ヲトメは義母に恋してる

義母子?百合コメの複雑さ #1巻応援

ヲトメは義母に恋してる
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

非常に発育が良い中学一年生が、子供の様な外見の成人女性と暮らし始めるこの物語。可愛い物好きなのに似合わない少女の悩みと、幼い容姿のせいで人に侮られがちな女性の悩みが並べ語られるのが印象的です。 ジェンダーへの違和等で無くても外見と内面の違和感は、多かれ少なかれ様々な人が抱くのかも知れないと、思いがけず気付かされる本書。他にも様々な複雑さと痛みが、優しさと共に描かれます。 主人公の鈴(りん)は、父が連れてきた再婚候補・寿々(すず)の愛らしさと、鈴に寄り添う心に絆され、寿々に初めての恋をする。 鈴が寿々と共に初めて過ごす「カワイイ」「女子らしい」時間。父親には難しい「女子の成長」に寿々が優しく対応するのも頼もしい。しかしそんな中で鈴の寿々への恋心は募り、でも寿々は父が好きだし……という鈴の心の揺れは切ない。 父は真摯で良い人なのですが、それが却って混乱を起こし、寿々が傷つく。そこで鈴の取る選択からは今後も鈴が苦しみ続ける姿しか想像できないのですが、全体的に温かなテイストの本書。優しさと複雑さの物語がどの様に紡がれて行くのか、期待したいと思います。 ※この作品は「マンバ通信」で芳文社四コマについて執筆されている、えむさんにTwitterで教えて頂きました。ありがとうございました!

ブレイク ブレイド

ゴリゴリのロボバトルが楽しめる #推しを3行で推す

ブレイク ブレイド
名無し
1年以上前

派手なビームとか爆発は無くて、弾丸と剣みたいな実体武器だけで泥臭く戦うのは好みが分かれそうだけど俺は好き。 ガンダムだったらオルフェンズ、マクロスよりもボトムズっていう人ならハマると思う。 ストーリーもかつての友が敵味方に分かれて…という鉄板のやつなので間違いないです。

死んでから本気出す

いじめられっ子が死んで幽霊になったら最強だった件 #1巻応援

死んでから本気出す
sogor25
sogor25
1年以上前

学校でいじめに遭っていた15歳の高井瀬奈はある日、車道に飛び出したネコを助けようとしてトラックに轢かれてしまいます。 すると次の瞬間、目の前に"霊界の案内人"と名乗る少女・ファミリアが現れて、瀬奈が死んで幽霊になったのだと追われます。 ファミリア曰く、瀬奈には人間を驚かせる"幽霊の才能"があるらしく、そこで彼女は瀬奈にあるミッションを提案します。 それが「四十九日の間に100人の人間を驚かせることができれば異世界に転生させてもらえる」というもの。 そのミッションを聞いた瀬奈は、現世と決別し異世界への転生をするために人間たちを驚かせはじめる、という物語です。 自身がいじめられてきた経験が影響しているのか、驚かせる人間は"悪人"だけと決めて瀬名は行動を始めます。 そのため、序盤では勧善懲悪的な爽快さのある展開が繰り広げられます。 このまま"最凶の幽霊"として無双する瀬奈の様子が描かれるのかと思いきや、どうやらそういうわけではなさそうです。 そこには瀬奈をいじめていた同級生に対する瀬奈自身のトラウマや、現世に遺された母親の存在などがあり、さらに1巻の最後にはこれまでの物語からは想像できない思わぬ展開が加わることで、爽快感だけじゃないストーリーの魅力が生まれている作品です。 1巻まで読了

卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-

自由に! 面白く!

卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-
名無し
1年以上前

中村真理子が大化の改新に続いて卑弥呼の時代を自由な発想でダイナミックに描く。 もう誰も検証のしようがないから、いかに面白く卑弥呼を描けるかが勝負。今のところ、私は楽しく読んでます。 いまだに男性優位のこの国で、女性が頂点に立っていたのであるから、そこに至るまでの物語は想像を絶する出来事が多々あったことだろう。 権謀術数が入り乱れる古代日本を卑弥呼が切れ味鋭く突き進む姿は心地よい。 物語はまだまだ序章。これからの展開が楽しみ。

三丁目の夕日 夕焼けの詩

心の清涼剤

三丁目の夕日 夕焼けの詩
名無し
1年以上前

昭和三十年代なんて知らないけれど、そんなに良い人たちだらけなわけないとわかっているけれど、画柄があったかくて読まずにはいられない。 多くないページ数でこれほどまでに人情話を紡いでいけるのもスゴい。 月イチ連載になってしまったけれど、読めば必ず心はハートフル。 世界よ、ノスタルジーとはこういうことだ! でも映画化されたのは、なんか残念だった。一平のお父さんは怒りっぽくなってるし、六ちゃんなんか性別まで変わってるし...

