堅物小説家と妻が遺したレシピ帳
とにかく堅くて真面目な時代小説家・米蔵は、最愛の妻を病で亡くし、仕事どころか生きる気力さえなくしていたが、妻が遺したレシピ帳に載っているかんたんな料理にチャレンジすることで、自分の小説のファンでもあった妻のためにも生きようと決意するという1話目から感動が止まらない内容でした。料理を入れるお皿を探している時にイラストと同じお弁当箱を選ぶシーンがとても良かったです。
東京2020目前! 100mパラアスリート 菊里は、左脚を失い義足生活の日々を送る高校生。中学生までサッカー部のエースストライカーだった彼は、強豪校に進学してもボールに触れることもなく年下のクラスメイトからも距離を置かれる日々だった。しかし―― ややうさんくさい義肢装具士の千鳥によって競技用の義足と出会いパラアスリートになることを決意する。その千鳥から渋谷のイベントに誘われた菊里だったが訪れた渋谷の路上にはなんと60mのトラックが!? そして自分と同じ大腿義足で同世代のパラアスリートと走ることに―― “新しい”第一歩を走り出した菊里の再生と歓喜の物語は加速する――!!
エースとして中学時代をサッカーに捧げた翔太は、片足が義足の高校生になっていた。
気を使うのも使われるのも面倒なので、人と関わらない生活を送っている。
ある日、小さな子供の危機を救うために反射的に走り出していた自分に戸惑うが、偶然そこに居合わせた義肢装具士の千鳥と知り合ったことでスポーツ用義足を知り、もう一度スポーツの世界へ返り咲く希望を見出す。
来年の東京オリンピック・パラリンピックへ向けて気持ちが高ぶるような連載を期待!