初恋よりもロマンティックな恋は見つかるのか!?
奥行きを感じさせ重層的
物語については他でも語られているので、別の視点で。この漫画、哲学者や思想家の名前や言葉が、あちこちに散見する。 ・大陸合理主義の哲学者『スピノザ』 ・右翼の現代の政治家『原田義昭』 ・プラトンの著作ソクラテスの弁明で語られる『アレテー』 ・作中のスピノザの発言「最大多数個人の最大幸福」は功利主義の父『ジェレム・ベンサム』の有名な言葉。 ほかにも、ホームレスの男の子が語る「神に見放されても〜」はニーチェの言葉だし、フランシス・ベーコンの「知識は力なり」は有名な言葉。 これらの暗示が、なにを意味するのかまだわからない。(功利主義に対抗する話だということはわかるが) 作者は閉鎖病棟や路上生活を潜入取材して描いたという。それほどまでに描きたいなにかがあるのだろう。今のところ、物語は悪くはない。しかし、著名な哲学者を引用するからには、哲学好きな人間からも読まれ、そして私たち特有の「批評精神」と対峙することを知らなければならない。 今後に期待したい。
導入は最高
※ネタバレを含むクチコミです。
パーフェクトデイズを観てからこれを読んだが
映画パーフェクトデイズは面白かった。 トイレ清掃という舞台が同じであり、興味を持って読んだのだが、社会的なヒエラルキーや、低所得者の生活などへは言及しない方向の漫画だった。(今後はわからないが) んー、人物には好感は持てる。これからに期待ということで星4つ。
泰三子の新連載!「日本警察の父」を描く幕末コメディ!
※ネタバレを含むクチコミです。
感情が生々しく表情から伝わる。
さすが押見修造。その世界に入り込んだ感覚になる。前回の血の轍は、読んでいて正直辛かった。今回もそんな予感がするが、原作?が付いてるようで、新たな押見修造ワールドを見れそうだ。 ネタバレは避け、作者の思想について語りたい。 押見修造の世界は、バタイユの著書エロティシズムに通じる。死や破滅と性的興奮はリンクする。彼は一貫してそれを描いている。暗くて救いようのない話なのに、それが劣情を発動させる。ではなぜ、愛ではなく、死や破滅がそうさせるのか?そこをさらに深堀して物語として提示されたなら、名作になるに違いない。僕なりの答えはあるけれど。 兎にも角にも、本当に描きたいのは、苦悩や閉塞感ではない。性的興奮の正体だ。
タイトルと内容と絵のギャップ
流行ってるから読んでみた。どうしよう、おじさんだからか、なにも感じなかった。奥行きを感じないというか。深く考えたいタイプにはあまり向いてない作品かも。とか言われたら叩かれそうだけど、まあ、飛ばし飛ばし読んだ雑感です。推してる方々、、ごめんなさい。
最弱のスライムが極悪の令嬢になったゾ!
※ネタバレを含むクチコミです。
さて映像化はどうなるのか
不安であり楽しみである。
価値観の再構築のきっかけに
この漫画は各登場人物ごとの正義を見せ、読者に答えではなくインスピレーションを与えようとしているんだろうと思った。 テーマは弱者と強者の対立 日本社会が沈んでいく中で、少ないパイをめぐり 他者を思いやる余裕がなくなり弱者への自己責任論が叫ばれたり、ルサンチマンが強くなっていって強者を袋叩きにしたり、弱者と強者の対立が起きているように感じる。 どんな強者でも一瞬で弱者に落ちていく今の社会を鑑みると自分もいつそうなるかはわからない。 強者とまでは言えなくても今は健康だし若く収入も安定しており、恵まれている。 ただ一寸先は闇で、病気•怪我や失業、介護で一気に転げ落ちる。 他人事ではない。 なので 弱者に寛容に、富を分け与えよ をすべきと頭では理解した。(傲慢だが) だが自己犠牲を実行するのはとても難しい。 やっぱ、心の奥底で自分が得したいし、自分が損して(と感じて)まで、人に得をさせるという気持ちになれない。 汚い自分の本音に気づけ、認めることが出来たのはこの漫画のおかげ この漫画をきっかけにして、価値観の再構築をするきっかけになったらと思う。 今後の展開が楽しみだ。
青のミブロについて語る
※ネタバレを含むクチコミです。
アホな生徒会だな〜
世が夜なら!のむちまろ先生の新作、生徒会モノだ!! 書記の2年照井有栖、広報の中等部3年尾鳥たん、そして生徒会長の3年古都吹寿子!どいつもこいつもクセが強いぜ!主人公の水ノ江くん、埋もれないように頑張ってください。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496893564293 もちろん本作もシモネタは…ある!
