岡崎二郎作品集

岡崎二郎作品に入門しました

岡崎二郎作品集
かしこ
かしこ
1年以上前

「これも学習マンガだ!」に岡崎二郎先生の作品が選ばれていたのですが、恥ずかしながら未読だったので読んでみました。先にあるクチコミの通り「岡崎二郎入門」としてピッタリでした! あんまりSFに明るくない人間なのですが、少し不思議系SFだったのとハッピーエンドが多いので読みやすかったです。特に好きだったのは大人にならないように作り変えられたペットが凶暴になる話と、卑弥呼の化粧パワーで日本を制圧しようとする女性研究者の話です。他の作品も読んでみたくなりました!

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

久しぶりにきました、推しラブコメ

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

ラノベ原作のラブコメで、ロシア人ハーフの女の子はいつも主人公にツンツンしてるが、実は密かに恋をしていて... 時々バレないと思って主人公のことをボソッとロシア語で褒めたりするのを、実は主人公はロシア語の意味分かってて〜と、タイトルの通り時々デレが見え隠れするツンデレヒロインがひたすら可愛いマンガ イラストも可愛い、特に照れ顔最高、物語はまだ1巻なので、これからに期待だが、これは原作ラノベ読んでもいいな... アーリャさんマジ可愛いんで、ラブコメ好きよ、時々ボソッとデレてもらってください

僕らが恋をしたのは

平均年齢70歳の“男の楽園”に美女が…!【最新話の感想】

僕らが恋をしたのは
名無し
1年以上前

Kissでオノ・ナツメの新連載がスタート。リンゴ畑に石窯、英国式の家にログハウス。まるで楽園のような男の4人の田舎暮らしに、古いチラシを見て美女が入居者としてやってきて…。 面白かった。 最高にオノ・ナツメって感じの第1話ですごいお洒落。 これから複雑な人間模様が描かれていくんだろうな…という期待でゾクゾクする! https://twitter.com/Kiss_kodansha/status/1408270223170543619?s=20

DH

DHの感想 #推しを3行で推す

DH
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
5ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ やっとコミックアレが揃ったので全話読めたぞ。コミックアレを途中まで持っていた分までは読んでいたので単行本を探して読もうと思ったがまあ手に入らない。ネットで揃えたの情報をたまにみたがマジですごいと思う。一時期オークションで全巻セットが30000円ぐらいで出ていたがさすがに買う気にならなかった。 あらすじですがトラック運転手である主人公藤村はバッティングセンターで打つことの楽しさにはまってDH制だったらプロになれる可能性がありそうだということでプロを目指すが、年齢35歳という壁などの色々な問題があるが周囲の協力によりプロになりプロ野球選手として活躍していく。 掲載誌の休刊のため5巻で終わるが個人的にはいい終わり方だったと思う ・特に好きなところは? 千葉ロッテマリーンズのテストに合格したあと年齢で疑いがかかりだめかなと思ったがコーチが救ってくれるところと落合博満選手に手紙を出して打撃について聞くところと最後のトミーとの対決 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 面白いかどうかと聞かれたら面白い。ただ2023年3月の時点の入手困難度などを考えると割には合わないとは思う。今後電子書籍で発売があれば読むのはお勧めします。そういや単行本とは別に連載分をまとめた増刊が出ていたようですがどこまで収録されているかは不明です。

日々野兄弟

日比野兄弟、近過ぎず遠過ぎず。

日々野兄弟
Pom
Pom
1年以上前

とても面白い内容だと思いました。 正直、ここの話の流れが分からないな〜って所もありましたが、弟が子供の頃から好きな人形まだ大事にしてるとか(印象に残ってる)兄は実はものすごく弟を見ていて、思っている所(素直じゃないのがまた可愛い)とか、すごく良かったなぁ。 そして、たまに出てくるお母さんが良いスパイスになっている。たまになのが本当に良い。 1日で丸っと読了しましたが、日比野兄弟、癖になりそうです。

ねぇねぇ、ねねさん。

ねねさんの美味しそうに食べる表情が良い

ねぇねぇ、ねねさん。
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

主役のねねさん。 カツカレーの温玉のせが好きみたい。 不健康社会人をするねねさんをみて、お隣に住む大学生が毎日ご飯を作りますよと。 この毎日を描くだけでも幸せそうな連載漫画たりえるのに、読切です。 起承転結がしっかりあります。 あれ?となることが積み上がってきたころに、ねねさんが動きます。 ずっとほんわかし続けられる、日常系マンガだったらよかったのに!

