面白いのに未完なのがもったいない
31歳の主人公・小巻はろくに働かない夫に愛想を尽かして娘・のんちゃんを連れて実家に戻ります。結婚してからは職歴がないながらも自立しようと不動産屋の事務やスナックで働き始めますが上手くいきません。しかし小料理屋の大将が作ったさば味噌の味に惚れ込んで料理を仕事にしたいと考え始めてからは、どうにか弁当屋を開こうと奮起します。 3歳下の旦那は離婚が成立したのに小巻の為に店舗を借りて借金を作ったり、そんな支離滅裂な行動ばかりする旦那に対して小巻も体当たりで応戦していくんですが、なかなか血の気が多いです。彼ら以外にもちょっとどうなの…と思うような人がたくさん出てきますが、小料理屋の大将はとても人間が出来ていてこの漫画の良心だと思いました。でも現実の人間関係ってこれくらい密でややこしいですよね。しかも主人公31歳ってまだまだ若いし、血の気も多くなるのはしょうがないか…。 まだまだこれから!ってところで完結するのが実にもったいない。たけおクンとの恋愛の今後も気になるところでした。
タイトルに「新装版は買わないほうがいい...」と書きましたはあの場面で終わるのはちょうどいいかもって今になってちょっと思いますね...
映画公開に合わせて新装版を作るなら3巻までの方が読後感は綺麗かもしれませんね…。でも4巻にはたけお君との急接近シーンもあるし、読まないのはもったいないような。難しいところですね。