
魔女を裁く魔女と呪われた少年の物語

「しなのんちのいくる」の作者による自伝的エッセイ
「しなのんちのいくる」が控え目にいっても最高だったので、作者にも興味が出て読んでみました。 昭和なおっさんホイホイな内容を描いていただけに、わかってはいたが著者の年齢は40代。 まず、40代でも漫画家デビューできんだと驚く。 最近だと「王様ランキング」の著者もそうでしたが、年齢とか関係なく、SNS発信でうまくいけば、デビューにつながる時代なんだなと痛感します。(もちろん、並々ならぬ努力だと思いますが) なんとも夢がある。 本作は、そんなデビューまでの苦労を描いた・・・なんてことはなく、著者のなんでもない日常や、「しなのんちのいくる」のちょっとしたネタ出しの話などが垣間見えるだけで、あんまり漫画家になるために、脱サラした際の苦渋の決断的な話は出てこない。 重くならず、ライトに読めるのも特徴。これが著者の持ち味なんだと妙に納得できる。 「しなのんちのいくる」が好きだったら、ノリが同じなので、こちらも楽しめると思います。

遺作
前作「現金を燃やす会」はバラエティに富んだ短編集だったので「かぞく」というシンプルなテーマにギャップを感じました。とはいえ幸せな家族は一つもないのが土田世紀らしいです。個人的には0話に泣きそうになりました。テーマもそうだけど絵もとにかくシンプルなので、もしかしてアシスタント無しで描いたのかな?と思いました。絵のタッチが荒れてる話もあるんですけど、父親の借金が原因で夜逃げした中学生のマコトが主人公の8・9話になると急に全盛期の頃のようにギラギラするんですよね。ここで未完になってしまったことが本当に悔やまれます。でも映像化をきっかけに重版して単行本を手にすることが出来て嬉しいです。土田世紀は読み継がれていくべき漫画家だと改めて思いました。

外堀からじわじわくる系のサイコホラー
2巻読了。 ドキュメンタリー風ホラーな雰囲気でミステリー的でもあり、映画『コワすぎ!』シリーズに近い空気も感じつつ、タイトルも相俟って貴志祐介『黒い家』も思い出す。 変な間取りに実は抜け穴が隠されていて……ってこのトリック既視感があるけどどこで見ただろうか。。 とにかくミステリーとして続きが気になるストーリーではあるので原作に手を出すのも検討したい。

池田くんの魅力が満載です。
一言で言って、池田くんとイケメン部の皆最高ですね。 自分が高校生で池田くんみたいな人がいたら、変な人ーで終わるのかな。とっても楽しそうな学生生活になりそう。 人に優しい言葉をかけれるって、すごいことで、池田くん読めば読むほど中身もイケメンで、周りの人をどんどん惹きつける変な人を超えた不思議な魅力を持ったカッコ良さがあるんだろうなぁ〜。 そして高校卒業しても、励まし合える仲間ってやっぱり素敵。 皆優しい心の持ち主で、ギャグに笑ったし癒されました。

RAIDEN-18
ハガレンの連載と並行して、こっちではモラル無視で死者を扱うブラックジョーク&スラップスティックな漫画を描いていたこと自体が面白い。 15年かかって単行本になっただけあって装丁が豪華。これだけスパンが開きながらも絵柄が変わっていないのもすごいこと。 "けざわひがしさん"は当時ハガレンの海賊版が出回ってたことへの対抗だとかいうエピソードもあるらしい。

最果てから、徒歩5分
膳さんや伊吹くんの過去等、色々描き切れていないことがあって残念…。 が、ギルダの3人が「夕雨子さん」に願望を押しつけていたのと同じように、百合子さんも夕雨子さんに「自分を殺してくれる」という期待を押しつけていたことに気付くラストが良かった。 自分の居場所を選び、誰と過ごすかを選び、生と死に向き合っていくお話を経て、最終的に主人公たち4人は衝動的に身体が動いた方で生きていくことを決める最終話。「最果てから徒歩6分」という副題もイカす。

