ちーちゃん

感情が生々しく表情から伝わる。

ちーちゃん
江戸川
江戸川
7ヶ月前

さすが押見修造。その世界に入り込んだ感覚になる。前回の血の轍は、読んでいて正直辛かった。今回もそんな予感がするが、原作?が付いてるようで、新たな押見修造ワールドを見れそうだ。 ネタバレは避け、作者の思想について語りたい。 押見修造の世界は、バタイユの著書エロティシズムに通じる。死や破滅と性的興奮はリンクする。彼は一貫してそれを描いている。暗くて救いようのない話なのに、それが劣情を発動させる。ではなぜ、愛ではなく、死や破滅がそうさせるのか?そこをさらに深堀して物語として提示されたなら、名作になるに違いない。僕なりの答えはあるけれど。 兎にも角にも、本当に描きたいのは、苦悩や閉塞感ではない。性的興奮の正体だ。

#介護ロボットが人類を削減している

価値観の再構築のきっかけに

#介護ロボットが人類を削減している
わんわん
8ヶ月前

この漫画は各登場人物ごとの正義を見せ、読者に答えではなくインスピレーションを与えようとしているんだろうと思った。 テーマは弱者と強者の対立 日本社会が沈んでいく中で、少ないパイをめぐり 他者を思いやる余裕がなくなり弱者への自己責任論が叫ばれたり、ルサンチマンが強くなっていって強者を袋叩きにしたり、弱者と強者の対立が起きているように感じる。 どんな強者でも一瞬で弱者に落ちていく今の社会を鑑みると自分もいつそうなるかはわからない。 強者とまでは言えなくても今は健康だし若く収入も安定しており、恵まれている。 ただ一寸先は闇で、病気•怪我や失業、介護で一気に転げ落ちる。 他人事ではない。 なので 弱者に寛容に、富を分け与えよ をすべきと頭では理解した。(傲慢だが) だが自己犠牲を実行するのはとても難しい。 やっぱ、心の奥底で自分が得したいし、自分が損して(と感じて)まで、人に得をさせるという気持ちになれない。 汚い自分の本音に気づけ、認めることが出来たのはこの漫画のおかげ この漫画をきっかけにして、価値観の再構築をするきっかけになったらと思う。 今後の展開が楽しみだ。

生徒会にも穴はある!

アホな生徒会だな〜

生徒会にも穴はある!
名無し
8ヶ月前

世が夜なら!のむちまろ先生の新作、生徒会モノだ!! 書記の2年照井有栖、広報の中等部3年尾鳥たん、そして生徒会長の3年古都吹寿子!どいつもこいつもクセが強いぜ!主人公の水ノ江くん、埋もれないように頑張ってください。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496893564293 もちろん本作もシモネタは…ある!

ヨコハマ買い出し紀行

アルファさんの「時間」の過ごし方

ヨコハマ買い出し紀行
さいろく
さいろく
約2ヶ月前

今更ではあるけど電子書籍で買い直したので。 日本のようでどこかアメリカみたいな舞台。 時代はきっとだいぶ先で、地盤が動いて色々と変わってしまっている(日本だとしたら)けど、そんな中でマスターを待ちながら喫茶店を運営しているアンドロイド、アルファさんの物語。 久しぶりに1巻読むと可愛くて仕方ない。。。 読み返す価値が高いスルメ作品だと思います。 彼女のようなアンドロイド達をそのまま残して人間たちは老いていく。 そんなちょっと侘しさがある前提となった名作。

