トマトスープ先生の可愛さと残酷さ
大腸は痛みを感じないから自覚症状がないそうで
飄々と綴られる闘病記。 ポジティブに書かれているので、読後は元気に頑張ってくれているといいなと思うくらいで、ズーンとした気持ちにはならない。 末期がんとあるから、そうとう心にも体にも負担があっただろうに、すごいなと思う。 という感想だった。今までは。 さきほど、なんとなく漫画を読み直して。 なんとなく、検索して。 知ってしまった。 作者さん、2022年の12月に亡くなられていたそうで。 作中でも「すぐ泣く」と札を立てられ、おいおい泣くシーンが多かった旦那さんが心配になってしまった。 健診、大事! 見つからないこともあるんでしょ、と避けてちゃいけないね。(作者さんは健診ではみつからなかったそうだけど)
猫といる暮らしの良さが詰まってる
猫、と呼ばれる登場猫。実際にはもちろん名前があるモデルの子がいる(というか写真も出てくる)のだが、あえて「猫」呼びであることにより猫飼いたい欲や飼い主の記憶を擽るいい塩梅になっている。 ひたすらに可愛いし、よくわからないとこなんかも本当にそうなんだよなーと感じる。リアルに良さが詰まってる。
カナメの複雑な家庭事情について
※ネタバレを含むクチコミです。
嗚呼ニッポン活動大写真の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんとなく聞いたことあるような役者や監督が主人公になってるのか。それにしても人が区別つきにくいな。山中貞雄はわかりやすいが他のはなかなか難しかった 映画製作のモットーの「1.スジ、2.ヌケ、3.ドウサ」の話は面白い ・特に好きなところは? 稲垣浩が阪東妻三郎に『無法松の一生』の松五郎役を依頼した際にエピソードとサイレント映画からトーキー映画に変わる際に阪東妻三郎の声が想像と違い高い声で人気がなくなってから復活までのエピソードというか阪東妻三郎のエピソードがどれもいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 絵にはかなりクセがあるので多少の読みづらさはあるが慣れれば面白いとは思う。ただ電子書籍になっていないので入手は困難だとは思う。
仄暗い義姉妹NTR戦争の底で #1巻応援
「さくらの森の満開の下」でヤングマガジン第461回月間賞 佳作&TOP賞を、「蒼く濃くなるスターライト」でちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞を獲り、その後『スペリオール』などを中心に読切を発表していた新鋭・華沢寛治さんによる連載作品です。 2日連続で『スペリオールダルパナ』作品について書いていますが、私も大概こういう作品が好きです。 第1話目から地獄の釜の蓋が開いていきますが、その裏にはさらなる深淵の煮凝りが待ち受けているという素敵な構成です。どんな地獄が待っているかは、あえて語らないので読んで確かめてみてください。人によっては病みつきになる地獄でしょう。 金星といえば宵の明星であり明けの明星で、ルシフェル。最も美しく最高位の天使でありながら、やがて神と敵対し堕天使、悪魔となってその頂点に立つ者。そんなルシフェルが、神に反逆したのは人間であるアダムとイヴに仕えるように命じられたから。傲慢や嫉妬という感情に駆られたのも無理はないと思います。しかし、なぜ神はわざわざそんな理不尽な命を下したのか? もしかしたら、そこにはこの作品の彼女の中に存在するような感情があったことを否定できないのではないか……そんなことを考えてしまいました。 ドロドロした話、人間の闇の部分を描いた話が好きな方にお薦めです。 出版社をまたがっていますが、ぜひ短編集も出して欲しいですね。個人的には「眠たい浅瀬」が特に好きでした。
たしかにただれてる