超能力者の朝井くんが普通のDKの楽しさを知る
問題児の星子くんが知り合ったのは存在感がないクラスメイトの朝井くん。 朝井くんが「不思議ちゃん」な理由は超能力者で 父親から箱入り扱いされているから。 考えも聞こえちゃう朝井くんには星子くんの過去の誤解もお見通しで、当時誰からも信じてもらえなかった星子くんは真っ直ぐな朝井くんに落ちてしまう。 無愛想とは言っても、初めてのことに明らかに嬉しそうな表情を見せる朝井くん可愛い😻 過去の出来事で捻くれちゃったけど元々真面目で良い子だった星子くんが朝井くんに引っ張られていくのも良い。 朝井くんの父親は毒親かと思いきや(ちょっとその気ありだけどw)重度の親バカだった😂 いや、確かに朝井くん素直で可愛いしw

研究員と失恋リーマンが両思いになるまで
研究員の国島さんは冷たいわけではないけど朴訥としてて派手さは無い。 そんな彼が失恋でボロボロに酔った木村さんを介抱したのがキッカケで友情を深めていく。 2人とも穏やかで気遣いながら自然に惹かれ合う過程がキレイに描かれていた。

愛を拒絶する心くんに愛を教える先輩
ごめんなさい、本編の内容より何より 「中山くん🥹🥹🥹」ってなった😂 中山くん待ってた。 ここでもナイス・アシストなのね。 親の奔放さで愛が信じられない心くん。 そんな心くんをひたすら一途に思う燈先輩。 心くんが先輩のこと好きだけどそれを押し殺して ただの友情だと無理矢理思い込んでいると 燈先輩も気づいているのかな。 少しずつ燈先輩への気持ちを自覚してきているところで終了。 続きが楽しみ😊 2巻既読。 燈先輩の根気強さ! 「恋愛」になると終わるから終わらせない為に好きなのに隠す心くん、そしてそれを分かってて待つ先輩。溺愛が過ぎる!素敵! ちゃんと両思いになった途端に過去の心そっくりの恋愛観を持ついとこの永遠が再婚直前の母親から逃げてきた。 それを邪険にせず受け入れて気持ちをケアする2人がこれまた良き。 心はいとこだしそういう家系の当事者だからまだしも先輩は心いなかったら無関係だからね。 それを一緒にお世話してくれるとこに人の良さが出てるのよ。 だから心も先輩だけは信頼できるのも当然というか。 まだ続くみたいで楽しみ😊 3巻既読。 買うべし!甘々!イチャイチャ! これを待ってた! 心は「一族の呪い」に引き戻される心配はあっても、燈先輩の心への気持ちは揺るがないから安心して読める。

腐男子大学生のウブなリーマン
4巻まで既読。 ウブなリーマン曽我部さんの幹くんへの片思いが両思いになってからも幹くんの腐男子の妄想が炸裂😅 古市くんが登場した当初は偏見バリバリですごく嫌いだった。でも曽我部さんのこと知って本当に反省したのが見えたから今はそんなに不快ではないかな。 曽我部さんの片思いと勘違いしてるけどwこの状態なら事実を知っても驚きはするだろうけど受け入れてくれそう。 四条さんと司馬さんは登場あまり嬉しく無いかも。 面倒くさいよ、この2人。周り巻き込むのやめて。

圭佑と航士だからこその関係性。
圭佑、色んな感情(きっと特に怒りの感情かな。相手にも自分にも)良くぞ堪えたなあ。 どれだけ一生懸命頑張っても人を信じても、頑張りが報われない時も人を信用できなくなる時もあって、後悔のない人生はほぼ無いと思うけど、この物語の圭佑の立場で考えてみると、後悔してもしきれない悔しさでいっぱいで、どうにもならない気持ちを抱えてて。。 でも、そんななかで、愛する人と自分との子供で臓器提供者に会いたいと突然現れた航士くんの存在は、紆余曲折あるんだけれど圭佑に生きること、希望、未来を見せてくれたのかなぁと思う。 航士くんが健気で真っ直ぐで涙を誘うんだなぁ。

