吉田家のちすじ

二世帯住宅で巻き起こるセクハラ攻防戦

吉田家のちすじ
ウマタロ
ウマタロ
1年以上前

男ばかりの吉田家に嫁いできた多香子さん(30歳) 隙あらば男どもからセクハラをかまされ、自らもラッキースケベを提供して、吉田家の男たちを興奮させるという日常を描いた作品。 昭和っぽさがまだ残る時代設定だが、令和に同じことをやってたら炎上間違いなしの内容である。 直接的なエロ描写が少ないだけに、なんというか全体から漂うムッツリ度合いが非常に高い。自分も男だけど、こうして客観的に男の性欲のしょうもなさを見せつけられると情けなくも笑えてきてしまう。

モトカレマニア

モトカレが好き?なモトカレマニア!瀧波ユカリのKiss新連載

モトカレマニア
リョーコ
1年以上前

『臨死!! 江古田ちゃん』とかを描いていた瀧波ユカリの新連載。女性誌に移ったんだーとまずは驚いたけど、とりあえず、主人公の難波ユリカは喋れば喋るほど「どっへーやばいやつだーw」と思えてくる。 ユリカの元カレは平凡な名前・電話変わってる・ネットに興味がなく共通の友達もいないため、三年ほど消息を掴めないでいる。 その間にユリカは、脳内に元カレを住まわせて毎日心の中で会話をして満足したり、人と会ったりどこかに行くたびに元カレとの思い出との共通点を見つけて喜んだりするようになってしまった。新しいネジの外れ方をしている。 ぶっ飛び系のギャグで、一応恋愛の方にも話は行きそうな気配を残して、2話目(一挙2話掲載だった)が終わったけど、どんどんネジが外れて行く方向に期待している。

戦争と一人の女

私が初めて読んだ近藤ようこ先生の作品

戦争と一人の女
かしこ
かしこ
1年以上前

表紙がすごくカッコよかったので手に取りました。内容は坂口安吾の小説をコミカライズしたものになります。原作小説が発表された当時はGHQから大幅に検閲された影響もあって評価はあまり高くなかったそうですが、近藤ようこ先生は2001年に講談社文芸文庫から出版されたGHQ無削除版を元に漫画にされているのでパンチがすごいです。まず「夜の空襲はすばらしい」から始まります。 戦時中にどうせ日本は負けるんだと思いながら生きていた男女がいて、二人は夫婦同然に暮らしてるんだけど、戦争が終わったらこの関係も終わるんだろうってお互いに心の中では思っている。女は貞操観念にダラしなくて、でも不感症で、男は全部を知っていて一緒にいたけど、戦争が終わりを迎えて…という話です。 読んでいて理解はしていると思うんですが言葉にするのが難しいですね。改めて読み返してみたら、あとがきに「青林工藝社に漫画化のアイディアを承諾してもらってから完成までに6、7年かかっている」と書かれていたのに驚きました。でも、こんなにすごいものはそれ程の年月がかかって当然だと思います。

HUNTER×HUNTER モノクロ版

好きだからこそ正直に言う

HUNTER×HUNTER モノクロ版
六文銭
六文銭
1年以上前

冨樫先生は才能の塊だと思うので、もう本作品を終わらせても良いから、かわりにレベルEみたいなショートストーリーを沢山描いて欲しい。 脳みそにあるアイデアを、一部でも、この世に多く残していって欲しい。 休載が長いので、最近シビれてこんなこと思ってます。 特に読み返すと、この思いがより強くなる。 あぁ、何でもいいから、冨樫成分をくれーみたいな中毒。 もう発想もアイデアも、現実かのような世界観も、少年心くすぐる技の数々も最高です。 ただ面白いだけでなく、例えば、キメラアント編の最後の吹き出しだけの演出とか、泣かせる部分もあって、ホントスキがないです。 ワタクシ的、墓場にいれて欲しい漫画の筆頭。

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん

ジャガーさんから入った人、マサルさん読めない説

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん
nyae
nyae
1年以上前

リミックス版という謎の形態でコミックスが発売されると知り、今度こそ読んでみようかなと思った次第です(まだ読んでません)。 私だけでしょうか、ジャガーさんからうすた京介漫画に入った人は、マサルさんが読めない気がします。なぜなら、このうすた先生のギャグの進化がものすごい進んでいるから。 そんなことないですか?こんな私でもマサルさんを読めますでしょうか。

私を歯医者に連れてって!