みずほ、中学生、世界崩壊は突然に

世界のバグに挑むJC #1巻応援

みずほ、中学生、世界崩壊は突然に
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

『おかか』や『骸積みのボルテ』のまつだこうたさんが原作を、『わたしのカイロス』や『コーヒーカンタータ』のからあげたろうさんが作画を担当する作品です。 お二方とも好きなので良いコラボレーションだなぁと嬉しさを覚えながら読み始めたら、なかなかにぶっ飛んでいてある意味期待通りの作品でした。 『時をかける少女』、『時間の歩き方』、『片翼のラビリンス』etc... 主人公が思春期の女の子の時間遡行ループ系物語は、往々にして面白い作品が多いです。 本作は、様々なバグによりすぐに崩壊する世界に対して、干渉が可能な唯一の存在である女子中学生みずほが何度も時間を巻き戻しながら世界崩壊の引き金となるバグたる事象を改変していくというのが大まかな筋です。 ただ、そのバグの原因となるものがかなり卑近であることも多々。例えば第1話ではおじさんが電車に乗ることであったり、他の話ではスマホで自撮りをすることであったり。それらを、硬軟さまざまな手段で再現しないよう対処していきます。やっていることは岡部倫太郎なのですが、雰囲気としては非常にコミカルに進行していきカジュアルに世界が崩壊し続けます。 4月に発売される『SFマガジン』では「藤子・F・不二雄のSF短編」特集が行われるそうですが、まさに藤子さんのとある短編を髣髴とさせるような1話も。「すこしふしぎ」感をゆるく楽しく味わえます。 何しろからあげたろうさんの絵がかわいらしく、みずほの表情もとてもとても豊かで魅力的。第6話などは一番純粋なかわいさが出ていて、好きなお話です。 まずは1話試し読みをしてみてください。そこで気に入れば間違いない作品です。

かえで子ども食堂

家庭の味って、何でこんなに心温まるのだろう

かえで子ども食堂
Pom
Pom
7ヶ月前

離婚と職を同時に失うのは相当な辛さのはず。 そんなどん底の楓は父親のお店を手伝うことになる。 週に1回、子供のための食堂。 子供の笑顔って食を通してでも何を通してでも本当に幸せな気持ちになる。そして、皆で食べるご飯は美味しい。 どうしても一人で食べないといけない理由がある子供が、週に1回でも顔出してくれるだけで、楓もパパも幸せであり安心もするんだろうな。と想像する。 そして、かえで食堂で父と働き、子供とその親と交わって元気になり、父への誤解も溶けていき良い関係に。会話しないと相手の考えてることって分からないし伝わらなよな。 自分も元気が貰えたお話でした。

リバーエンド・カフェ

たなか亜希夫の新境地

リバーエンド・カフェ
さいろく
さいろく
1年以上前

東日本大震災の爪痕が深く残る石巻。 主人公のサキはJKで、いじめられっ子。 原因はほんの些細なこと、「絆」で支え合っていこうと強制される被災地の現状に「絆」という言葉が好きじゃないと言っただけ。 ただそれだけ、と思ったけどよく考えるとそれを聞いた子たちにも大切な人たちを失った経験や絆に支えられて生きているギリギリの背景があるのかもしれない。 たった一度の失言でこんなに目の敵にされるのか、というのはあるけどそこが田舎であることと幼さの重なった条件下では仕方ないのかもしれないなと妙に納得してしまった。 ちなみにいじめについては本作の主題ではない。 ただ、そういう背景があるからこそ出会ったんであろう無頼漢(マスター)との物語が面白い。 潮が底に在る石を中心に巻くことから名付けられたという石巻(らしい)での潮のような渦がサキを中心としていく・・・ のかどうなのかはまだ2巻までしか読み終わってないんでわからないけど、意外とほのぼのしてアットホームな空気がどんどん出てくる。 ハードボイルドばかりなイメージのあるたなか亜希夫作品だけど、「軍鶏」でも「リバーズエッジ〜」でも不思議な脇役たちに支えられて味わい深い作品になっていった。 今作は果たしてどういう流れになっていくのかしっかり読んでいきたい。 間違いなく面白い作品なので是非多くの人に読んでもらいたいなぁ