跡地はどうなったんだろう
新宿のはずれにある、もと二世帯住宅に引っ越した矢部さん。 引っ越しの原因は、集合住宅ではありえないような企画をテレビ番組で行ったこと。 新たな自宅は完全分離型の元二世帯住宅で、一階には過干渉気味の大家さんが住んでいた。 最初は帰宅後のコールなどに戸惑うものの、徐々に大家さんと半同居しているような生活にも慣れていく。 大家さんは矢部さんの中でのイメージなので、本人からもチャームポイントの目が描かれてないと言われるなど、実際とは異なるのだけど、それでも眼鏡のほんわかとしたおばあちゃん像からはとても優しそうな雰囲気が伝わってくる。 この大家さん、明らかにお嬢様として育った方で、さらにはずれとはいえ新宿に住まう、高齢かつ独り身の女性。 パンピーとは住む世界が違う。挨拶が「ごきげんよう」だ。女学校だ。 なぜ二階を貸したのかは作中でオイオイ語られているが、不動産屋も「この人なら大丈夫だろう」と思ったのかもしれない。 大家さんは記憶がしばし戦前や若い頃へいったり、昔からあるもの以外は目に入っていなかったり。 でもタクシーでいつもの伊勢丹へ行けばいつも通りお買い物をする生活ができているとのこと。 読んでいて、これは田舎で素敵なボケ方をしていると話題に上がるお年寄りの、都会版かもしれないと思った。 認知症医療の第一人者の先生も「年を取れば人はみなボケる」と言われているので、年を取ってボケ始めても、慣れ親しんだ場所でいつもと変わらぬ生活を続けられるのは羨ましいなと思う。 番組だとなぜかオドオドしている人の良さそうな芸人さんだなと思っていたが、出版された本も悪意が削ぎ落とされたような内容で、こういう人柄の方なのかなと思った。 しかし、さすが新宿伊勢丹。すごいな。

めざめたければ眠れの感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 続きが気になる! ・特に好きなところは? 主人公が面白い! ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 頑張ってください!!

磯助の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 谷口ジローが褒めるだけあって面白いな ・特に好きなところは? 磯助は夜に動くんだという伏線から海に飛び込んだチエが戻ろうとした時に足に取られるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! アフタヌーンの四季賞は素晴らしいマンガを世の中に出すね

はちゃめちゃに優しい話
とにかくこれに尽きる。「でも僕は宇宙を歩きたい!」などといった表現が秀逸で綺麗で、小林くんと宇野くんがすごく愛おしくなる。作品を読んだ上での「君と宇宙を歩くために」にタイトルの良さに震える。 できないこと、苦手なことに対して工夫して頑張っていく二人に希望が持てるし、自分にも似たようなことあったなぁわかるなぁと共感できる。なによりそんな一生懸命な二人に泣いてしまう……。 まだ1巻だし全然追いつけるんでぜひ色んな人に読んでほしい。

感想
面白いし絵も綺麗です。ただ第1話で三角関係のコメディとしてすごく面白くてこの方向性でいくのかと思っていたら、シリアスになってきてしまい、魅力だったコメディ要素がなくなってしまったのがちょっともったいなかったです。(コメディがすごく良かったので)

感想
絵が上手くてキャラもカッコよくて面白い。ただ雑誌に合ってるかというと謎で、男性メインのとなジャンより、pixivコミックとか女性読者多めのとこの方がもっと流行りそうなのでちょっともったいない気もする

