まさかの中の人による復讐劇
いわゆる悪役令嬢転生もので、途中まではよくある断罪されなくなった悪役令嬢コースだったのですが‥最終的にやっぱり断罪コースへ。 心折れた転生した女の子エミの意識は存在がわからなくなり、再びもとの悪役令嬢に戻ります。 ただし、邪神を呼び出すような悪役令嬢レミリアでなく、転生した女の子エミの記憶で愛されて満ち足りた、さらにゲームの展開まで知っている存在となって! レミリアという存在を大切にしてくれたエミのため、貴族社会の仕組みと、エミのチート知識を身に着けた真レミリアはとことん、とことん、あの女に復讐するため駆け回ります。 痛快な悪役快進撃です。 この漫画、転生者エミ以外の学園内の人間はみんな酷くねじ曲がった悪役顔をしています。 中の人がバトンタッチした悪役令嬢レミリアも、エミの笑い方を意識しないとねじ曲がった笑みを浮かべてしまうほどです。 マンガのイラストは美麗で、コマ割りも読みやすく、さらに原作者描き下ろし小説までコミカライズしてくれているサービス精神。 ストーリーもおもしろいのですが、本当に、すごく読みやすくて、見せ方がお上手で、するすると読めてしまいます。 タイトルで、んんー?と思ってしまうかもしれませんが(思いましたが)、これは読んでみてほしい漫画です。