爽やかな青春漫画になりそうな予感
読みました。絵が上手い! いじめられっ子な主人公が研究員の母親が作ったAIロボットと出会ったところまで。 絵柄のせいか、すごく爽やかな方向にいく気がします。 aiロボットが最初に歌うってところが良いですね aiというモチーフと感情が必ず乗る歌という対極のモチーフが合わさってるのが良い。 今後に期待です
ある日、サトミのクラスに転入してきたのは研究者の母親が作ったAIのシオン。転校初日にクラスで孤立しているサトミを前に「私がしあわせにしてあげる!」と突然歌い出した。思いもよらない行動でサトミやクラス中を大騒動に巻き込んでいくが、一途にしあわせを願う彼女の歌声は、サトミに変化をもたらし、クラスメイトたちの心も動かしていく――。『イブの時間』『サカサマのパテマ』の吉浦康裕監督最新作を四季賞出身の期待の新鋭が最速コミカライズ!!
去年劇場で予告編を見てから公開をずっと楽しみにしていたアニメーション映画のコミカライズ作品です。映画を見るまでは…とマンガ版を我慢していたのですが、先日鑑賞でき、無事にドハマリしたのでこちらも読みました。結論を先に書くとめちゃくちゃよくできておる…。
出来れば前情報無しで触れてほしいと感じる作品なので、ストーリーについてはここでは特に触れませんが、マンガ版は適度に省略をはさみつつ、主人公のサトミの心情やシオンの思考にフォーカスされるシーンが細かく追加されていて、映画を見て好きになった人こそ嬉しくなる仕上がりだと感じました。
絵も本当にスゴくて、特にミュージカルシーンはシオンの衣装や歌詞の表現などアニメではできない描き方がされているので鑑賞済みの方は「おお…!」となるのではないでしょうか(なりました)。
個人的には映画を見てからマンガ版で良さを再度噛み締める…という楽しみ方がいいのかなと思いましたが、ちらっと読むだけでも劇場でもシオンの歌声を浴びたくなってしまう、そんなパワーを持ったコミカライズだと思います。
劇場公開中のこの機会にぜひ映画・マンガ両方とも楽しんでほしいです。