3話まで読むとじわじわハマってくる
岬かいり先生のイヤホラ大喜利
「こんな世界はイヤだ!どんなの?」 このお題に対して、岬かいり先生が描いたオムニバス大喜利ホラー集だと思っていました。 ジャンルとしてはスプラッタやスラッシャーなどではなく、読後感が苦かったり後味が悪い「イヤミス」のようなホラー漫画、「イヤホラ」とでも呼べばいいのかな? しばらくオムニバスが続いていましたが、これらの現象の原因たる存在が表に出てきて、全体の縦軸が見えてきつつあるところで、今後の展開が楽しみです。
白と黒の迫力
手塚治虫のどろろリメイク作品 設定のベースはどろろに準拠してるけど、カネコアツシが近未来SFのオリジナルストーリーを作り上げてほぼ別作品と言っていいぐらい綺麗に仕上がってる スクリーントーンは(ほとんど)使わずに線とベタで描かれて迫力満点
ワケあり敏腕芸能記者が変死事件に迫る
※ネタバレを含むクチコミです。
誰の心の底も見えない。貴族社会、こわい。
大量殺人&放火をした極悪人ネネオの前では、ほわほわのほほんとした追放令嬢のフレイヤがかわいい。 そんな彼女に癒やされている、男二人もとても良い。 ネネオの傷を隠していたものは2巻でペリッと剥がされ、過去の傷が少しは癒えて生きていきやすくなった。 3巻以降はフレイヤの番ということだろうか。 ほわほわのほほんとしていたから、腹芸なんぞできるのかと思ったら、さすが本家筋の大令嬢。 ちゃんと言うことは言えていた。 義姉が単なる極悪な性格の姉だったら、もっと勧善懲悪展開ですっきりしたのだろうけど、そうでもなさそう。 しれっとひどい言葉を言い合うのに、誰も腹の底を見せない。 イラストはとてもきれいで、笑うフレイヤはとてもきれいで、きっと顔立ちが似た義姉も笑んだらとても優しい顔をしている。 ネネオはいい加減にフレイヤの名前を呼ぶべきだけど、身分差のせいなんだろうか。 4巻発売が楽しみ。
リゾート別荘地に集う訳ありな人々の人間ドラマ
※ネタバレを含むクチコミです。
中学の同級生の再会アオハル
ピュアーーーー😍😍😍 罰ゲームのキスが2人にとっての両片思いの始まり。 (このBLあるあるの「罰ゲーム」ってなんなのよって思うけど😂) 孝汰はこんなにビクビクするって何があった? 中学のその罰ゲームで揶揄われただけで? (まあ同じことでどれだけ傷つくかも人それぞれだけど) そして千鶴は孝汰のおかげで「要らない人間」から「ちょっとはいても良い人間」になれた。 孝汰を追いかけてようやく再会。 距離の縮め方とか2人の気持ちの向き合い方とかが初々しくてまさにアオハル😍
『危険なふたり』感想
暴力はいかなる場合も良くないというのは前提として、自分の大事な人が誰かの悪意によって傷ついたとき、自分はなにが出来るだろうかということを考えさせられる話でした。あと観光地でご当地限定のソフトクリームがあったら絶対食べますね。
「4軍」から始まる大学野球物語!!
※ネタバレを含むクチコミです。
:( ´◦ω◦`):
最後のページが まごうことなきホラーであった 主人公はもう大人を信じられない...
いい奴しかおらん #読切応援
めちゃくちゃよかった!ハッピー!人間みんな頑張ってて超えらい。ちょうど数日前に自分の周りでも結構な雪が降ったんで「あの日もこの登場人物たちのようにそれぞれの人生一生懸命やってたんかな。すげえなあ」と思いました。よくよく考えてみれば毎日そうだろうし当たり前だろって分かるんだけど、この作品のお陰で改めてすごいと思えたし周りを見る目が変わるというか優しくなれるようなそんな良質な読切でした。最後はマジで泣きそうになった…!
面白かった
途中、うう、せつない...と思ったけど ハッピーエンド万歳\(^o^)/
お幸せに...
面白かった。 よく見ると(よく見なくても)後頭部がない相手を人間かどうか迷うあたり、主人公もポンコツアンドロイド(自分は人間だと思い込んでいる)か何かの可能性が...。
前世の記憶
面白かった。ちょっと泣いた。主人公の意思の強い感じの顔が印象的だった。 相手を求めるのが恋、相手の幸せを願うのが愛...
傷?
冒頭で「一生消えない傷を残した」ってあったから、余程酷いことを言うなりするなりしてしまうのかと思って読んだので、終わり方に拍子抜けした。 傷つけるというより、図らずも生き方を別人のように変えさせてしまっただけで、相手がそっちの方が幸せなら、相手にとってはそれで良かったのでは。 むしろ傷ついたのは、自分の好きだった相手の言動パターンや人生のあり方を変容させてしまった主人公側かもしれない。 自分は過去に「自分の影響で友人が誤った選択をして少し失敗したのかもしれない」時、勝手に責任や申し訳なさを感じた。 この漫画の主人公ほど他人の人生を大きく変えてしまったなら、その戸惑いや後悔や苦悩のようなものは大きいだろうと思う。 この主人公の中に、「かつての大好きな相手の姿が自分によって失われてしまった事への やるせない気持ち」や「変わってしまった相手とでも 仲良くなれて嬉しい気持ち」がそれぞれどれくらいあるのかが伝わってこなくて、想像するしかなかった。
People
人間それぞれ抱えているものがあって、それでも他人に優しくあろうとする姿が描かれていてとても良い。 絵もめちゃくちゃ好きだ!