酒のんで、あぶらっこいもの食べて、甘いものを食べて、「あたしゃ✕✕がすきだよ。✕✕だからね」とTwitterで突然呟いて。仕事に追われて。 最近のTwitterは、まとめ漫画初期にあるような、人としていかがなものかと思う生活が流れてこないぞと思っていたら(タイムラインへ流れてこなかっただけ?)、がっつりマイクラにハマって浮き沈みしていたという新刊が出ていて、相変わらずの生活だったようでなんだか安心した。 ちなみに、アニメ化もされて、ゲーム化もされているこの方。 本職は一体何なのか、川尻こだまと呼ばれて話題に登る前の存在は相変わらずわからない。 いや、わからないくらいが漫画を楽しめてちょうど良いのかもしれない。
「ミルモでポン!」6月に舞台化
二度見したわ https://natalie.mu/comic/news/518850
感想
無料なので1巻読んだら、予想以上に絵が上手くて迫力があって面白かった。剣術のかっこよさやスピード感がしっかり表現されてて、アイシールドのデビルバットゴースト思い出した。出てくる弟子が全部女の子なのが笑える。男の弟子も出てくるのか気になる。
自由で楽しい女子フットサル! #1巻応援
甲子園で選手がパフォーマンスを注意されるニュースが流れるたびに、私はうんざりしてしまいます。なぜこうも若い子を萎縮させてしまうのか、と。 そういう感情を持つ人には、この『宙-chuu-』という作品は痛快に感じられるのではないでしょうか。 厳しいサッカーに嫌気がさした女子は、サッカーとは縁もゆかりもないお嬢様学校に入学するのにそこでまた「フットサル」と出会ってしまう……という物語ですが、フットサルチームの面々のユルさ、献身や規律を強要されない自由、そして溢れ出す創意のままにプレーする喜び!が!もう楽しくて!仕方ない! プレイの作画がものすごくカッコよくて、それに魅了されて読み進めてゆくと次第に、過去の部活サッカーで自分を抑えてきた人達が解放される物語があって、胸熱が止められない! WBCで大谷選手をはじめとした日本代表達がプレッシャーの中でも野球を楽しむ姿にときめいた身としては、こういう作品を、サッカーを、スポーツを見たかったんだよ!もうスポ根とかいらねえよ!とか思ってしまうのです。 そして……主人公はじめ、いくつかの百合可能性も提示されていて、私としてはこの作品、ウェルカムだぜ!
「犬木加奈子の血まみれ絵本」感想
古き良き時代のホラーという感じで楽しかった!犬木さん懐かしいな。オールカラーだから…血とかもね、めっちゃ映えるのよ(笑)!それにしても、エグいシーンのオンパレードなのに、何故にこんなホッコリするんだろう(笑)
激坂とテルの顔を交互に貼って、テルはまだ坂を上り続けている感覚を味わうトピ
坂
ゲーム依存と依存させる仕掛けがよくわかる
自分もゲーム大好きマンで、小さい頃『信長の野望』にハマって、夏休みとか寝ずに鼻血出して失神するまでやってました。 今でもゲームが好きだし、時間を忘れてゲームの世界に入り込む、プレイしている時の非現実的な感覚の楽しさは中毒になるのも頷けます。 だから主人公のゲーム好きに共感できました(特に、子供の頃友達とロッ○マンを1機交代で~とか自分もやってたから懐かしい) が、やっぱりソシャゲーのハマる部分だけは理解できなかった。 自分が据え置き中心で、そこまでゲーマーじゃないと言われればそれまでですが、ソシャゲー特有の 基本無料で課金して強くなる とか レアアイテムひかせるガチャ とか 終わりのないストーリー、イベントによるランキング制度とか、やっぱりよくわかないんですよね。 ゲーム世界以外の雑音が多くて、ゲームに集中しているのか、システムに翻弄されているのかわからなくなる感じ。 特にお金で強くなる(強キャラをお金で当てるのも含)のも違和感があって、ゲームの醍醐味ってストーリーやキャラの魅力だったり、マリオとかに代表される自分のプレイスキルが上がることでクリアする爽快感が大事だと思うんですよ。 