ここ数ヶ月で「バカ姉弟」以外の単行本化されてる安達哲作品をほとんど読んできたけど、ダントツで「幸せのひこうき雲」がよかった…。世間的な代表作は「さくらの唄」「お天気お姉さん」かもしれないけど、この2つの後に描かれただけあって、漫画家・安達哲にとっての到達点のような最高傑作だった。超簡単にあらすじを説明するとサディスティックな女教師におもちゃにされる少年の話なので、現代の価値観でいうと連載するのも難しいだろうし、こういうのを読むのも嫌な人もたくさんいるだろうけど、まさにファム・ファタールって感じでオチも含めて圧倒されます。考えてみると「キラキラ!」みたいなラブコメを描いていた頃から、安達哲にとって女の光と闇がテーマの1つなのかもしれないと思った。正直にいうと「バカ姉弟」は興味がなかったけど、「幸せのひこうき雲」があまりにもよすぎて、この後にどんな作品を描いてるのか気になってしょうがなくなってきた。

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ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

しあわせのひこうきぐも
幸せのひこうき雲
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お天気お姉さん

お天気お姉さん

女神降臨そして昇天!時代が彼女を求めていたのか!?ニュース本番中、局内大パニックの衝撃映像で時代の寵児(ちょうじ)となったのは、新人アナのお天気お姉さん、仲代桂子(なかだい・けいこ)。人者アナの座を奪われた先輩アナ、河合倫子(かわい・みちこ)のイヤガラセに対しても完璧なまでに復讐を遂げ、ずんずんとゆく桂子。彼女の進む道をさえぎるものは何もない。今日も姉さんがゆく!

さくらの唄

さくらの唄

鬱屈(うっくつ)した日々を送っていた高校生・市ノ瀬利彦(いちのせ・としひこ)は、絵画を通し、学校のマドンナ・仲村真理(なかむら・まり)と親しくなる。彼女主演の映画を作り、文化祭で上映するべく、級友達と活動を始める利彦。真理という明るい太陽に照らされて、利彦の青春はようやく煌(きらめ)き出す――はずだった。’90年代、日本中の青少年の脳髄を揺さぶった、青春漫画の金字塔!!

バカ姉弟

バカ姉弟

バカ姉弟(きょうだい):豊島区巣鴨在住。ふたりは3歳(推定)。けがれなき子ら。多忙な両親は留守がちだけど、ご近所のみんなに愛されて、今日も元気に暮らしてる!読めば読むほど味わい深い、見れば見るほどかわいい。安達哲が贈る現代のおとぎ話、オールカラーコミック26話&描き下ろしイラスト多数収録。

キラキラ!

キラキラ!

高校2年生の慎平(しんぺい)は、刺激を求めて参加したエキストラのバイト先でひょんなことからスカウトされ、タレントなんかになる気もないのにあれよあれよという間に青晶(せいしょう)学園の芸能科に転校してしまい……!?――「すごく楽しいところよって言ってあげるわ」芸能学校のきらびやかな生徒達とフツーの高校生との友情、恋愛、失意。“ここではないどこか”に向かって跳ぶ若者達の青春群像。

ホワイトアルバム

ホワイトアルバム

「かったりーよなァ、これから懲役3年だぜ」。第一志望の高校に落ちて黒目高校に来た鮎川健一(あゆかわ・けんいち)は、新学期早々、高校生活に絶望していた。人生を狂わした原因、今井亜希子もなんと同じクラス……。評判の美人、藍沢由美と、由美の元彼の臼井宏幸。同じ学校で偶然出合った高校生達が織りなす、それぞれの物語──安達哲鮮烈のデビュー作。

総天然色 バカ姉弟

総天然色 バカ姉弟

「総天然色」のマークをつけて、ご姉弟が帰ってきました! 街の人たちの気持ちをギュッとつかんで離さない巣鴨在住のご姉弟。圧倒的なカワイさは10年たっても変わらず健在!! この機会にぜひとも愛でてやってくださいな。本書は単行本第5巻まで発売となっている『バカ姉弟』の続刊です。YMKC『バカ姉弟』第1巻と内容が違いますので、ご注意ください。

これこそ安達哲の最高傑作では?にコメントする
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