先輩はおとこのこ

かわいいだけじゃない繊細なお話

先輩はおとこのこ
野愛
野愛
1年以上前

かわいい男の娘に軽率に萌えたくて読んでみたら、想像以上に繊細なお話でした。 女子の制服にウィッグ姿で学校生活を送るまこと。 まことに一目惚れした天真爛漫な後輩の咲。 ずっと側でまことを見守る幼馴染のりゅーじ。 自分が「普通とは違っている」という気持ちを抱えながら、お互いを想い合う3人。 性自認も恋愛指向も、男か女かだけじゃなくて自分の思うように生きていけたらいいのに。普通なんて人の数だけあっていいはずなのに。 どんな形でも3人が幸せになりますようにと祈りながら読んでいます。 『ぼくらのへんたい』『スメルズ ライク グリーン スピリット』が好きな方には刺さるのではないかな?と思います。

KOUSHOKU ダンディ 愛蔵版

柳沢きみおって…

KOUSHOKU ダンディ 愛蔵版
名無し
1年以上前

ものすごいイケメンじゃないか…!著者近影を見てこんなに衝撃を受けたのは初めてだ…。残念ながら「KOUSHOKU ダンディ」が1巻で完結してしまったのは連載してたのがレディース向けのoffice YOUだったからってのが大きいと思うけど、この漫画を描いてるのが実はイケメンだって読者が知ったら終わらなかったと思うな…。あとがきにエッセイも載ってるんだけどそれもめちゃくちゃ面白かった。福満しげゆき並みに自虐的で読んでて笑える。「なんだかなァ人生」っていうエッセイ本が出てるらしいので読んでみようと思った。

お代はあなたの寿命です

入湯料は寿命5年分

お代はあなたの寿命です
名無し
1年以上前

人生に息詰まった人がネットで「生きる意味」と検索したらヒットしてしまう温泉宿。そこには寿命5年分を対価に不思議な体験をすることが出来る湯がある。湯に入ればたちまち後悔だらけの過去にタイムスリップしてしまうのだが、傲慢に生きてきた自分のことを陰ながら味方してくれていた人物が必ずいて、それに気づかずに自滅していたことを知るのだった。そうして宿を去る頃には心を入れ替えて別人のように生きていくが、残りの寿命は少ないので最後には必ず死んでしまう…。導入とオチは型が決まっているんですが、2話目の売れない俳優の話の方が好きでした。こういう風に自分はならないように気をつけたいですが、人生って終わりよければ全てよしだなぁと思えるような明るい終わり方なのがいいですね。

空飛ぶ馬

想像力って大事だな、と改めて思う #1巻応援

空飛ぶ馬
nyae
nyae
1年以上前

表紙買いしたので買ってから推理小説を漫画化したものだと知りました。 といっても、いわゆる一般的に想像するような推理ものではなく、主人公の身の回りで起きた出来事に対して「あれはどういうことだったんだろう」と考えるような話が主です。 なので、謎が解ける快感みたいなものを期待するよりは、物事を多面的に捉えることや想像力の重要性を改めて知れる作品かなと思います。 読んでいてずっと思っていたのは、頭がいい人って「なぜ?」って思ったことが(それがどんな些細なことでも)理解できるまで突き詰めるんだなーということ。まあいいか、とか、そういうもんか、っていう思考は無いんでしょうね。 個人的には表題作の「空飛ぶ馬」がいちばん好きでした。 謎解きという点でいちばん「なるほどそういうことか〜!」が口から出ました。 絵も独特な描き方をしてますね。とくにあんな影の描き方をする人は見たことがない。シンプルなようで、かなり大胆な絵柄だと思います。

ユア・マイ・サン

切ない気持ちになった。

ユア・マイ・サン
Pom
Pom
1年以上前

切なく、胸がぎゅっとなる内容でした。 寝る前に読んだから余計にですかね。。 陽介とケンジ二人は、もう親子でしょう。 口下手な陽介が指輪に刻んだ一言はグッときます。 でも、できればナツキと3人ハッピーエンドが良かったかな>_< いや、この終わり方だからこそ、何か伝えたいことがあるのかな。 #1巻応援

地下アイドル、職場の男にバレまして

バナー広告でバズりそうな漫画

地下アイドル、職場の男にバレまして
名無し
1年以上前

27歳、派遣OL、休日は地下アイドルやってます!な主人公。このプロフィールだとかなり痛い子になっちゃいますが、承認欲求をこじらせた訳じゃなくて純粋にアイドルに憧れ続けてたらこうなってしまった子なので、なんとなく同情してしまう。主人公もこの活動を続けても未来がないことは分かってるけど、ファンも一定数いるしそれなり満足していたのに、派遣先の社員に素性がバレてしまい「俺と付き合おう」と言い寄られてしまう…という話。男がイケメンでちょっと性格が悪いんですけど、27歳まで地下アイドルをやっていた女の子が好きになるのってこういうタイプだろうな〜としっくりきた。2人で会っているところがネットで炎上するのは予想通りの展開ですが、全体的に期待していた以上の内容で面白かったです。この作者さんの他の作品も読んでみようと思いました。

子供の情景

前半が「子供の情景(けしき)」後半は「大人の情景」

子供の情景
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

女性誌JOURに掲載された短編を主に収録。短編集と言いつつ半分は「僕らは柿生こども警察ダ!」シリーズが占めていて、ガキ大将が女の子の設定でほっこりするお話が多い。やや乱暴に言ってしまうと浦安・ともお・まる子を合わせたような読み味で、子供達のキャラが微妙な強さで。。会話が自然なだけに逆にキャラっぽくない方がもっと好きになったかもしれない。 後半は「大人の情景」と題した短編に変わるので、タイトルに「大人の〜」と含めた方がわかりやすいと思う…。 最後の方の「ユーランと岩田くん」が作品の中で一番良い短編だと思う。

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