アルファさんの「時間」の過ごし方
今更ではあるけど電子書籍で買い直したので。 日本のようでどこかアメリカみたいな舞台。 時代はきっとだいぶ先で、地盤が動いて色々と変わってしまっている(日本だとしたら)けど、そんな中でマスターを待ちながら喫茶店を運営しているアンドロイド、アルファさんの物語。 久しぶりに1巻読むと可愛くて仕方ない。。。 読み返す価値が高いスルメ作品だと思います。 彼女のようなアンドロイド達をそのまま残して人間たちは老いていく。 そんなちょっと侘しさがある前提となった名作。
これから期待したい新タイトルその1
おそらく商業誌デビュー作、と思われる。 見た目はふてぶてしさがわかりやすい感じで3枚目だけど実力はしっかりある主人公。 微妙に可愛さに振り切れていないけど性格や設定がいい感じのヒロイン。 ストーリーやキャラ設定、絵柄なんかは味もあるし上手く見せる術を知っているというか、ノビシロめっちゃありそうな感じ(上からですみません)でいいなーと! まだ完成度が高くないなって思うとこは多々ありますが。 週マガで連載しているらしいのでめちゃんこ忙しくなってるだろうけど…1巻しか出てない今の最初と最後でも結構違いが見えるので(ブレではなく上達だと思いたい)今後に期待出来る先生・タイトルだと思います。 ※アシスタント募集されてますね https://x.com/Takedaction_OA/status/1743188836832661933?s=20
名言の勉強になるが・・・。
1巻読了。 昭和のサラリーマンを思わせる前山田が経営者たちの名言を織り交ぜながら危機を乗り越えていく漫画だが、ゾンビが出てきたり、社員がゾンビに変わっていく様子を観察したり、ゾンビがたくさんいる中食糧を調達しに行ったり、と盛りだくさんで、とても、忙しい漫画。 一瞬たりとも気を抜くと次の場面に進んで切る感じ。 読んでて、私は、ちょっと疲れる。
上下巻であの『カラオケ行こ!』の続編が
出まして、読みました。良かった。 ビーム読んでなくてすみません…単行本派なもので…ビームコミックスは大好きです。 どうやらSNSでも上巻の最後のアレがザワザワしたらしいんですが、そりゃーザワザワするわ。 英語で言ったらWTFですわ。 いや、決してイヤとかじゃないし、全然ガッカリするとかでもなくて。 でも「ーーッ!?」っていう声が出ましたね。 そいえばカラオケ行こ!の映画最高でした。マジで良かった。 しかしまぁコレ、表紙もほんと良い。なんだろ、逆に時代感じるというか安心感がありますよね。 あとこれめっちゃ蒲田やんと思ってたら蒲田だったっぽい。(違ったらごめんなさい)
ユルい子供のような拷問に姫様(騎士団長)は耐えられるのか
耐えられてない。だがそれでいい。 春原ロビンソン、私がニコ動を一番観ていた頃に紙芝居動画が人気だったなーという印象しか持ってなかったけど、漫画家デビューしたというのも聞いたけど読んでおらず(多分『戦勇。』なのかな、読んでみます)、本作では原作者になっていらっしゃった。 読むとなるほどと思うぐらい春原ロビンソンっぽかった。 いい塩梅だなぁと思いました。アニメ化おめでとうございます!
燃えたい心
部活の顧問をしていた先生が放火犯になってしまったという導入から、師事していた生徒や先生の親の描写から放火犯としての心境を解き明かしていこうとする…が、結局のところ人間の行動や心理までは言葉で説明できない。 一度目の放火で死にたいと考えていた遠山先生だったが、二度目の放火でも生徒である佐久良に止められてしまい死にきれなかった(=先生自身が「燃えたい」と思っていたというタイトルに繋がる)という読み方もできるかな。
おねえさん×よふかし=最高!!
※ネタバレを含むクチコミです。
南極×SF ソ連統治下の北海道で生きる少年たちの物語
※ネタバレを含むクチコミです。
2巻が出てたから読んだけど……
※ネタバレを含むクチコミです。
引きずり込まれる喫茶店(1メニューのみ、2000円)
戸口にかかってる石みたいなのを主人公は「かわいい」と思ったけど、読み手から見るとちっともかわいくないとか、喫茶店に入るか迷うだけで幽霊屋敷に入るかのような巨大な「ゴク…」という文字が入るとか、面白い伏線を仕込めそうな飲み物の名前に何の意味もない(多分)とか、突っ込み所だらけだった。 (ネームの段階で身近な人達に、違和感がある箇所を聞くといいのではと思う) でも、今は人気の漫画家さん達も、絶対に子供の頃とか初めのうちはあまり評価されないものを描いていて、そこから長い長い道のりを歩いて今に辿り着いたわけだから、この作家さんも歩みをとめなければ、いつか万人を魅了する素晴らしい作品を描くようになるのかもしれない。 作家さん自身も実力不足は痛感していると思う。それでも心折れずに最後まで丁寧に描きあげたことは本当に素晴らしいと思う。自分も漫画を描いてみたくなった。
鋭くてヒヤヒヤする。
他の方も書かれているように、現代の社会問題を正面切って描こうとしている。その姿勢というか度胸に好感が持てる。 絵は独特。私の好きなテイストではないが(頭身が長い方が好き)かわいいデフォルメがこの物語とは相性がいいと思う。 はんなちゃんの性格とか表情、好きだなー!女子校育ちだから、よくわかるテンションだ。 4話目がちょっと展開が早いかなぁ。ほっこりシーンが好きだしこの作者も楽しんで描いてそうだから、もっと見たい。 てか、リアルすぎる絵だったらたぶん読み進められないなー。 だって向き合いたくもん。内心はやばいなぁって思ってる問題だけど。 ダーウィン事変みたいって書いてた人いるけど、それは分かる。たくさん語りたくなる漫画。
素晴らしい!
絵がとにかく秀逸! キャラクターの造形がみんなカッコよくて、見てるだけでドキドキする! セリフの文体が、キャラクターによって書き分けれていないところが残念。。 全部のキャラが作者の発言っぽいというか。 ただ、それもこの世界なのだ!ていう説得力を絵の迫力によって感じる。 細かいことはどうでもよいのだ。
ファーストキス(幼稚園)が自分史上いちばんロマンティックな思い出のまま高校生になった主人公が、当時のキス相手と同姓同名の男子を見つけ運命を感じるも、似ても似つかない別人で、更にドライすぎる性格でがっかり。だったのに、彼のことがとにかく気になる。そして関われば関わるほど、実はいい人だとわかってきた!もしかしたら人生イチのロマンティックが更新されるかも?な可愛らしいラブストーリーでした。