隣の宇宙人がコワい

もっと漫画と読者に真摯に向き合って

隣の宇宙人がコワい
名無し
約2ヶ月前

今作の作者に関しては現在色々あるのは知っていますが、それらを考慮するにしたって色々と酷い出来と言わざるを得ないと思います。 ページを埋めることしか意図してないようなコマ割りに書き込み具合、作画も安定せず回を重ねるごとに劣化しているような印象も受けます。 キャラクターに関しても人間的成長も見せなければ好感も持てないキャラばかりです。宇宙人としての姿の宇宙村さんにしか好意を示さない丸ノ内、そんな丸ノ内に暴力まがいの愛情表現しかできない宇宙村さんと、悪い意味で作者のいつものワンパターンです。 先日、ツイッター掲載分は最終回を迎えましたが「残りはコミックスを買ってください」というまさかの終わり方をしました。かの仮面ライダーディケイド最終回を思わせるやり口にさすがに呆れて物も言えませんでした。しかもその最終話も特に引きが気になるような内容でもなく、本当に続きを読ませる気があるのかと疑いたくなります。そもそもこの漫画は「ツイッターで載せて伸びたから連載化」したという体でスタートしてるのにこの終わらせ方自体が当初の言い分と違います。さらに作者は過去にアマゾンのアフィリエイト表記において炎上したことがありますが、当時「自分はアフィリエイトはやってない、他人のURLコピペして貼り付けた」と言った弁明をしたにも関わらず、最終話を載せた回に貼られたアマゾンのリンクはしっかりとアフィリエイトでした。もう読者をバカにしてるとしか思えません。粘着行為によって精神を病んだとは言いますが、ここまでくると自業自得としか思えません。 こんな所で言っても意味はないだろうし、どうせ作者様に直接言っても聞く耳は持たないでしょうが、もう少し漫画と読者に真摯に向き合って頂きたい所です。

ブラック・ジャック

★5にしようか迷ったのですが・・

ブラック・ジャック
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

小学校のとき、二子新地のいとこの部屋にあって猛烈に恐ろしかった(読んでないです)のを覚えてます(マンバでも「怪奇・ミステリーマンガランキング1位」をとってるみたいです)。 その後10年くらい経ち、火の鳥で手塚ショックを受けた後に読むことに。 こぎゃん面白いマンガやったんか・・・ 一話完結もので、どこから読んでも面白いです。まだ読んでないお子さんがいらっしゃったら、今からでも遅くないので読んだ方がいいです!1日1話ずつ寝る前に読んでください!宿題はやらなくていいです! 二百数十話あると思いますが、捨て話は1話もないですね。ただ結末が「まじなん??」みたいな回はあります。 ★5でも全然誰からも何も言われないと思いますが、私がストーリーの面白さを重視してるので、どうしても短編だと助走が足りず、特大のカタルシスを得られなのが少し物足りなかったです。2〜30巻続く必要は必ずしもないですが、やはりある程度長めにじっくりと描かれたストーリーの方が好みなだけです。

