本物の作品
2回目の感想になります。 つい先程、最終話を読み終わりました。 意志強ナツ子先生は全くブレない。カルト宗教とか自己啓発みたいなものを斜めから見た作品なのかと最初の最初はちょっとだけ思ったけれど、意志強先生は真っ直ぐな目で見つめて描いている。 何かを信じるということは頼るとか縋ることにも似ていて、それは不安な気持ちを誰かに丸投げするような行為に思えたりもする。 でも、信じ続けることは違うのだ。 信じ続けることは真実すら変えてしまうほどの強さがある。 証明したもん勝ち。意味のない偶然なんてない。 あまりに鮮烈で力強い言葉に圧倒される。 わたしはいち読者でしかないので、意志強先生が本当に伝えたいところを100受け取れたかどうかはわからない。 それでも、100伝えようとしていること、そこに嘘や揶揄が一切ないことはわかる。 証明したもん勝ち。読んで信じ続ければきっと高次元に行けるはずです。
まず、非日常に取り込まれる。
超感覚知覚?高次元?
混乱している間に、はづきの切実さやアマゾン純子のカリスマ性にあてられる。引っ張られている。
気づいたら、非日常が日常になっている。
超感覚知覚も高次元もボタニカチョコの占いも、確かなものに思えてしまう。飲み込まれる。
次に、強者の理論に魅了される。
強者は強者で在らねばならない。失敗は許されない。嘘でもなんでも証明してしまえばこっちのもん。
信じるものは救われるという言葉があるけれど、たぶんこういうこと。
さらに、いちばん苦しいことは何か知る。
求められたいひとに求められない苦しさ。自分を信じて突き進んでいても、認められない、キスしてもらえない、ただそれだけがいちばん苦しい。
でもその苦しさが人間力を高めるのかも…?
読んで飲み込まれてみたらわかる。証明してしまえばこっちのもん。2020年5月6日までトーチwebで全話読めるのでぜひ読んで!
最新話はかなり衝撃的展開です!