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さっき全3巻読み終わって、その勢いで感想書いた方がいいような気がして、書いてます。
読んでいて常に思ってたのは、みんな会話でちゃんとコミュニケーションをとっているな、ということでした。他のマンガはそうじゃない訳ではないですけど、語彙力のある人たちの会話って読んでてすごく気持ちがいいです。
だからこそ、榊さんのお母さんが発する言葉がすごく幼く感じたし、直達がカツアゲしたあと募金箱にお金を突っ込んだ行動がなんかぬるっと印象に残っている。なにより、怒りたいのに怒れない、怒ったら負けだけど怒らなきゃ、みたいな葛藤がものすごく伝わりました。すごくわかる…!
そして、物事を伝達するタイミングがいちいち神がかっている。あっちいったりこっちいったりするのに、拗れて変な風にならないで伝わってる!みたいな(すれ違いとかイライラしてしまうタイプなので)。
対して、細かくて独特なユーモアが紛れていたり、シャレの効いたサブタイトルに癒されます。
これは本当に良い全3巻でした。