ラストがどうも…
予報にない雨が降り始めた日に1人だけ濡れてないクラスメイトがいた。彼女は頭の中で組み立てて創り出した他人には見えない透明な傘を差しているという。そうして構造が分かっているものなら何でも創れてしまうエスパーのスイちゃんがある事件を巻き起こしてしまう…という話です。 主人公2人の出会いにワクワクしたのも束の間、進級で違うクラスになってしまいスイちゃんが孤独にいじめに耐えてる姿を見るのは辛かったです。でもそこからのテツヤ誕生にはテンションが上がりました。最後はキャラも増えて大団円で終わったけど、ショーコの魅力が伝わりきらないまま終わったように感じたな…。個人的は2巻が好き!
完結巻発売されたら一気読みしたいと思ってとっておいた作品です。
自分の想像したものが現実になったらどうなるんだろう。みたいな話。
学校や職場が爆発しないかな~なんて、誰もが一度は考えたことあるはず。
スイちゃんはそんな想像を現実にしてしまう力を持っている。
最初は傘作れるなんてめちゃ便利やん!ショーコはアホっぽくてスイちゃんは冷静で大人っぽくていいコンビだな~と思ってたけど、だんだん不穏になってくる。
想像力って無限大で素晴らしいかもしれないけど、だからこそ怖いな…と初めて思った。
ラストすごいよかった…うまく言えないけどとにかくよかった。
ラストスパートの盛り上がりも最後の数ページもすごく好き。いい作品に出会えた。