あかねさす柘榴の都

亡くなった母の故郷、スペイン・グラナダで始まる新しい生活

あかねさす柘榴の都
名無し
1年以上前

日本人の少年・夏樹がひとりで飛行機に乗り、スペイン・グラナダへ訪れるところから始まる物語。どうやら母親が亡くなってしまい、母の故郷で叔母・アルバの世話になり暮らすことになった様子です。いろいろ違うけど、無愛想な叔母と親を亡くした14歳の少年が世話になるという話なので違国日記を思い出しますね。 地球に実在する場所なのに日本と違いすぎて非現実感があります。 なんかわからないけどワクワクする事が起こりそうな予感がする。楽しみな新連載。

チキタ★GUGU

人喰いの妖と少年が紡ぐ絆 #完結応援

チキタ★GUGU
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

妖(あやし)の起こす問題を解決する「あやしい屋」の少年チキタ・グーグーは人喰いの妖ラー・ラム・デラルとともに暮らしています。人と相容れない存在であるはずのラーが稼業を手伝っているのは彼の目的がチキタと100年間をともに過ごし、美味しくなった彼を食べてしまうことだから。 これだけ書くと『うしおととら』みたいなコンビバトルものっぽいですが、妖と人の命のやり取りがシビアに描かれる『チキタ』の世界はかわいく見えて非常にハードでダークです。 「人喰い」が関わる残酷なシーンがあるほか、主要キャラを巡って精神的にクる展開が容赦なく続くので最初のうちはほわんとした絵柄とのギャップにやられてしまうかも…(もちろんそれも大きな魅力です!) スリリングなエピソードのなかで「100年」とラーの抱える秘密や不死の存在など、ぞわぞわするような謎も解き明かされていくのでどんどん読み進めてしまいました。 両親の仇であるラーと暮らすチキタを筆頭に、作中では度々殺し殺され喰い喰われ…という関係のキャラクターが登場します。誰かが誰かの仇である過酷な間柄ですが、同じ時間を過ごすことで互いの想いが変わっていく過程が丁寧に描かれます。 食うものと食われるもの、許さないことと許すこと、そして生きることと死ぬこと。『チキタ』のキャラクターたちはそれぞれ凄絶な過去を持ちながら、誰かとともに日々を生きることで重厚なテーマに自分なりの答えを出そうとします。 「そうまとめるのか〜!」という最終話がとても好きでした。 チキタとラーが迎える「100年」の旅の決着、読めばきっと心に残るものになると思います。

今日も、なんとか生きてます。

すごく笑えて為になる(かも知れない) #1巻応援

今日も、なんとか生きてます。
たか
たか
1年以上前

マンバでフォローしたことすら忘れるくらい前にビッグコミック増刊で読んで気に入った作品。ついに単行本が出たので読んでみましたがやっぱりメチャクチャ面白かったです! 「格言+4コマ漫画」というスタイルで構成されていて、とある会社に勤める人々が主人公。話が進むごとに仕事ぶりや私生活から人柄や交友関係が見えて来るのが面白い! みんなダメでみんないい…! 来世ではちゃんとしますとかこれとか、こういうタイプの「会社群像劇(?)」大好きです。 続編も楽しみにしています! #1巻応援

休日のわるものさん

人のオフの日の過ごし方を見るのは楽しい

休日のわるものさん
名無し
1年以上前

仕事の時は髪型バッチリ決めて顔バキバキの悪者さんだけど、休みの日はめちゃくちゃローテンションでしっかり仕事モードオフなところが素敵。「休みの日は知り合いに話しかけられたくない」という悪者さんのスタンスもすごく共感してしまう…! 「有名人のオフ」がテーマということでうらみちお兄さんが好きな人はこれも好きそう。

紀元ギルシア

マリンモって何〜!?

紀元ギルシア
名無し
1年以上前

『紀元ギルシア』6話、『夏時空』、『エストレリータ』が収録された短編集。 表題作の『紀元ギルシア』の難解さがメチャクチャ良かったけどまさかの第一部で終わりだとは……結局マリンモって何なんだ!! 『夏時空』の灼熱に晒されながら青年と老人と若い女性が三つ巴を繰り広げる話も良かったし、『エストレリータ』の「アホと爆弾が抱き合っているようだった」っていう最後のセリフも良かった。 坂口尚の作品初めて読んだけど他のやつも読んだみたい。

異世界メタラーLv.999

ついにメタラーが異世界に!