なんで、自分は主人公のように親の財産をつぎ込んでまで課金するほど依存症にはならなそうなだと思いつつ、本作は、そんな依存症の人たちの対処法を描くのと、どうしてそうなってしまうのか?という理由まで描いているのが大変参考になりました。 特にソシャゲにハマる仕掛けの部分は、すごく納得してしまいました。 「コンプガチャ」とか計算しつくされた設計に恐怖すら覚えます。 ゲームって本来エンタメのはずなのに、こんな形のものが出てくるのはなんとも悲しいものですが、理由がわかれば対策できそうなので、是非読んでほしいし、むしろ子供とかにも読んでほしい。
意外?にもつくりこまれた世界観
タイトルからして、「くっころ」展開(姫騎士が蛮族に負けて、あんなことやこんなこと)かと思いきや、意外や意外で、国ごとの世界観の設定が緻密でたまげました。 ストーリーだけでなく、幕間にある国の設定も記載してあり、著者の力具合がよくわかります。 それだけに、変な先入観もって読んでしまっているのがもったいない。 王道ファンタジーとしても十分面白い作品です。 また、ラブコメ的というほど、おちゃらけてもおらず、捕らえられた姫騎士セラフィーナと蛮族の族長ヴェーオルと純愛にも近い恋愛として展開されるのも面白い。 ヴェーオルが特に真っ直ぐな思いをぶつけて、セラフィーナがたじたじなのもあるあるで良いのですが、セラフィーナも騎士だけあって強く、そして誇り高い様も良いんですよね。 特に、敵国でありながら弱いものを助ける騎士道精神で、竜を前に民を守ろうとする姿はグッときました。 ただ守られるだけではない信念もって戦う女性キャラって、というか男女問わずそういうキャラはカッコいいすよね。 二人の関係だけでなく、巻を追うごとに世界観も広くなっていって、その点も今後注目な作品です。
結局巨人ってなんなの?
最近いろいろ謎がとけかけて?きたけど、結局巨人ってなんなの???
コスプレイヤーが読むと面白さ倍増!!(当社比) 勿論そうじゃなくても面白いです!
ギャグ要素やセクシーシーンも少なくないのですが、 コスプレに関する内容は結構リアルで、コスプレイヤーの端くれの私は共感しながら読めました。 コスプレにあまり馴染みがない人でも、 コスプレイベントでのコスプレイヤーのあるあるやリアルに触れられて面白いのではないかと思います。 また、特にカメラで撮影してもらう時の表現力の描写や、 彼女たちのマインドには胸を打たれ、 自分自身のコスプレ撮影の表現について見つめ直すこともできました。 可愛い女の子が沢山でてきて、恋愛要素も大いにあるので、 恋愛漫画としても楽しめると思います。 ていうか、とにかく女の子達のビジュアルが可愛いです。 個人的には、 2次元を愛していて恋愛に疎い奥村くんと、 健気で可愛いみかりちゃんが好きです。 コスプレをやっている人にも、やっていない人にも ぜひ読んで欲しいおすすめの作品です。
世界観がとても好きです
イラストが好みだなと思って読み始めたのですが、 不気味な美しさで描かれる島やそこに住む神・化け物たちのビジュアルが素敵で、 独特な世界観も好きになりました。 また、キャラクター達の個性が豊かで、 彼らのバックグラウンドが見えるので感情移入もしやすかったです。 主人公が最強系の作品が好きな人や、 容赦なく人が亡くなっていくので、グロめの作品が好きな人に特におすすめしたいです。 アクションシーンが多いので、4月からのアニメの放送がとても楽しみなのですが、 原作の繊細なイラストがとても魅力的なので、アニメと併せてぜひ漫画も読んでみてほしいです。
「運命を信じない彼が言うには」感想
4巻まで読了。おすすめになっていたので軽い気持ちで読んでみたら…面白すぎてイッキ読みしたし、すでに続きが読みたいんだが(笑)。 …この照れ臭くてムズムズする感覚が妙に心地よい。彼女のピュアっぷりと、彼の淡々としてるようで実は一途な感じとか、普通に応援したくなるでしょ、これは。
