい。このオンオフ感は最近だと『部長と2LDK』なんかが近いかな? お互いの気遣いがバッチリ噛み合う2人を見ていると「ウマの合う」パートナーが欲しくなるし、自分と合う人ってどんな人かなぁ……と考えさせられる。そして同居に恋愛関係ねぇな!とも思いました。
全編通して殺し合いしかしていない
主人公の殺し屋のユキオと「組織」を中心に殺し合いをし続けるマンガ。ユキオの育ての親を実の親が殺しユキオが実の親を殺すなどエピソードが続く。登場人物の人間関係が微妙に複雑であんまり理解できない状態で読み終えてしまったが面白かった。
回収リストの登場人物たち
回収リストの中には、サブ(及びモブ)キャラの方がならず者のように思えますが、いかがでしょうか? 実際、回収リストの主人公が歪んでしまったことにはサブ(及びモブ)キャラにも少なからず原因はありますよ。
ア〜 どす恋 どす恋
両国花錦闘士を読んで「ファンタジー相撲漫画」の世界をもっと知りたいと思ったので読んでみました。横綱になるよりも魅せる相撲をすることが自分の流儀だという男前な関脇・恋吹雪が主人公。彼と一夜を共にした女性は艶がでて美しくなり運気も上がるので…海外のロック歌手、女優、ヤクザの女、旅館の女将、弁当屋で働くシングルマザーなどなど、彼が幸せにした女性は数知れず…。 「なんだこれ〜!笑」みたいな展開がたくさんあって楽しいし、最後は必ずポエムのような相撲甚句で終わるのが最高です。途中から恋吹雪の学生時代を描いた過去編が始まってそのまま完結したのが謎でしたが、ちゃんと続編の嗚呼どす恋ジゴロがあるんですね。そちらも読んでみようと思います。
最後まで読みました
※ネタバレを含むクチコミです。
戦艦もの?怪獣もの?パニックもの?
面白い!まだ一巻読んだだけですが完璧に飲まれました。 なんか戦艦ものかなーだったらあんまし…と思ったんですが主人公が自衛隊なりたての女の子なのですごく身近な話に思えて面白いです。 やっぱ思い出すのは映画シンゴジラなんですが、あれにパニックものの要素も入ってきてると思います。 怪獣描写も怪獣がだす触手の描写もリアルでキモくて良いですね…。 未知の生物と戦うのが日本の自衛隊なので自衛隊好きにも多分面白いはず!
そうきたか〜!と思う設定
自分はBLもTLも少年少女青年なんでもござれで読む者なんですが、なんか人気だな〜と思ってこれも読んでみました。 そ、そういうことね! 魔法の薬で女の子になる系のBLかと思いきや違います。 まあ詳しくは読んでみてください。(BLTL大丈夫な方!) なるほどね、キャラ作りうめー!と思うと同時にネイティブな関西弁キャラ二人なのでその辺にいそうwって思います。 最高でした。
面白いけど…
任侠が異世界転生したら面白いけど…なんで女の子〜! というのが最初の感想です。商売戦略っぽいあれそれを感じてしまいました。 というのも転生前の任侠のおじいちゃんが非の打ちどころなく、転生しなくても完璧に人格ができているキャラクターなので。 うーん、ダメ人間の転生パターンを読みすぎなのでしょうか…。 結構「任侠」ってイメージが強い素材ですからね。 ともあれ話は面白いです。 さすが宮下裕樹先生。 悪いキャラの表情も、勢いのあるコマもうますぎです。 背中に吉祥天女が彫ってあるキャラって強キャラ間違い無いでしょ、、 かっこよすぎる 少女なのに中身がヤクザのおじいさんなので全て悟った決め台詞をいうところが良いですね あと異世界なのに小指とか薬とかヤクザモチーフが出てくるところも良いですw
これはやばくて良い
人気なのは知ってるけど人気すぎてあえて読まなかった系作品です。 一巻読んで見ましたが確かに面白い! 「僕」は確かにやばいやつなんですがそれは思春期の少年のやきもきする感情そのままで実はやばくもなく正常なんですよ! しかもちゃんと好きだと自覚するし素直だし二人とも見ててほっこりします。 あとなんでこんなに面白いと感じるのかなと思ったのですが、多分テンポが良い!絶妙なテンポでストーリー運びがされているので、読みやすく飽きません! 是非に読んでくれと言いたい作品。
久々ハマったバイオレンス格闘漫画
※ネタバレを含むクチコミです。
衝撃的・・・・
吾妻ひでお先生の失踪日記にも匹敵するかのような、衝撃的な内容をコミカルな絵と語り口で描かれてます。 なんと言うか、リアルにこんな生活があるんだ、と言うことと、それをこんな風に描ける作者の胆力に脱帽です。
連ちゃんパパ、先に読むか?後に読むか?
