緊迫感がすごい
東京で震度5あったあと、テレビで日本沈没を見て原作気になりちょい読み勢です! テレビだと邦画の独特のテンポに飲まれがちでしたが漫画だと緊迫感とスピード感すごいですね…。 映画(テレビ)もいいけど漫画を推したい! 日本沈没という突拍子もないタイトルですがあり得ないと一蹴できない地震火山大国…。 地下、海底、色々な視点での理屈も述べつつヒューマンストーリーもあるので説得力あります。 一巻の時点ですでに面白いです!
日本が沈没するという未曾有の大災害をテーマにした小松左京原作のSF小説を、一色登希彦がダイナミックにコミック化した災害パニックドラマ。仕事を終えた深海潜水艇パイロット・小野寺俊夫(おのでら・としお)は、後輩の結城(ゆうき)に連れられて入った雑居ビルの居酒屋で酒豪の女性・阿部玲子(あべ・れいこ)と出会う。その後、店で奇妙な行動をした初老の男・田所(たどころ)が「このビルは危険だ」と言い出して……!?
本作は、小松左京のベストセラー小説「日本沈没」を2006年に漫画化した作品です。原作との相違点はいくつかありますが、日本列島の沈没や崩壊を通して描かれる人間ドラマは原作と変わらない重厚さがあります。日本列島が沈没し、崩壊するという荒唐無稽な設定を成立させるだけの説明が作中できちんとされているため、強い説得力があり、ぐいぐいと引き込まれていきます。自分の居場所が失われていく、自分の居場所が崩壊していくという誰しもに響く普遍的なテーマを取り扱った超大作です。