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サタノファ女塾
1年以上前
181話の考察ー 新藤の体の謎 「毒母乳の異常な噴出量」 「血液の毒素は 母乳より強力」 新藤は、こんな毒だらけの体で マジで大丈夫 なのか? まあファンタジーなら 有りだろう。 だが、サタノファニは脳科学をベースにした 科学的要素も大きい作品なのだ。 よって、新藤の体には 毒に抗する科学的な 秘密が隠されているはずなのだ。 そもそも、血液自体が毒とはどういう事か? 人間の体には、肝臓や腎臓、膵臓などによって 毒素を中和、ろ過し、外に出す働きがある。 しかし、血液が強い毒素のままだと 肝臓、腎臓 膵臓などが 毒素の処理に追いつかなくなる。 処理が追い付かず、 毒素の強い負荷がかかった ままだと、終いには 肝臓、腎臓、膵臓の働きが ダメになってしまうのだ。 結果、体は毒でボロボロになって 死に至るのが 当然なのだ。 ところが、それでピンピン生きているという事は、 「人工的に毒を処理する装置」を 体に付けている としか思えないのだ。 恐らく、あのゆったりした教団服の内側に、毒を 緩和する装置が付いていると考えられる。 新藤は、そんな装置がなければ 生きていけない 障がい者みたいな体なのではないか? 小夜子はそれに一早く気づき、新藤の体の秘密を 解き明かし、新藤を解放すると期待している。

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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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