もののけの乱

これから期待したい新タイトルその1

もののけの乱
さいろく
さいろく
8ヶ月前

おそらく商業誌デビュー作、と思われる。 見た目はふてぶてしさがわかりやすい感じで3枚目だけど実力はしっかりある主人公。 微妙に可愛さに振り切れていないけど性格や設定がいい感じのヒロイン。 ストーリーやキャラ設定、絵柄なんかは味もあるし上手く見せる術を知っているというか、ノビシロめっちゃありそうな感じ(上からですみません)でいいなーと! まだ完成度が高くないなって思うとこは多々ありますが。 週マガで連載しているらしいのでめちゃんこ忙しくなってるだろうけど…1巻しか出てない今の最初と最後でも結構違いが見えるので(ブレではなく上達だと思いたい)今後に期待出来る先生・タイトルだと思います。 ※アシスタント募集されてますね https://x.com/Takedaction_OA/status/1743188836832661933?s=20

サラリーマンZ

名言の勉強になるが・・・。

サラリーマンZ
干し芋
干し芋
8ヶ月前

1巻読了。 昭和のサラリーマンを思わせる前山田が経営者たちの名言を織り交ぜながら危機を乗り越えていく漫画だが、ゾンビが出てきたり、社員がゾンビに変わっていく様子を観察したり、ゾンビがたくさんいる中食糧を調達しに行ったり、と盛りだくさんで、とても、忙しい漫画。 一瞬たりとも気を抜くと次の場面に進んで切る感じ。 読んでて、私は、ちょっと疲れる。

ファミレス行こ。

上下巻であの『カラオケ行こ!』の続編が

ファミレス行こ。
さいろく
さいろく
8ヶ月前

出まして、読みました。良かった。 ビーム読んでなくてすみません…単行本派なもので…ビームコミックスは大好きです。 どうやらSNSでも上巻の最後のアレがザワザワしたらしいんですが、そりゃーザワザワするわ。 英語で言ったらWTFですわ。 いや、決してイヤとかじゃないし、全然ガッカリするとかでもなくて。 でも「ーーッ!?」っていう声が出ましたね。 そいえばカラオケ行こ!の映画最高でした。マジで良かった。 しかしまぁコレ、表紙もほんと良い。なんだろ、逆に時代感じるというか安心感がありますよね。 あとこれめっちゃ蒲田やんと思ってたら蒲田だったっぽい。(違ったらごめんなさい)

姫様“拷問”の時間です

ユルい子供のような拷問に姫様(騎士団長)は耐えられるのか

姫様“拷問”の時間です
さいろく
さいろく
8ヶ月前

耐えられてない。だがそれでいい。 春原ロビンソン、私がニコ動を一番観ていた頃に紙芝居動画が人気だったなーという印象しか持ってなかったけど、漫画家デビューしたというのも聞いたけど読んでおらず(多分『戦勇。』なのかな、読んでみます)、本作では原作者になっていらっしゃった。 読むとなるほどと思うぐらい春原ロビンソンっぽかった。 いい塩梅だなぁと思いました。アニメ化おめでとうございます!

燃えたい心

燃えたい心

燃えたい心
寸々
寸々
8ヶ月前

部活の顧問をしていた先生が放火犯になってしまったという導入から、師事していた生徒や先生の親の描写から放火犯としての心境を解き明かしていこうとする…が、結局のところ人間の行動や心理までは言葉で説明できない。 一度目の放火で死にたいと考えていた遠山先生だったが、二度目の放火でも生徒である佐久良に止められてしまい死にきれなかった(=先生自身が「燃えたい」と思っていたというタイトルに繋がる)という読み方もできるかな。

喫茶オブリガード

引きずり込まれる喫茶店(1メニューのみ、2000円)

喫茶オブリガード
名無し
8ヶ月前

戸口にかかってる石みたいなのを主人公は「かわいい」と思ったけど、読み手から見るとちっともかわいくないとか、喫茶店に入るか迷うだけで幽霊屋敷に入るかのような巨大な「ゴク…」という文字が入るとか、面白い伏線を仕込めそうな飲み物の名前に何の意味もない(多分)とか、突っ込み所だらけだった。 (ネームの段階で身近な人達に、違和感がある箇所を聞くといいのではと思う) でも、今は人気の漫画家さん達も、絶対に子供の頃とか初めのうちはあまり評価されないものを描いていて、そこから長い長い道のりを歩いて今に辿り着いたわけだから、この作家さんも歩みをとめなければ、いつか万人を魅了する素晴らしい作品を描くようになるのかもしれない。 作家さん自身も実力不足は痛感していると思う。それでも心折れずに最後まで丁寧に描きあげたことは本当に素晴らしいと思う。自分も漫画を描いてみたくなった。

