3人の自殺志願者が集まった廃寺。
そこに、突然現れた男・レイジは祖父の遺言でその廃寺の地下にあるものをみつける。
それは、旧日本軍が隠していたという大量の覚醒剤。
しかも、かなり高品質なもの。
人生に絶望し失うものは何もない3人は、これを売って人生に再起をかけるという展開。
クスリで成り上がる系の話、最近増えてますよね。
「銭麻」とか「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」とか。
この手の裏社会系ジャンル好きなので本作も、ドンズバでした。
この手の話はとにかく反社的な人間と駆け引きしたり、追われたりする展開がメインなのですが、本作は際立ってスリリングかつ展開が速いのが特徴だと思う。
読んでてたえずヒヤヒヤするし、やばい奴がでれば次の瞬間出会って抗争に発展するし。
あまり休む間もなく、どんどん繰り出してくるので、読んでて飽きない&緊張感がよいです。
暴力表現とか、結構、クズな親とか目を覆いたくなる描写も多いので、その点は注意が必要ですが、ハマればハマルと思います。
僕の人生を変えたのは、たった一滴の液体だった。それは後にこう呼ばれた。「ゴールデンドロップ」と――。自殺をするために廃寺院に集まった大矢・アズ・十三の3人が出会ったのは、謎の男・レイジと大量の覚醒剤だった。「どうせ死ぬつもりなら、運ぶのとか売るのとか手伝ってくんない?」レイジの一言から、4人の運命は動き始める。
僕の人生を変えたのは、たった一滴の液体だった。それは後にこう呼ばれた。「ゴールデンドロップ」と――。自殺をするために廃寺院に集まった大矢・アズ・十三の3人が出会ったのは、謎の男・レイジと大量の覚醒剤だった。「どうせ死ぬつもりなら、運ぶのとか売るのとか手伝ってくんない?」レイジの一言から、4人の運命は動き始める。