ある雨の日、女子高生の狛江ショーコは、同級生の片桐スイが不思議な力を持っていることを知る。ふたりの出逢いをきっかけに、やがてひとつの街を巻き込んだ『空白』をめぐる物語が動き出す―――。
想像したものを目には見えない“空白”として生み出すことができるスイは、イジメをきっかけに次々と凶器を作り始める。 しかし、ショーコの「彼氏を作ろう」という提案から、やがて人体生成に夢中になっていく。 時を同じくして、ふたりが住む空代市で奇妙な出来事が起こり始めるが――。
スイが気づかずに生み出していた『透明な犬』は、凶暴性を増しながら次第に空代市の生活を脅かすようになる。ついにショーコとスイの前に現れたその獣は、ふたりに透明な牙を剥く――。『空白』をめぐる物語、最終章。
予報にない雨が降り始めた日に1人だけ濡れてないクラスメイトがいた。彼女は頭の中で組み立てて創り出した他人には見えない透明な傘を差しているという。そうして構造が分かっているものなら何でも創れてしまうエスパーのスイちゃんがある事件を巻き起こしてしまう…という話です。 主人公2人の出会いにワクワクしたのも束の間、進級で違うクラスになってしまいスイちゃんが孤独にいじめに耐えてる姿を見るのは辛かったです。でもそこからのテツヤ誕生にはテンションが上がりました。最後はキャラも増えて大団円で終わったけど、ショーコの魅力が伝わりきらないまま終わったように感じたな…。個人的は2巻が好き!
最終話を読み終わって映画を一本観たような感覚になれた。 充実感の得られる作品でした。 このぐらい完成度高い作品だと人にオススメしやすいし、ちょうどいい長さでもある。 読みやすいと思うしぜひ読んでみてほしい。
完結巻発売されたら一気読みしたいと思ってとっておいた作品です。 自分の想像したものが現実になったらどうなるんだろう。みたいな話。 学校や職場が爆発しないかな~なんて、誰もが一度は考えたことあるはず。 スイちゃんはそんな想像を現実にしてしまう力を持っている。 最初は傘作れるなんてめちゃ便利やん!ショーコはアホっぽくてスイちゃんは冷静で大人っぽくていいコンビだな~と思ってたけど、だんだん不穏になってくる。 想像力って無限大で素晴らしいかもしれないけど、だからこそ怖いな…と初めて思った。 ラストすごいよかった…うまく言えないけどとにかくよかった。 ラストスパートの盛り上がりも最後の数ページもすごく好き。いい作品に出会えた。
予報にない雨が降り始めた日に1人だけ濡れてないクラスメイトがいた。彼女は頭の中で組み立てて創り出した他人には見えない透明な傘を差しているという。そうして構造が分かっているものなら何でも創れてしまうエスパーのスイちゃんがある事件を巻き起こしてしまう…という話です。 主人公2人の出会いにワクワクしたのも束の間、進級で違うクラスになってしまいスイちゃんが孤独にいじめに耐えてる姿を見るのは辛かったです。でもそこからのテツヤ誕生にはテンションが上がりました。最後はキャラも増えて大団円で終わったけど、ショーコの魅力が伝わりきらないまま終わったように感じたな…。個人的は2巻が好き!