#介護ロボットが人類を削減している

鋭くてヒヤヒヤする。

#介護ロボットが人類を削減している
sawa
sawa
7ヶ月前

他の方も書かれているように、現代の社会問題を正面切って描こうとしている。その姿勢というか度胸に好感が持てる。 絵は独特。私の好きなテイストではないが(頭身が長い方が好き)かわいいデフォルメがこの物語とは相性がいいと思う。 はんなちゃんの性格とか表情、好きだなー!女子校育ちだから、よくわかるテンションだ。 4話目がちょっと展開が早いかなぁ。ほっこりシーンが好きだしこの作者も楽しんで描いてそうだから、もっと見たい。 てか、リアルすぎる絵だったらたぶん読み進められないなー。 だって向き合いたくもん。内心はやばいなぁって思ってる問題だけど。 ダーウィン事変みたいって書いてた人いるけど、それは分かる。たくさん語りたくなる漫画。

龍子 RYUKO

素晴らしい!

龍子 RYUKO
sawa
sawa
8ヶ月前

絵がとにかく秀逸! キャラクターの造形がみんなカッコよくて、見てるだけでドキドキする! セリフの文体が、キャラクターによって書き分けれていないところが残念。。 全部のキャラが作者の発言っぽいというか。 ただ、それもこの世界なのだ!ていう説得力を絵の迫力によって感じる。 細かいことはどうでもよいのだ。

白亜紀の蝶

絵が私の好きなテイスト

白亜紀の蝶
sawa
sawa
8ヶ月前

月刊アフタヌーンで載ってそうな絵。 メビウスのような構図と線。読んでいて気持ちいい。 鼻の長いキャラクターも印象的で好き。 シナリオについてはこれから面白くなりそうだなってところで期待は大。 でも現代物が好きな私としては、感情移入はできなかった。 観念的な言葉をセリフで言うことで深みを出そうとしてはいるが、頭で作られたニヒリズムというか カッコつけるためのファッションニヒリズムというか。 もう少し社会とリンクするようなエピソードや 生活圏から作者が実際に体験したところから来る生々しくて独自性のあるセリフが欲しかった。

ワンダンス

ワンダンス

ワンダンス
寸々
寸々
8ヶ月前

初心者であるカボの修行シーンや元々よく音楽を聴くほうだからノれる幅が広いといった背景を省略して、ただひたすらダンスシーンを見せたいというのが伝わってくる。ただのスポ根ともまた違う感じ。 ダンスバトル編に入ってからはダンスシーンの迫力に磨きがかかり、音が可視化されるワンダさんのダンスやコブラを画面内に召喚してしまう恩ちゃんなどの「異能バトル」っぽいノリも面白い。 あと何よりビートの上では男女が対等になる点を描けてるのも大事。

夜明け前に死ぬ

夜明け前に死ぬ

夜明け前に死ぬ
寸々
寸々
8ヶ月前

男女間でのスワッピング有りのヴァルキリードライヴマーメイド。 血縁関係が敵対してくるあたりは王道の少年漫画っぽいか。 男男、女女ペアで最終的な決着を描いていたのは好感が持てた。 夜子・キング間の「能力の評価と純粋な好意の非対称性」を、エトワールの最後のセリフが救ったのも良かった。 いわゆるメリバなので評価分かれそうではあるが、九々・ベルトリーニの過去編などまだまだ読んでみたい要素はあった。 最初からキャラを絞っていたのであまり広げるつもりはなかったのかな…?とも思うけど。

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