兄の死をきっかけに実家のパチンコ屋を継いだ大吉が周囲の人達のためにあれやこれやと奮闘するほのぼのパチンコ漫画です。 怠惰なバイトや厄介なお客さん、訳ありな男女など…ちょっと危なげな人やハプニングは尽きないけれど、大吉のお節介によってめでたしめでたし。というストーリーがほとんどです。 お客さん目線でのサービスを常に考え、トラブルを起こす客には毅然とした対応をし、従業員の幸せも大切にする。 大吉は強引だったりお節介すぎるところはあるけれど、経営者としても人間としても素敵な人だなあと感じました。 しかし脳裏によぎる連ちゃんパパ。 ほのぼの絵柄なのに連ちゃんパパがよぎって笑顔を疑ってしまうし、嫁も子どもも幸せそうなのに裏切られるのではと思ってしまうし、何か事件が起こるたび今度こそダメだと思ってしまうのです。 パーラーさかえみたいな良心的なお店で打ってたら連ちゃんパパもあんなことにはならなかったのでしょうか。いやたぶん関係ないですね。 物事にはいろんな側面があるのだなあ、と改めて実感しました。 連ちゃんパパを履修してるかしてないかによって印象がだいぶ変わる漫画だと思います。 できればパーラー栄通りを読んでから連ちゃんパパを読んだ人の感想を知りたいです。
羌瘣ってさぁ…
人気投票一位にも関わらず、 李牧との戦いが終わって以降、全く登場しないのだが… 寿命を削りすぎて身体を壊し戦線復帰できなくなったのか、 それとも緑穂が壊れたから? 戦えないにしても、信がついに将軍となったときに姿を現さないのは不自然では・・・? なにか羌瘣を登場させてはいけない理由でもあるのか分からないけど、1コマでいいから出してほしい。
敵の方が外道だな
昔に1巻だけ読んで面白かったので覚えていたが2巻があることを知ったので久しぶりに読んでみた。内容は渡世人とか股旅物と言えばいいのか昔のドラマの「木枯らし紋次郎」や小林まことの「劇画・長谷川 伸シリーズ」に近いがそこまで綺麗な話ではなくあらすじ通りの金次第でどんな卑怯な手段を用いても相手を仕留める「人斬り外道笠」が主人公。 主人公は「外道笠」と言われているがむちゃくちゃ悪人というわけでもないし、善人というわけでもない。自分自身が生きるための結果として悪行になったり、優しさがアダになって問題に巻き込まれたりと難儀な性格をしていた。 基本は主人公の「外道笠」より、各話に登場する敵役の方が外道だったな
先生と生徒のそれぞれの片思いの話
表題作の「真空片戀パック」は全3話+描き下ろし後日談で構成されています。第1話は自分の母校に教師になって戻ってきた大人の女性が主人公。二日酔いで授業したりすることもあるちょっと不真面目な彼女が、園芸部の真面目系男子に告白されます。自分が学生だった頃から教師と生徒の恋愛を白い目で見てきたけど、好きと言われて意識してしまうと止まらなくなってきて、悩みながらも本気になってしまうという話です。第2話は告白した男子生徒の視点、第3話は彼に片思いしてる同級生の女の子の視点で描かれています。 その他にコーラスに描かれた初期短編が4本収録されています。アックスでデビューされた後に描かれたもののようですが、この頃の作風は共通していて丸っこくて可愛い絵柄です。高野文子先生に似ているなとちょっと思っています。
ギャグが寒すぎ
※ネタバレを含むクチコミです。
駄目プロ絵師と世話焼き腐女子