ギャル義姉とみっくん

クールに徹せないギャル義姉のかわいさ #1巻応援

ギャル義姉とみっくん
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

『望月さん家のヤンキー』の卯月ミヤさんによる、義姉弟ラブコメです。 現実に兄弟姉妹がいる人には「こんなのはマンガの中だけ!」と言われがちですが、マンガの中の妙なる関係性からいつだって栄養を獲得して生きてきている皆さま、こんばんは。 たとえそれが刹那の幻想だとしても、良いではないですか。この世とて胡蝶の夢かもしれないのですから。 本作は、心の中では義弟・みっくん大しゅき状態でありながらそれを外側には出さず普段はクールなギャルの体裁を保っている義姉・亜純(あすみ)を描いた作品です。 亜純の友人たちはビッチで「筆おろし真希さん」の二つ名すらある様相ですが、そんな彼女らの毒牙にかからぬよう亜純は必死に義弟を守護(まも)ります。一方、みっくんの友人たちはオタク揃い。脇役も良い味を出しています。色々と対照的なふたりですが、そうであるからこそ関係性に趣深さも宿るというものです。 クールを貫こうとするも、みっくんのあまりの尊さに装甲を貫通され素が出てしまう亜純の姿が、この作品の一番の美点でしょう。いじましくかわいらしく面白いです。それを補強するのが卯月さんの魅力的な絵。スタイリッシュで非常に読みやすいのも、本作のストロングポイントです。 義姉弟なので、実の兄弟ではなし得ないこともできてしまう関係であるということもあり、ふたりの今後がどうなっていくのか楽しみです。

夫にキレる私をとめられない

これを描いたことがすごい

夫にキレる私をとめられない
六文銭
六文銭
1年以上前

『夫を捨てたい』が非常に考えさせられる内容だったので、その著者さんということで本作も手にとりましたが、率直に言ってこれを描いたことがスゴいなと思いました。 出産後の女性はガルガル期なんていいますが、有り体に言うと、それをまさに描いた作品。 とにかく夫が何をしても、それこそ家事・育児をしていても、イラつく主人公の心情を吐露した内容。 これがホントすごい。 よくSNSなんかで夫婦仲が良いことってアピールする方達見たことあると思うんですよ。 いつも仲良し、みたいな。 素敵旦那様~、素敵お嫁さん~ みたいな。 あれ?ホントか?って思いません? 自分は思うんですよね。 芸能人もオシドリ夫婦とか言われながら、次の瞬間、離婚するし。 絶対、誰も彼もが、常に仲良しなわけないだろって、私は思うんですよ。 それに対して、どこかのサイトで 「不仲とか不満とかを言わないのは、周囲に自分の性格の悪さや、恥をさらしたくないだけ。自分が不幸だと認めたくないだけ。その勇気がないだけ。」 というようなコメントを読んだことがあり、こっちのほうがよっぽど真理だと思ったんですよね。 別にどこの家庭もうまくいっているわけではなくて、単純に問題を直視していないか、問題を解決するための衝突を避けているだけなんですよね。 んで、翻って、本作の著者がすごいのは、もうガンガン、自身のイヤなところをさらけ出しているところ。 ただ、ただ夫がむかつくというだけで夫に対してグサグサと嫌味なことを言う。 そして夫がもっと困ればいいと本気で思っている。 それをマンガとして公表している。 ホントすごいなと思います。上述のコメントになぞらえば、勇気がある証拠だと思う。 そして、著者がこの理不尽な感情をさらけだしてくれて、自分はようやく、(村上春樹風にいうと)女性特有の「怒りたいから怒る」現象を納得できました。 夫婦だからと言って、何を言っても許されるわけではないですが、逐一まに受けるのも違うことがよくわかりました。 出産後の女性の感情不安定さを理解したい人にはぜひおすすめします。 しかし、この著者なんやかんやで子供4人いるんですよね。 それもそれですごいな。。

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~

コミカライズで大変身

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~
ゆゆゆ
ゆゆゆ
9ヶ月前

どうせ「なろう」原作の俺TUEEE小説がもとだからなんて、甘く見ないでいただきたい作品「追放されたチート魔術師」。 この漫画、ギャグシーンが多々登場するのに、原作にそれらのシーンは存在しないのである。 この漫画を知ったきっかけのtwitterでものすごく話題になっていた。 当然のように、マンバの雑談でも業務用餅先生によるコミカライズっぷりは話題になっており、インターネットを検索してもなんだコレはいう戸惑いと驚愕が満ち溢れており。 それどころか、まさか漫画の担当編集さんも >とにかく『チート付与魔術師』は六志麻あさ先生の広い心と、業務用餅先生の才能がケミストリーを起こして、見たことがない作品になっています。 https://manba.co.jp/manba_magazines/21000 と述べていたなど、とにかくこのコミカライズは様子がおかしい。 たしかに、コミカライズで読みやすくなる「小説家になろう」投稿作品は多いのだけど、この作品は読みやすくなるを超えて、ジャンルがかわっているんじゃないか。 なろう原作と知らなければ、いや、タイトルが違えば、ギャグメインのファンタジー漫画にしか見えない。 連載初期からの原作ファンの気持ちを聞いてみたい。 https://twitter.com/x_boy005/status/1577961267188289536 さらなる付記 twitterまとめ https://togetter.com/li/1955931 マンバの雑談 https://manba.co.jp/topics/33323 マンバの連載記事(上記と同一) https://manba.co.jp/manba_magazines/21000