異世界メタラーLv.999
六文銭
六文銭
1年以上前

メタラー(メタルを愛する人)がライブ中に感電して、異世界に行ってしまい、なぜかLv999 と ツッコミが渋滞どころか、事故起こしそうな内容ですが、ただの出オチではない面白さがあります。 また、作者がホントにメタル好きなんだなというのが伝わってきます。 私も、かじる程度しか知識ありませんが、ドラゴンといえばメタルのジャケットでよく出るとか、モンスターとの構図が例のアレとかで興奮する主人公に、そういう着眼点かとうなりました。 ジャンルとしては「異世界転生最強もの」にくくられるかもでですが、この手のジャンルに多い、最強主人公のヤレヤレ感(強すぎてヤレヤレみたいな斜に構えた態度)は皆無で、 物騒な顔して口下手だけど、実は心優しいというのも好感もてます。 まだ3話ですが、新しい異世界ジャンルの1つとして、今後も要チェックしたいです。

学校へ行けなかった僕と9人の友だち

自分の中のフツウとは。

学校へ行けなかった僕と9人の友だち
Pom
Pom
1年以上前

「学校へ行けない僕と9人の先生」の続編。 著者の不登校の実体験を元に描かれているのだけれど前作を読んで、「自分の中のフツウ」とは何だろう、むしろフツウとは。誰に認められたいのだろう。。など考えさせられた。 今作もフツウじゃないと。と言う言葉が沢山出て来ますが、色んな生き方、考え方があって当たり前でフツウじゃなくてもいい。 つい忘れがちなことを改めて教えてくれた考えさせてくれた作品でした。 過去が客観視できるくらい今を生きてる著者の芯の強さに励まされました。

父ちゃんはいつも仕事場

ぢたま某いいパパしてるじゃん

父ちゃんはいつも仕事場
名無し
1年以上前

まぁ仕事が忙しいので週に2、3日しか家に帰れなかったりするらしいのですが、娘さん2人に「ヒデ〜」と呼ばれている様子を見ると仲がいいんだなぁと思いました。漫研出身の奥さんが4コマの横にイラストでツッコミを添えているのも微笑ましいです。お正月の一家団欒中に奥さんがエロゲしてたのがウケました。1巻が発売されてからだいぶ経ってますが、掲載元だったコミックダンガンが閉鎖されてしまったので2巻は出ていないようですね…。もったいない。

おとなになっても

あやのさんが分からな…

おとなになっても
ymzkrm
ymzkrm
1年以上前

あやのさんが分からないながらも、流さずに自分の気持ちに向き合って一歩踏み出そうともがいている姿が素直で、とても丁寧に見えた。 思ってても口にせずに、表に出すのは不適切だろうと空気を読んで仕舞い込んで、自分でも気付かぬうちに無かったことにしてたこととか、その曖昧な中間地点とか、そんな細かな感情の機微を、言葉にして掬い取ってくれる懐の深さが志村さんの漫画にはあるような気がします。 良い面も、悪い面も、どちらも同じ温度感で描かれてある気がして心地が良いというか。 他の本でも何度か思ったのですが、お話の始まりが分かりにくくて、何度か繰り返し読んで気づくことも多く、そのたびにこういうことかなって考えさせられるのが逆に味わい深くて好きです。

乙嫁語り

ページをめくるたび美しさでため息をつく

乙嫁語り
六文銭
六文銭
1年以上前

物語ではなく、絵を読んでいる感じ。 それでも不思議と面白いのは、この作家さんの唯一無二の特性だと思います。 息を呑むような、美しい木彫り細工とか綿密な刺繍とか、本当にリアルでそれを描く画力の高さに惚れ惚れします。 牧歌的な雰囲気の中(時々、荒々しい面もありますが)、そこで過ごす生活や、人と人の繋がり、ゆっくりと進む感じのストーリーも、本作の魅力です。 まさに「人間」を描いている作品と言えるのではないでしょうか。

マジカルメイク

メイク初心者は読んでみましょう

マジカルメイク
野愛
野愛
1年以上前

いずれ絶対必要になるのにちゃんと教わることがないのがお化粧。 今でこそ濃いも薄いも好きにしたらいいじゃないと思うようになったけど、最初の最初は「これでいいのかな」という思いが拭えなかった記憶があります。 そんなメイク初心者に軽い気持ちで読んでほしいのがこの漫画。ちょうどいい教科書になってくれます。 気になる先輩が自分のことを「化粧が変じゃない?」と噂しているのを聞いてしまった里美が謎の人形マリナにメイクレッスンを受ける、というお話。 ちゃんと化粧下地の塗り方から、マスカラの前にパウダーつけろとかアイライナーの種類別の使い方、化粧直しの方法まで結構細かいところまで教えてくれます。 雑誌や動画などメイクを教えてくれるコンテンツは増えたけど、漫画だと後からチェックするのも使いやすいし見ながらメイクもできるしなかなかよいのでは。 もちろん漫画としても、だんだん綺麗になっていく里美と彼女をとりまく恋模様を楽しめるのでぜひぜひ。

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