作家が好きに描いてるという意味でも「自虐の詩」は好きだと思う
東京の街で文鳥と暮らす、漫画編集者の塩澤さん。 塩澤さんという男がどんな人間なのか、本文に滲み出ている。 文鳥と敬語で会話。物は多いが整理された部屋。深々と丁寧にお辞儀。文房具全てに名前シール。横断歩道では手を挙げて。待ち合わせには1時間前到着。 そんな塩澤さんは、どれほど真摯に仕事に向き合ってここまできたのだろう。そんな中、仕事を辞めた。 この先、愛する漫画とどのように向き合っていくのか。 塩澤さんの新しい生活が始まる。
マンガから訣別した人、マンガが上手く描けなくなった人、自分のマンガが認められない人。それぞれ事情はあるものの、皆命懸けでマンガと対峙していました。作り手にとってのマンガの魔力のようなものを感じる作品です。これからマンガを読むときの姿勢にも影響しそうな。余韻がすごいです。
松本大洋さんが、大好きです! 竹光侍 ピンポンetc全部読んでます。 脚本になられたお芝居を見たり。 犬王の映画も良かった! ヒゴロ良かった〜 3巻楽しみにしていたので、じっくり時間をかけて読みました〜 人間の匂いみたいなものが伝わってくるんですよね松本大洋さんの絵 こどもさんの絵が好きなのですが、ヒゴロは大人ばかりでも気持ちや心がこどもな大人たちのお話のように感じました!
おもしろすぎる1話だった。清掃業の傍ら「自分には他と違うなにかがある」と信じ小説家を志すも、賞にはかすりもせずすり減る毎日を送る主人公の黒川。ある日、仕事のために赴いた個人宅は憧れの作家の家だった。しかしその作家の正体は、高校時代変わり者で凄惨ないじめの標的にされていたクラスメイトの天野だった、という衝撃の展開。 高校卒業から10年。あまりにも違うふたりの状況、そして黒川が天野宅に呼ばれた理由がまたとんでもない。びっくりしすぎて笑ってしまった。屈辱とはこのことだなと。これからこのふたり、どうなるんだろう!?
※ネタバレを含むクチコミです。
昭和半ば、男は外で働き女は家を守るものという思想が根強く、職業婦人という言葉はあるもののまだ一人前の仕事はさせてもらえない時代。父を亡くして働くことを余儀なくされた主人公・百合がビスチェという華美な下着に出会い「見せないオシャレ」を知ることで、少しずつ世の女性の生き方を変えていく!?という話。好きなものや値段は張るけど良いものを身につけると背筋が伸びる感じすごくわかる! 今は出版社で記者?をしているけど、そのうち下着の仕事をするようになるんだろうか?朝ドラとかにありそうなテーマだなと思いました。
大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。理想の漫画誌を作るため、自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、東京の空の下、それぞれの人生が交差する。
作家が好きに描いてるという意味でも「自虐の詩」は好きだと思う