侯爵嫡男好色物語 ~異世界ハーレム英雄戦記~

しっかり練られた無双ハーレム

侯爵嫡男好色物語 ~異世界ハーレム英雄戦記~
えっちな名無し
1年以上前

基本的には典型的な異世界転生の無双ハーレム物なのだが、とにかく主人公の無双とハーレムを満喫されるために世界観が構築されていて凄い。 圧倒的な格差社会で上流階級に転生出来た主人公、この世界における貴族=戦場兵器であり無双しまくり、現代知識チートが応用できる程度の文明で内政も満喫、そして貴族の血を求め平民は抱き放題という、色々と問題な物語である。 しかし元々の原作が小説家になろうではなくノクターンノベルズ、つまり18禁=低年齢層を始めから切り捨てているからこそ、問題の無いストーリーだったのを、一切遠慮することなく漫画化しているので、面白いけど正直ちょっとビビる。 上流階級とはいえ王族ではなく貴族であり、嫡男であり当主ではないというのも疎かにせずしっかり描かれているので、エロがメインでありながらむしろ「大人向けのハイファンタジー作品」という様相で、単純な無双ものとも言い難い独特な雰囲気がある。 戦記物としても基本的に主人公というか、貴族が強すぎるので戦闘自体はあっさり終わる事も多いのだが、面白いのはこういう世界での和平交渉等も中々説得力ある形で描いていて、無双物でありながら物語そのものは脳筋的な構造になっていない。 ここは無双物が好きな読者だと、蛇足的で余計な要素と捉える人も多そうだが、自分はむしろ世界観が深まり物語の魅力に繋がっていると思う。 そして大事な大事なハーレム部分だが、ココもハーレムエッチではなく1対1のエッチが多く、愛人は多数いても一人一人夜伽で呼び出すような形が多い。 1巻の内容とハーレムと入ったタイトルで読む読者には物足りないかもしれないが、画力は高いしけっこうしっかり描かれてて十分エロい。 全体的には「主人公をいかに活躍させるか」を突き詰めているのだが、その割には底の浅い物になっておらず、主人公に感情移入する分にはかなり楽しめるが、一般市民側に感情移入すると何ともド外道感漂う物語になるので、そこには注意。

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― カラー版

時代劇は古びない

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― カラー版
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

再アニメ化するみたい。 第一話から読んだのはどのくらいぶりだろう。 言われてみたら確かに、初期は少女漫画みたいな絵だ。それから、もっとたくさん「ござる」と「おろ」を言っていた気がするけど、勘違いだったようで。 あの頃と違って、今は江戸末期から明治初めのゴタゴタ時期に登場した歴史上の人物は多少名に覚えがあるぞ! と読んで嬉しくなったものの、名前を覚えているだけで、どういう人かは記憶になかった。 「ゴールデンカムイ」でもそうだけど、歴史上の人物を知っていようが知るまいが、楽しめるのは良いですね。 それからチャンバラシーンも迫力があって、今見てもとてもかっこいい。 闘う緋村剣心の絵が好きで、応募者全員サービスでテレホンカードを応募したのを思い出した。 マンガやアニメのリバイバルがとても増えているので、我々世代+少し上の世代+絶対売れるの?数字あるの?が世の中の要職をしめているのかなと、想像してしまう昨今。 おもしろいんだけどね、嬉しいんだけどね、なんだかなと思ってしまうね。 若者よ、おじさんおばさんたちは、こういうのを見て育ったんだよ。

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