真っ当な方の歯医者ラブコメ

私を歯医者に連れてって!
名無し
1年以上前

ジャンプ+で歯医者ときたらもうアレしか思い浮かばず警戒しましたが、これは歯医者が怖い同級生にお願いされて何故か一緒に歯医者に行ってドキドキ…というかわいいお話でした。よかった、と思ったんですけど冷静に考えるとクラスの女の子と一緒に歯医者行くの、なかなかコアな癖(ヘキ)かもしれない…。 ビビリだけど好戦的な高井さんがかわいかったです。麻酔で唇とかジンジンするの、確かに面白いよね。

ジュピタリア

"ジュピタリアン"の少年が宇宙へ一歩踏み出すSFロマン

ジュピタリア
名無し
1年以上前

人間が宇宙で活動することが当たり前になった、2150年の宇宙大航海時代が舞台です。人々は木星の天然資源を求めて、その周辺の衛星に生活圏を構築して生きています。 主人公の少年・リコは"無重力下"で生まれたジュピタリアン。ジュピタリアンは重力下での生活では体に負荷がかかり長時間居られません。毎日に息苦しさを感じていた時に、事故などで宇宙空間に放置された船を回収する仕事をしている男に出会い、息苦しいままでいまの生活を続けるよりも、危険がともなうけれど広い宇宙へ一歩踏み出すことを決意する、という第1話でした。 重力下では邪魔者扱いされるジュピタリアンが、ジュピタリアンに生まれてよかったと思えるようなスカッとする展開を期待したいです。

スポットライト

僕と学園祭と運営スタッフというひとたちとの思い出

スポットライト
名無し
1年以上前

読んでたら大学のときの記憶が蘇ってきた。個人的な話なんだけど、学祭スタッフのウェイノリみたいなのが苦手で逸崎元貴のことをあまり好意的に見れないというか、ビビりながら読んでしまっている。魅力的な人物だというのもわかるのだが…。 大学の学祭の運スタってあんな感じでテキトーさと熱さと冷たさが入り混じってるというか、うまく使い分けてるみたいな人が多くて、自分が振り回されていた個人的な思い出が蘇ってきたのでそういう人物像をうまく描けてるんだな〜と思う。(もちろん真面目な人もたくさんいたけど)というかどこの大学でもあんな感じの「運営スタッフ」がいるんだろうか。 何よりツラいのが未だにこんなことを考えている自分の陰キャぶりを思い知らされてしまうこと…けど読んでしまう。なぜ俺はこの漫画を読んでいるんだ…うう…。

その他くん

ハードモードマンガ道

その他くん
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

主人公の君輪園太が漫画家を目指す昭和なおおらかさがあふれてるギャグマンガ。園太くんの行動がムカつくのでギャグマンガとしてはそんなに好きではないけど、実在の漫画家が登場しまくったり、つのだじろうのマンガに対する熱い思いが描いてあったりマンガを描くには雑誌一冊出すにはどういうことをしているのかということがわかって面白い ハードモードというのは、実在の超有名漫画家に描いたマンガや行動をディスられ続けながらもマンガを描き続ける園太くんはまじでタフだな...

吾輩は猫である、職業はバリスタ。

疲れている人が集まるお店

吾輩は猫である、職業はバリスタ。
干し芋
干し芋
1年以上前

知人には話せないけど、他人になら気軽に話せる悩みってありますよね。 それが、人間でないなら尚更話しやすい♪ そんな方にもってこいの猫のマスターが話を聞いてくれて、その人に合ったおすすめのメニューを提供してくれるお店があります。 でも、疲れた人しかたどり着けないのです。 『いつでも猫は人のそばにいますよ。』

滝田ゆう落語劇場

何重にも楽しめる名人芸

滝田ゆう落語劇場
hysysk
hysysk
1年以上前

これを読んでから落語の動画を観ると、情景が想像できて楽しい。さらに演目にまつわる歴史や形式の違い、噺家のことを調べているとどんどん沼にはまっていく。浅草周辺の土地勘もあるとより感慨深いと思う(吉原に向かう人たちが追剝に遭う辺りに住んでいたことがある)。昔話というほど遠い昔でなく、今も少し感じられるくらいの距離感が良い。 『青菜』がとても面白く、風情もあって好き。

