雪国の没落した一族が巻き起こすサスペンス
主人公は雪深い町で豪商として栄えた石動家の末裔だったが、最近では事業も上手くいかなくなっており、父親は贈収賄が発覚した後に急死していた。大学に進学してからは実家と距離を置いていたが、妹が伯父を刺したという一報が入る。 主人公には妹から「このまま逃げるのであれば、誰かを殺すか、自分が死ぬ」とメッセージが届いていたが、なぜ一族とは血が繋がっていない母方の伯父を刺すことになったのか。父が変死した理由、謎の美女の正体、気になることが山ほどあります!
『深夜食堂』の安倍夜郎が描く――人に耳掃除をしてもらうという、そこはかとなく淫靡で、限りなく官能的な世界。人々は“山本耳かき店”で恍惚とした時間を味わい、その先に……!?安倍夜郎のデビュー作にして、初の連作シリーズが、新たなる描き下ろしを加えて待望の単行本化!ファンならずとも一読の価値あり!!
深夜食堂の耳かき版のようなもの。ただ、最高に面白いのは、この世界の住人は皆んな耳かきで性的に達するところ。
18回か....じゃねーよwwww。
でも一人一人の話が深夜食堂同様に面白い。
特に6回の「達人」という回が無音に徹していて印象に残った。台詞だけでなく、書き文字すらないとは、興味深い。