4巻以降はすごい好き
よかった点 ・幕末の感じと小山ゆうの人間臭い描写があっていて好き ・以蔵の最後は何回読んでもいい 総評 ・1から3巻が苦手で読み返す時はいつも4巻以降から読むが傑作だと思う ・「武田鉄矢」が嫌いだから読まないというのは勿体無い
弱虫な竜馬は、近所でもいじめっ子の的で、姉の乙女に助けられる毎日。そんな竜馬も7つになり学問は楠山塾、剣道は日根野道場にはいるが、塾でも道場でも落ちこぼれ。とうとう塾を退塾となる。しかし母、幸は病の床でも竜馬を優しく見守ってくれる。そんな幸と花見に出かけた竜馬を見つけたいじめっ子達だが、幸の親切心に心を打たれた彼らは、幸のために捨てられた傘で日傘を作ってくれた。そこに通りかかった上士。土佐では禁止されている郷土の日傘を目撃された竜馬達は…。激動の幕末に一陣の風を送りこみ、炎のように生きた男・坂本竜馬。その英雄の若かりし時代を描く、幕末風雲大作!!
幕末史を題材とした漫画はたくさんあってどれから読もうか迷いますよね。もし自分が子どもや歴史苦手な人にオススメするとしたら「お~い!竜馬」を推したいと思います。
”武田鉄矢史観”とも言うべき、驚異的に分かりやいストーリーに加え、小山ゆうの描く偉人たちの人間臭いこと!
細かい史実や、内容の正確など二の次で良いと言わんばかりの人物像のオンパレードですが、歴史に興味を持つ取っ掛かりとしては、これくらいで丁度いいのです。
大クセのある武田鉄矢、小山ゆうの思想が強いので、幕末のイメージが固定化されないよう注意が必要です。
「お~い!竜馬」を読み終わった後は、他の幕末作品(壬生義士伝や風雲児たち)を読むとバランスが取れると思います。