妖精のおきゃくさま

仕事に生きる喜びがひしひしと伝わってくる #1巻応援

妖精のおきゃくさま
nyae
nyae
1年以上前

読んでいるといい香りがしてきそうな漫画です。洋裁の仕事をしている女性のもとに、朝顔の花を持って「服を作って欲しい」と妖精の女の子が訪ねてきて…というお話。ハルタとか読む人に親和性が高そう。 綺麗なものや美しいものに囲まれたキラキラした華やかさと、仕事に生きる職人の生き様というふたつの要素がどちらも惜しみなく描かれているなと感じました。プロフェッショナルってこういうことだ…!と読む手に力が入る場面が多々あります。やっぱり仕事に生きている人って男女関係なくかっこいい。 妖精のヒメちゃんが、自分も他の妖精たちに服を作ってあげたいと思っていることに気づき、この気持ちに名前はあるのか景子さんに聞く場面がすごく好きです。2021年この漫画は大ヒットすべき、いやする!と大声で叫びたい気持ちです。

SHERLOCK

「忙しい人向けSHERLOCK」ドラマの完璧なコミカライズ!

SHERLOCK
名無し
1年以上前

軽い気持ちで初めてSHERLOCKを観てみたのですが、あっという間にどハマりしてシーズン3+特別編まで観てしまいました。日曜の夜に観始めるもんじゃないですね。 その流れでドラマをコミカライズした1巻も買って読んだのですがものすごいクオリティ。 ベネディクト・カンバーバッチのあの表情が見事に漫画の絵柄で表現されてるうえ、ドラマにあった場面が構図や俳優のポーズが忠実に再現されている。 映像ならではの「たっぷりとした間」とBGM以外、全てのものが漫画に取り入れられてる気がする。 セリフは字幕と違うとこが多々あるのでおそらく吹き替えに準拠。 推理中に英単語がモーショングラフィックで浮かんでくる表現が好きなんだけど、それが日本語(しかも平凡なフォント)で書かれてたのが、他の部分が完璧なだけに浮いてるように感じた。 ドラマは1話1時間半くらいあるけど、忙しい人は各巻1冊を読めば30分もかからず理解できるのでおすすめです。

フランスふらふら一人旅 パリ・美術館巡り編

1ヶ月でフランスの美術館・博物館20館を制覇…!

フランスふらふら一人旅 パリ・美術館巡り編
ぺそ
ぺそ
1年以上前

にしうら先生の1ヶ月フランス旅行での美術館巡りにフォーカスを当てたエッセイ漫画がこちら。美術館内の描写たっっっぷりで、美術好きにはたまらないないようになっています。 日程表をみたらほぼ毎日、一件以上の美術館や博物館を訪問しててバイタリティがすごい! (私は旅行先でたくさん歩き回ると次の日ヘトヘトになってしまい、ホテルの近くでのんびり……というのがお決まりなので尊敬してしまいました) 絵画の前にベンチが設置してあったり、スケッチが自由だったりフランスの美術館、素敵…! 警備の人に鞄の中のぬいぐるみを見られるシーンでほっこりしました♫ ふらふら一人旅の続編楽しみにしています! https://note.com/_some/n/n959ac2c9e4c4

フランスふらふら一人旅 パリ・アパルトマン生活編

素敵すぎる1ヶ月パリ生活♫ #1巻応援

フランスふらふら一人旅 パリ・アパルトマン生活編
ぺそ
ぺそ
1年以上前

ドミトリーや民泊ではなくパリにお部屋を借りて1ヶ月滞在する様子を描いた旅エッセイ。2冊あるうちこちらは「計画・空港(羽田)・機内食・滞在中・帰国」と、旅の全行程を描いたものになります。 たしかに1ヶ月滞在するなら自炊したほうが経済的…とはいえそれを実行できるのはすごい! 買ったフルーツの味が予想外でサラダに使うというシーンに旅の醍醐味を感じました(予想外のトラブルを工夫でなんとかするのは旅ならではの楽しみですよね) にしうら先生が描くご飯や街並みや人々がとても細かく可愛らしく、見ててキュンとしました…! また最初の方に登場した「旅に持っていったもの一覧」がイラスト付きで非常にわかりやすくて、これをスマホに用意しておけば長期海外旅行の準備は完璧じゃないか…!と感動しました。今度海外に行くときに使います!(いつになるかはわかりませんが) 「パリには19世紀に設置された公共の水飲み場がたくさんある」というのを初めて知ったので、次にパリに行ったら(いつになるかはわかりませんが……)ぜひ探してみようと思います♫ https://note.com/_some/n/n868ba0c59f25

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