父の背を見て育つって言うがウィードは大事な時期を父と過ごさなかったし、父のことは理想の男、理想の総大将としての姿だけを優しい母に教えてもらうだけだったもんな
ウィードは父親らしさと総大将らしさを同一に考えてるようでなぁ

父親としても偉大かと言われるとな
桜が出産間近な時に仕事優先して仲間に預けて、しばらく経ってから行方不明に気づくような奴だしなぁ

桜も息子の前では奥羽軍や銀に対する弱音も愚痴も吐かず泣きもせず称賛しかしなかったようだし、ウィードは都合の良い事しか考えられなくなってしまったんだろうなぁ

誠が父親の文句言ったらウィードはそれ以上父さんのことを悪く言うなら許さないぞ!ってキレてたしね。
でも法玄の処罰決めるときは自分と意見を違えるなら父さんにも牙を剥くぞって宣戦布告しかけたし、万が一銀がウィードに反対したら父さんは偉大な総大将でも父親でもなかったんだって勝手に悲嘆してキレそう。
銀は放置してた罪悪感なのか息子の言う事やる事にはずっと異論を出さないし、歪んでるな。負の連鎖。

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この世界の片隅に

漫画と映画を久しぶりに見返した!

この世界の片隅に
かしこ
かしこ

2025年のお正月にNHK広島放送で映画「この世界の片隅に」が放送されたのは、今年で原爆投下から80年が経つからだそうです。この機会に私も久しぶりに漫画と映画をどちらも見返してみました。 やはり漫画と映画の一番の違いはリンさんの描き方ですよね。漫画では夫である周作さんとリンさんの関係について触れられていますが、映画ではありません。とくに時限爆弾によって晴美さんと右手を失ったすずさんが初めて周作さんと再会した時に、漫画ではリンさんの安否を気にしますが、映画ではそれがないので、いきなり「広島に帰りたい」という言葉を言い出したような印象になっていました。映画は子供のまま縁もゆかりもない土地にお嫁に来たすずさんが大人になる話に重点を置いているような気がします。それに比べると戦時下無月経症なので子供が出来ないとはっきり描いてある漫画はもっとリアルな女性の話ですよね。だから漫画の方が幼なじみの海兵さんと2人きりにさせた周作さんに対して、あんなに腹を立てたすずさんの気持ちがすんなり理解することが出来ました。個人的には男性達に対してだけではなく、当時の価値観で大事とされていた後継ぎを残せない自分に対しての悔しさもあるのかもしれないと思いました。けれどもあえて女性のリアルな部分を描きすぎない選択をしたのは、原作である漫画を十分に理解してるからこそなのは映画を見れば明らかです。 久しぶりに漫画と映画を見返してどちらも戦争が普通の人の生活も脅かすことを伝えているのはもちろん、すべてを一瞬で無いものにしてしまう核兵器の恐ろしさは動きのある映画だから強く感じた喪失がありました。そして漫画には「間違っていたら教えて下さい 今のうちに」と巻末に記載されていることに初めて気づきました。戦争を知らない私達が80年前の出来事を想像するのは難しいですが、だからこそ「この世界の片隅に」という物語があります。どんなに素晴らしい漫画でもより多くの人に長く読み続けてもらうのは大変なので映像化ほどの後押しはないです。これからも漫画と映画どちらも折に触れて見返したいと思います。

ぎんがでんせつのあ
銀牙伝説ノア 1巻
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