自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
「多分…小6やったかな。」
で始まる漫画なんて絶対面白いよこれぇ、で、やっぱり面白かったし期待を遥かに超えてくれてありがとうございました。
刺青に詳しい人や、谷崎潤一郎の「刺青」を読んだことがある人が読むとまた印象が違うのかな。びっくりしたのが、練習に豚バラブロックを使っていたこと。これってあるあるなんですかね。
あと最後におとなになった主人公が月刊IKKIのロゴが入ったTシャツ着てたのがウフッとなりました。