最初タイトルを見て、メンヘラ的内容なのかなぁ、と思ったのですが、そこまで重い物は無かったです。 〈不安定さん〉は、プロのイラストレーター。締め切りに追われ、筆が乗らず、自信も持てなくて……と、クリエイターっぽい苦しみに、布団を被って落ち込むかソシャゲに逃避。その上極度のコミュ障で、打ち合わせの外出すらままならない。 そんな不安定さんと同居する〈しっかりさん〉は、かなり年下のOLで腐女子。世話好きの彼女は同人活動に勤しみながら、不安定さんを支える。 構図としては『2DK、Gペン、目覚まし時計』が近いですが、不安定さんはかえちゃんがコミュ障な感じ、と言うと、その救いの無さが伝わるでしょうか。一方しっかりさんは奈々美ちゃんよりずいぶん幼く見えても、甲斐甲斐しいのは似ている。 不安定さんを叱咤激励しつつ、つい甘やかし、お世話することに喜びを見出し、そして男装した不安定さんにときめいてしまうBL好きのしっかりさん、という百合は思っていた以上に強力に! 同居に懐疑的な家族が出て来るのですが、それに対するしっかりさんのアンサーは、なかなか度胸があって、これが推しへの愛なのか……と感激のラストでした。
笑い話に出来るうちはまだいいよね
漫画家の先生方がそれぞれに経験した?のであろう、 クソ編集者に作品を改悪された話や、 ダメ編集者に才能や人生を潰されかけたかもしれない話や、 ヘタレ編集者に無理無駄無意味な仕事をさせられた話や、 ド外道編集者に人格まで否定されたりした話や、 それらをあくまでも「フィクション」として ギャグ漫画に仕立てているアンソロジー集。 かつての漫画家漫画といえば、締め切りを守らない漫画家に 編集者が振り回されるとかの漫画が多かった印象がある。 だが今では、ダメ編集者に漫画家のほうが振り回される漫画が 多いような印象もうける。 そして、そっちのほうが漫画界の現実っぽい印象を受けた。 だとしたら漫画界ってなんて腐った世界なんだろう、 と思ってしまう。 だがこうしてこんな漫画が出版されているということは、 漫画家の先生方にしろ編集者の方にしろ、 こういった出来事をネタにして笑い話にするくらいの 度量があることの証明でもあるかな、 とも考えることもできるし、そうであるのなら救われる。 その時にはシャレにならない話だったかもしれないが、 時が過ぎれば笑い話になった、というのなら。 しかし中には、永遠に笑い話になんか出来ねーよ、 という漫画家の先生もいそうで、そう考えると怖い。
「すべての問題はお金で解決できる」先生
昔見かけて結局気になっていたが読んでいなかったのと最近何回か作者の名前をみかけたので読んでみた。 別雑誌のヒット作みたいだなという印象は最初持ったがそんなことはなく、ノリが昔のマンガっぽくて「吊金先生」にまつわる色々伏線などを回収したあとでの俺の好きな感じの終わり方だった
勿論ただの同居なら、別に恋愛は無くても、友情とか利便性とか契約とか、どんな関係でも構わない訳です。 で、この作品ですが、同居する二人の関係はかなりヘンテコ。 空き巣に入られて身の危険を感じた社会人・きのめは、一時的に居候させてくれる女性・あけびを姉に紹介される。しかし彼女、実は〈姉に〉恋してる! 漫画家のあけびはカッコよくて優しくて、変な男性に纏わり付かれるきのめには、頼れる存在。一方きのめは、得意な料理を振舞ってあけびに喜ばれる。win-winな関係は噛み合っていて楽しげですが、きのめの気がかりは、あけびの姉への恋心。 最初「姉を好きな人」とどう接して良いか分からずテンパる所から始まり、あけびの純愛に触れるきのめの、情緒が激しすぎて可笑しい。そして二人の生活は次第に楽しくなって行きつつ、あけびの恋はブレない。純情なあけびのポンコツな挙動も、また可笑しい。 心通わせてゆくコンビですが、恋になる感じは、する様なしない様な……姉の本心含めて、1巻ではゴールが全然予想出来ない。けれど同居物としては既に、互いへの思い遣りが「熱い」内容だし、今後もエモい展開が見られそうな気がします。