こんな思春期過ごしたら
本命の恋人がいながら、友達の恋人とキスをしたり手を繋いだりそっと触れたりの「予習」をする。 そんな都合のいいことあるわけないし、していいわけない、なのに止められない。 恋人のことが本当に好きなのに、背徳感や性欲に唆されてどんどん予習相手を好きになってしまう感覚が伝わってくる。思春期のうちにこんなことしてたら頭おかしくなっちゃうよ…!! とにかく予習相手・北見さんのキャラクター性が素晴らしい。 ショートカットで幼く見えるのに妙な色気があって、天真爛漫なのに影があって、こんな女の子が身近にいたらどうにかなりそう!と、自分まで思春期男子の気持ちになっちゃう……! ひとまず大人であることは忘れて、思春期男子になったつもりで読んでみましょう。一緒に悶えましょう。
破壊衝動&「強迫症」全部盛りの男の日常
※ネタバレを含むクチコミです。
「弐瓶勉が描くファンタジー」に望む物が満載 #1巻応援
「弐瓶勉が描く迷宮探索ファンタジー」。 男はこういうのを渡しておけば喜ぶんだよフェルン、とフリーレンも言いそうな勢いの作品です。 私は制約と誓約によりここ数年ゲームを死ぬほど我慢し続けているのですが、家族がとても楽しそうに隣で『シレン6』をやり続けているのに遂に負けて3時間だけ遊んでしまいました。最初のダンジョンをクリアして、久々のゲームの″味″にカイジが労働明けに飲んだビールくらい犯罪的に脳に熱く沁みました。 ローグライクであれ、『ドルアーガの塔』であれ、『スペクトラルタワー』であれ、『煉獄』であれ、『メイドインアビス』であれ、未知と危険がひしめく迷宮を一階層ずつ踏破していくものは無条件で堪らなく大好きです。ましてや、それを『BLAME!』や『バイオメガ』の弐瓶勉さんが描くとなれば。 しかし、弐瓶ファンとしては読み始めてすぐに「あれ、画風が違う?」と違和感を抱きました。直近の『大雪海のカイナ』と比べても、主線が非常に太くラフになっています。もしかすると、多くの箇所が一発描きなのかなとも思わせられました。体調的な問題で無理なく描ける画風を模索しているのか、ページ数を描くために作画カロリーを下げているのか、世界観に合わせ敢えてこういう形を取っているのかは解りません。 本音としてはもっと本気で描き込まれていたら更に凄いものになるだろうなとは思いつつも、元々の画力が高いのでラフな画風でも十分に魅力的であることは確かです。そして、何しろ旧来のやや硬派で仄暗いファンタジーとの相性が抜群です。「竜の塔」が見開きでバーンと出てきたときに否応なく高まるテンション。言葉ではなく絵で世界観を叩きつけられるこの感じ、昂ります。 ボス級モンスターの造形なども流石で、それぞれの階層のボスの見開き登場シーンなども根源的な恐怖を呼び覚ますかのように悍ましく、それ故に魅力的です。亜人系のキャラクターの造形センスも流石で、弐瓶勉さんの良さが溢れ出しています。 『タワーダンジョン』という、シンプルでストレートで無骨なタイトル。そこに求められるものが間違いなく詰まっています。 元々ゲーム的な魅力もあった弐瓶さんが描く、ハードな世界観のファンタジー。読んでいる間は非日常的な空間へと誘ってくれます。弐瓶ファンにはもちろんのこと、強大な敵が跋扈するダンジョンでの冒険のワクワク感を味わいたい方にもお薦めです。
舞台俳優2人の演技が本物に
舞台俳優のんのことが好き過ぎて追いかけてきたナオが憧れののんとBL演技。 緊張ガチガチで演技できなくなるナオに「本物の恋人」として付き合っていく提案をするのんだけど、2人がどんどんリアルに惹かれあっていく様子がドキドキした。 イラストも可愛いし本心をお互い知るまでの両片思いの時点で既に激甘でとても良かった😍
ストーカー行為が歓迎される、とは?
信春くんがよく分からなかった。 信春くんをストーカーみたいに追いかけているかなめくんの行為をそのまま受け入れたのもよく分からなかったけど、なにより占いありきで好きになったのもよく分からなかった。かなめくんもそこにショック受けてたけど(←占いがなかったら対象にすらなってなかっただろうということ)占い結果で気持ちが左右されることに宗教的なものが見えてイマイチだった。
蝋燭姫
「守る者と守られる者」「野蛮と高貴」の関係性からお互いの胸の思いを口にし、死の瀬戸際で王女と侍女の役割から解き放たれるラスト。この描き方がとても好きだった。 カメラの使い方というか、1コマ1コマがキャラにクローズアップした画面も印象的。やや読みにくくも感じるが、キャラクターの顔がコマ枠をはみ出すように描かれるからこそ、2巻でのスクワ姫の豊かな表情変化が効いてくる。
田舎の美少年
地方差別×ルッキズムをすごい速度で主張してくる漫画が目に入ったので冷やかし程度に買って読んでみたけど、コメディ調のまま「田舎の」「美少年」を(暴力的に)独占して行く流れになり、すごかった。
夢想のまち
ただの雰囲気漫画…では終わらせない、読ませる何か(というか物語の意図みたいなもの?)があるような気にさせられる。 夢と現実の境界が曖昧なお話の中で、印象的なセリフが多い。
1話目読んだときはギャグの方向性が明後日過ぎてちょっと微妙かなって思ってたんだけど3話くらいまで読むと、明後日の方向に投げられたギャグがブーメランみたいに直撃する感じで笑えてくる。