独白できない、歪みとされる感情と関係 #1巻応援
作者の叶齊(かなえいつき)さん自身がLGBTQのQであり、実体験を礎として描かれているという作品です。 かわいいクラスメイトの佐山さんに土下座し罵られながら足蹴にされているシーンが序盤から繰り広げられますが、その行為によって覚える感情はむしろ快感や背徳感の類であるという業の深さ。主人公の高校生・麻倉将太は学園トップの真面目な少年なのですが、本当は幼いころから女の子の格好をしたい、そしてその姿で詰られ虐められたいという誰にも言えない欲望を抱えているのです。 正に『スペリオール ダルパナ』という感じの作品です。 将太という名前からしても、親からは男らしくあるようにと願われて育てられていそうな将太の不遇を思うと居た堪れません。そんな将太の本質に気付いてしまった、2人きりで演劇部の活動を共にする佐山さんとの関係性が大きな見所です。 個人的に、第一話終盤のとある描写の解像度の高さに惹かれました。この所作をしっかりマンガで描いている作品は非常に稀有であると思います。 美少女に罵られたり蔑まれたりしたい方にとっては、特に隠れ眼鏡っ子にそうされたい方にとっては大いにご褒美となり得る作品ですし、世界の片隅で同じような悩みを持つ誰かを救う力のある作品であると思います。
テンポの良さが好きで、定期的に読みたくなります
新任の幼稚園教諭・たまこ先生が、いぬまるくんを始めとする園児たちに振り回される日々が描かれているのですが、 たまこ先生も天然でナチュラルにボケた言動をしているところや、 テンポがが早く、体感的にはほぼ毎ページ誰かがボケているのですが、 シュールなネタが多く、しつこい感じがなくてクスッと笑えるところが好きです。 また、絵柄がとても可愛いらしいのですが、 そもそもいぬまるくんが常に下半身丸出しだったり、ネタが渋かったりと 可愛くない要素が多いところも好きです。 ゆるっとした雰囲気のギャグ漫画で、キャラクター達の性格もおちゃめで可愛いらしいので、 気楽に読めておすすめです。
山本直樹の『田舎』に似ているマンガ
山本直樹の『田舎』のようなマンガを探しています。一般マンガでも成年マンガでも構いません、雰囲気が近そうなマンガがあったらおしえてほしいです!
隣人とは親しくすべきか否か・・・。
※ネタバレを含むクチコミです。
狩猟のユメカの人の新作
今更マンバで新作書いてるの知って1話読んだけど前作からのパワーアップ具合が凄い! キャラクターも画面作りも更に上手くなっている。 続きが見たいから電子書籍で1話売りしてほしい。
我々はどこから来たのか
ゴーギャンの絵にもあるように我々はどこから来てどこへ行くのか結局よくわからない。 蛇口をひねったら水は出るし、気づいたら自分という存在が在った。 飲むと妊娠する水を飲んだからお前が産まれたと父に言われた不眠症の男と、飲むと妊娠する水が流行りだした世界。 どっちも嘘だろと思ってしまうが、どっちも嘘ではなさそうな世界で物語は進んでいく。 現実離れしているのに、へぇそうなんだと流してしまいそうなリアリティがある。誰もが抱えていそうな、でも自分だけしか抱えていないような不安や葛藤が確かに描かれている。 考えても仕方ないことは考えなくていいかもしれないし、言わなくてもいいことは言ってしまったほうがいいかもしれない。 水がどこからやってきたのかわからなくても、そこに在ることだけは確かなんだなあとぼんやり思った。
ダンピア〜も読んでて素晴らしく可愛かったし、何よりこの時代(というか文明)の野蛮さに現実が見える。 そんな中でも崇高であれ、尊さを知ろうとする彼女らはとても魅力的で、今はとても恵まれているなとも思いつつ、文明なんてなくても幸せだった気がしてくる。