非実子の育児BL + スピンオフ
「狼パパは羊ヅラして〜」 育児BLだけど私が好きなパターンだった。 (実子じゃないけど育ててるパターン) あまりに非現実的だけど(全くの他人が父親になれる点とか)幸せなファンタジーなので良し。 真木さんは確かにタイトル通りだったw 「先生は仏頂面して〜」 こちらは叔父と甥。由良くんがメインなのね! 本編よりだいぶ可愛くなってます。 由良くんは萩原さんのこと好きだったのね。 あんなク◯な元カレとも呼べないヤツが過去にいたら恋愛したくなくなるよなー。 更に滑川なんて嫌な同僚まで登場するし💢 加持先生、初期の仏頂面はドコ行った?ってくらい後半甘くなった気がする。 由良くんがウジウジしがちだから加持先生くらいドッシリ構えてる人がお似合い。 「幼馴染みは恋人ヅラして〜」 ビックリした!奏汰と律? しかもこんなに大きくなって🥹(←オバチャンw) 夢オチで安心したのに続いてた😅

空想上の生き物・人間
※ネタバレを含むクチコミです。

先延ばしばっかり
最初は楽しんで読んでたがあまりにも進展しない内容の繰り返しに中身の無さでさすがに飽きた 最新話で五十嵐がまた熱で寝込んで「お前その展開何度目だよ」って言ってしまったわ

離島で起こる「増殖系」パニックホラー!
※ネタバレを含むクチコミです。

トンチキすぎて気持ちいい
昭和のドタバタラブコメと女子プロレスが合わさってトンチキ面白漫画になっている!! リアルさとか辻褄とかそういうのを全部無視してる感じが気持ちいい。 親戚の家に居候することになった少年ヒロ。美人姉妹がいるらしいと期待していたけれど、ヤンチャな女子プロレスラー姉妹とのドタバタ生活が始まってしまった!! このプロレスラー姉妹、いきなりヒロにラリアットするし、不良に絡まれて思いっきりスープレックスしてるし、素人にそんなことするやついないだろ!とツッコミたくなる。いやまあ昭和ならあるのか……? 急に海女さんと戦ってたりするし、なんかもうプロレスって何?っていうかストーリーって何?って感じでずっとハチャメチャ。 逆にこういうのが読みたかった!伏線回収とか感情の揺らぎとかそういうのじゃないときもあるもんね!

陽キャと卑屈な陰キャのはずだけど実際は?
拓郎くんは生粋の陽キャでイケメンで 誰からも好かれるタイプ。 自分に向いた悪意すらも「好かれキャラ」と 作り笑いでカバーできる。 悪意には他の人同様に傷つく、なんてことは 見ないように蓋をしていたけど、陰キャではあっても裏表無いひろむくんと出会って自分の本来の気持ちを知ることになる。 気持ちが麻痺した拓郎くんの笑顔を見てて悲しくなった。 この作品のメインは表紙通りならひろむくんなのかな。 でも私は爽やかさにチラリとする影の方が気になった。 ひろむくんなら嫌いだと思いながら笑顔で拓郎くんと表面だけ仲良くするなんてしないだろう。 彼は直球。 ひろむくんに対しては自分の気持ちのまま心を解放して欲しいと思った。 両思いになった2人の初々しさもとても良かった。 拓郎くんはあんなにモテキャラなのに大切にしててくれてありがとうの気持ち😍
月からやってくる魔女。 彼女たちの能力によって人類は大いに発展したが、一方で悪事を働く魔女もいて人類と魔女の間で事故が絶えない状況。 そんな、悪事を働く魔女を裁く「執行人」として派遣されたナターシャと、魔女によって呪われてしまった少年・エリオットの話。 呪いをなおすためにナターシャと契約し、基本はいわゆるパシリみたいな生活をしているが、執行人としての依頼をもらえれば2人で解決していくという流れ。 強キャラでもあるクールビューティーな大人の女性と、従順な少年のバディもので、この手の組み合わせ大好物です。 エリオットに呪いをかけた魔女は、ナターシャとも因縁深い関係だったことも1巻内で判明して、なかなか熱くなりそうな展開。 エリオットの成長も垣間みえて、守られる側から守る側へと・・・こうなるといよいよ大好物なシチュエーションになりそうな予感。 今後が楽しみな1冊です。